ロケットニュース24

病みつきになるエジプトの庶民の味、それが「コシャリ」

2011年7月17日

エジプトに貧乏旅行に行った際、ほぼ100%の確率で食べることになるであろう食べ物がある。名前は「コシャリ」、エジプトを代表する庶民の味だ。

お店によって若干の違いはあるが、基本的にはパスタやマカロニ、ひよこ豆にレンズ豆、カリカリに揚がったタマネギがミックスされたものがコシャリである。これに数種類のソースをかけ、まるで牛丼をかっ食らうようにムシャムシャとスプーンでいただく。

価格はだいたい3~6エジプトポンド(40~80円)。非常に安いが、くせになる味なのだ。

特筆すべきはソースの味だ。トマトベースのソースや、酸っぱ辛いソース、やや苦めの激辛のソースを、お好みで入れる。最初は「なんだこれ」と思うが、なぜか無性にまた食べたくなる独特の苦味。まさに病みつきの味である。

コシャリはどんな街でも売られており、人気のコシャリショップは食事時になると行列ができるほど。お店の前は、空になったコシャリの入れ物(カップ)が散乱する。最も手軽なエジプトのファーストフード、それがコシャリだ。

ちょっと高級なお店でコシャリを食べるというのも、いつもとは違ったエジプトが楽しめて味わい深い。どんなお店でも、基本的にコシャリはお持ち帰りができるようなので、持ち帰るのもまた一興。エジプトに行ったら、ぜひとも一度は食していただきたいメニューである。

写真:ロケットニュース24



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