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【三十代女子の恋愛奮闘記】恋愛で痛い目に遭わされたピュアな皆様へ

2013年2月23日

心臓に毛が生えていそうな女性のほうが、実はガラスのハートだったりするものです。繊細な彼女たちは、人を疑うことを知らないため、痛い目に遭わされることもあります。例を挙げてみましょう。

・「真剣交際しよう」という言葉を信じて付き合い始めたものの、彼はちっとも真剣ではなく、当初の言葉は気まぐれから出たものだった。
・「実家暮らしで母親がうるさいから泊まりデートは出来ない」という言葉を信じて、デートはいつもホテルの休憩タイムのみだったが、実は妻子がいた(うるさいのは母親ではなく妻だった)。
・「特定の恋人は作らない主義だけど、キミは俺にとって一番大切な女性だ」という言葉を信じて日陰の身に甘んじている。

せっかく始まった恋を簡単に終わらせなくないし、カレのことが好きだから信じたい気持ちもあるけれど、30年もオンナをやっていれば、遅かれ早かれ相手の不誠実さに気付きます。純粋な気持ちでカレを信じていただけに、そのとき味わう失望は相当なものでしょう。

失望はやがて怒りへと変化し、頭の中には様々な復讐劇が浮かんでは消え、消えては浮かぶが繰り返されます。「カレの会社に乗り込んで大暴れしてやりたい!」と思う人もいれば、カレを待ち伏せして、しびんに溜めた尿をぶっかけてやりたいと思う人もいるはずです。もしくは黒魔術教室の門を叩き、カレに邪気を送るべく魔女修行に勤しむべきかと検討中の女性もいるでしょう。

一般的な恋愛ハウツーでは、「仕返しをするよりも、もっといい女になって、もっと素敵な恋人をゲットするほうがベター」とされていますが、どうしてもカレをぎゃふんと言わせてやりたいなら、何らかの行動を起こすのもアリでしょう。ある程度は心が晴れ、スッキリするはずですよ。もちろん、法に触れるようなことはNGですが。

それにしても、「日々、真面目に慎ましく暮らしている私が、何故このような目に遭うのか?」という気持ちは、どんなに斬新な仕返しをしても拭いきれないですよね。自分に非があるならまだしも、これといった落ち度があるわけでもないのに、どうしてこんな辛い思いをさせられるのか……、考え始めるとキリがないでしょう。

その点に関しては、「結婚時に詐欺まがいの目に遭わないよう、人生における練習だったのだ」と解釈するのは如何でしょうか? ピュアな貴女は、残念なことに人に騙されやすいタイプなのでしょう。結婚絡みで騙されると、金銭面や親族へかかる迷惑など、多大な損失を負うことになります。しかし恋愛で一度失敗をしておけば、結婚時に大失敗する危険性を回避できるでしょう。人間は学習する生き物ですから。

「渡る世間に鬼はなし」という清らかな心は尊いですが、「渡る世間には鬼もいる」ということを身を持って学ぶことができたとポジティブに捉えましょう!

恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ

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