ロケットニュース24

ウェンディーズのメニューランキング発表! もっともおいしいのはコレだ!

2011年12月28日

東京・表参道に新たにオープンしたウェンディーズ。開店当日は2年ぶりに日本に上陸した同チェーンのハンバーガーを求める人で、長い行列ができた。当編集部は同日、メニューに掲載されているすべての商品を持ち帰り、試食して独自のランキングを作成した。各カテゴリーごとに順位をつけてみたので、これからお店を訪ねる際の参考にして頂きたい。

■ ウェンディーズメニューランキング

・ ハンバーガー部門
1位 ザ・チリバーガー
2位 ウェンディーズバーガー
3位 シュリンプシュプリーム

再上陸にあたって、ウェンディーズは日本のみで販売されている「ジャパン・プレミアム」のハンバーガー4品を投入した。メニューのなかでもっとも高価な「フォアグラ・ロッシーニ」(1280円)は、特製のフォアグラ・テリーヌをパティ(肉)のうえに乗せた贅沢な逸品。しかしながら、このシリーズはいずれもホイップバターの脂分がややきつめで、口のなかがもったりとしてしまう。

またハンバーガーにベーコンを多用しすぎている感が否めない。17種のハンバーガーのうち5種にベーコンが入っており、「ベーコン」あるいは「ベーコネーター」と名付けられている。率直に申し上げて、バラエティが乏しいと感じてしまうのだ。

そこへいくと、ザ・チリバーガーは同チェーンでお馴染みのチリがアクセントとなって、ほど良い辛さが食欲をそそる。またウェンディーズバーガー、シュリンプシュプリームはシンプルな味わいで、食べてて飽きなかった。
 
・ サラダ部門
1位 ガーデンサラダ
2位 BLTシュリンプコブサラダ
3位 スパイシーチキンサラダ
 
サラダは全般的に、新鮮な野菜を使用しており、見た目にも鮮度が高いことがわかる。「これがファーストフードのサラダか」と、思わず感心してしまうほど、みずみずしい野菜を提供してくれる。バーガーに比べると、ドレッシングの味にバラエティーがあり、いずれも非常に完成度が高いといえよう。これほどのクオリティのサラダは「他店では味わえない」と断言できる。

ドレッシングと同様に注目に値するのは、ガーデンサラダ、スパイシーチキンシーザーサラダに添えられているクルトンだ。クルトンにはパセリが混ざっており、見た目にも楽しい。

若干量が多いので、女性はサラダとドリンクでもおなか一杯になるかもしれない。どうしても食べたい場合には、2~3人でシェアした方が良いかもしれない。まずはシンプルなガーデンサラダで、同チェーンのサラダクオリティを体験してみてはいかがだろうか。
 
・ サイドメニュー部門
1位 ウェンディーズチリ
2位 ウェンディーズチリ&チーズ
3位 ベイクドポテト チリ&チーズ
 
オープン日のセレモニーで、同チェーンの重役は「ウェンディーズはチリだけではない」と、今後の戦略について語っていた。しかし消費者からすれば、ウェンディーズに行ってチリを食べないわけにはいかない。それくらいチリは安定したおいしさを保っている。そのおいしさは2年のブランクを感じさせないほどだ。特にここ数日は寒さが募っている、ピリッと辛いこのメニューが体を温めてくれるから嬉しい。

サイドメニューには、じゃがいもを丸ごと使ったベイクドポテトが3種あるのだが、残念ながらチリ&チーズのおいしさには、到底勝てない。パスタソースの「カルボナーラ」もユニークではあるが、じゃがいもにクリームソースは重い。

当編集部では、「ナチュラルカットフレンチフライ」に対する期待が高かったのだが、率直に申し上げて、本場ニューヨークのそれには劣る。アメリカのポテトそのものを日本でも再現して頂けることに期待したが、材料や技術の違いがあるものと思われる。
 
・ スイーツ部門
1位 ロールケーキ
2位 フロスティフロート
3位 フロスティシェイク
 
1位のロールケーキについては後述したい。同チェーンのデザート全般に同じ印象を感じたのだが、生クリームとアイスクリームがあまり甘くない。くどくないのだ。したがって、他店のシェイクやフロートとは、はっきり言って別物とお考えになった方が良いだろう。口当たり滑らかで、優しい甘さ、上品といっても良いくらいだ。

ドリンクの上に生クリームの浮かんだフロートは、飲み物のおいしさを打ち消すことなく、スイーツとしてのバランスが良い。その秘密はやはり生クリーム・アイスにあるようだ。
 
・ 総合ベスト3
1位 ロールケーキ
2位 ガーデンサラダ
3位 ウェンディーズチリ
 
先ほどスイーツで1位と評価した、ロールケーキはめちゃめちゃウマイ! オープン当日もこの商品は大人気で、閉店よりも前に品切れになってしまったようだ。ココアのスポンジにチョコクリームをロールしたシンプルなケーキなのだが、クリームのなかにはバナナが入っている。つまり、チョコバナナロールなのだ。これはデパ地下にあっても、十分に通用するレベルのスイーツ。あえて一言いうなら、大きさが小さい。写真で見るよりも一回りは小さい印象を受けるので、注文される場合は覚えておいて欲しい。

総合ランキングにハンバーガーメニューがひとつもないのは、微妙かもしれない。編集部でもこの総合ランキングについては長時間議論が行われたのだが、ロールケーキと並んで「サラダ、チリのクオリティの高さを凌ぐハンバーガーは今のところないのではないか」との結論に至った。

とはいえ、まだ復活して間もない。そして1店目である。今後はメニューの開発が進み、新商品も登場するものと思われる。とにかくは同チェーンのこれから躍進に期待したい。

写真:Rocketnews24

▼ ハンバーガー部門1位 ザ・チリバーガー
▼ サラダ部門1位 ガーデンサラダ
▼ サイドメニュー部門1位 ウェンディーズチリ
▼ スイーツ部門1位 ロールケーキ
▼ 総合3位 安定した味わいの「チリ」
▼ 総合2位 新鮮野菜がおいしい「ガーデンサラダ」
▼ 総合1位 初日から売り切れとなった「ロールケーキ」

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