群馬県代表・前橋育英高校の優勝で幕を閉じた第95回全国高校野球選手権大会。投げては高橋光成(こうな)投手が大活躍し、バックの堅い守りもあって、甲子園初出場ながら一気に頂点まで駆け上がった。
6試合50回を投げ、わずか5失点という投球内容が注目されている高橋投手だが、漫画『巨人の星』の大リーグボールを投げたことも話題になっているぞ。そこで今回は、その様子を動画「2013 横浜x前橋育英 リアル 大リーグボール1号」と共にご紹介したい。
・打って良し投げて良しの高橋投手
今大会で一番注目を浴びた選手といっても過言ではない前橋育英高校の2年生エース、それが高橋光成投手だ。188センチの長身から投げる球威のあるストレート、キレのあるスライダーは一級品で、コントロールにも定評があるピッチャーである。
準決勝まで41イニング自責点0という快投だけではなく、準々決勝の常総学院高校との試合では、2点を追う9回2アウト二、三塁から同点に追いつく三塁打を放つなど、バットでもチームに貢献した。
・大リーグボール1号とは
「大リーグボール」とは、「巨人の星」の主人公・星飛雄馬が開発した変化球のことである。1号は打者の動きを予測し、バットを狙って凡打に打たせてとる魔球で、空振りを狙わないところが特徴だ。
・実写版大リーグボール1号
実写版大リーグボール1号が炸裂したのは、18日の横浜高校戦だ。8回裏の横浜高校の攻撃、高橋投手の投げたボールは、しゃがんだ川田選手のバットに当たり、テンテンと転がった。結果「捕ゴロ」となり、まるで大リーグボール1号で打ちとったかのようなシーンだった。
・この動画に対するネットユーザーたちの反応
「間違いないww」
「これは紛れもない大リーグボール」
「こんなに見事な大リーグボール1号は見たことがないな。」
「なんか見た事あるやつだと思ったら巨人の星wwwwwwww」
「高橋光成は大リーグボールもマスターしてるのね」
「一緒に見てた私の父親も認定してました」
などなど、きれいに大リーグボール1号が決まったという意見が多数。偶然の産物とはいえ、リアルタイムで「巨人の星」を見ていたであろう世代の人も認定してしまうくらいのプレーだった。
実力はもちろんだが、チャンスを逃さずに最後まで諦めない姿勢が印象的だった前橋育英ナイン。高橋投手を中心とした素晴らしいチームであった。来年、さらなる成長をして甲子園に戻ってくることを期待したい。
▼実写版大リーグボール1号だ!
▼常総学院高校戦・高橋投手の起死回生ヒット!(3:08〜)
http://www.youtube.com/watch?v=B4vZw8N9J6w