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【三十代女子の恋愛奮闘記】カラオケの選曲センスに注目してみよう

2013年2月26日

メガネフェチ、スーツフェチなど……。これらは異性に萌える際に、ポイントとなる部分を表す言葉です。もしかしたら「貴女は何フェチですか?」と聞かれて、「声フェチ」と答える女性も多いのではないでしょうか? 

異性に萌えるとき、「視覚要素」を重視する男性に対して、女性は「聴覚要素」に重点を置くといわれています。耳は、「会いたかったよ」とか「愛しているよ」、「結婚しよう」などの甘い言葉をキャッチする重要な役割を担っています。したがって、女性が聴覚刺激を重要視するのはごく当たり前のことなのかもしれません。

また、聴覚神経のすぐ近くには「A10」という快感を司る神経があり、その周辺には陰核からの伝達神経が集中しています。ということは聴覚を刺激すると、それが陰核まで伝わる、とも考えられますね。声フェチ女性にとってカラオケは、男性特有の低音ボイスに酔いしれる機会と言えるでしょう。

もちろん、男性の声ならなんでもいいというわけではありません。とかく人気が集中するのは、カラオケの上手な男性でしょう。声も魅力的で歌唱力もある男性が、流行りのラブソングを熱唱すれば、モテるのは当然。ですが、声も歌唱力も先天的に生まれ持ったものなので、声がイマイチで音痴な男性がモテないのは、ちょっと不利な気もしますよね。

そこで私は、声の美醜や歌唱力云々ではなく、もっと平等な目で男性を見ることを推奨します。カラオケで、ほかに判断基準となるのは……。そうです、選曲です。声や歌唱力と違って、その人の内面性までも表す重要なチェック項目こそが選曲なのです。

言うまでもなく、大勢が参加するカラオケで、あまりにもマニアックすぎるインディーズバンドのマイナーな曲を熱唱するのはマイナスです。知らない曲を聞かされて「盛り上がれ!」と言われても、それは無茶というもの。このタイプの男性は、実生活でも空気が読めない傾向が強いです。

では、誰もが知っているメジャーな曲ならOKかと言えば、たしかにその通りなのですが、もうワンランク上の男性をお求めなら、是非とも『金太の大冒険』を選曲する男性に注目してください。『極付け! お万の方』でも良いのですが、曲調がしっとりしているので、それよりはむしろ、アップテンポな『金太の大冒険』がベターでしょう。

ご存知のとおり、捨て身の盛り上げソングです。ミスチルやサザンなどのモテ歌をあえてスルーし、場を盛り上げるために『金太の大冒険』を選曲する男性は、周囲の人を楽しませたいという純粋な心の持ち主です。声の美醜や歌唱力ではなく、男性の選曲センスに反応しましょう。ちなみにこの曲を知らないという方は、カラオケで聞いてみてください。一度聞いたら、二度と忘れられなくなるはずです。

恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ

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