サッカー・パナマ代表のDFルイス・モレノ選手。試合中、自陣コーナー付近で倒れる相手選手にケリを一発。悪質なファールということで即退場となったのだが、このモレノ選手、実はこれだけではなかったというから驚きだ。
先月のこと。所属するコロンビアリーグでの試合中に、たまたま一匹のフクロウがグラウンド上に舞い降りてしまった。運悪くプレー中のボールにぶつかってしまい、フラフラになっていたこのフクロウ。それを、モレノ選手が蹴っ飛ばしてタッチラインの外へ出したのだ。3メートルほど吹っ飛んだこのフクロウはその後、治療の甲斐なく死んでしまった。
フクロウはスタジアムの屋根に住んでいて、相手クラブチームのマスコット的な存在。それだけに地元ファンは激怒し、モレノ選手は多くの非難にさらされることとなった。そして2試合の出場停止と、罰金約4万5000円が課されたのだった。
「安全なところにフクロウを出してやろうとしただけだ」と主張していたモレノ選手。だが、今度ばかりはそんな弁解もできそうもない。倒れている相手選手に見事なキックを炸裂。動画サイトYouTubeに掲載された映像で確認すると、どう見ても蹴りはボールを狙っていないのである……。これだけでも、とても悪質なファールと言えよう。
これにより、7試合の出場停止と、罰金約3万4000円が課されることになるようだ。それにしても、プロサッカー選手とは子どもたちに夢を与える仕事なのだから、ぜひもっと紳士的に振舞ってもらいたいものである。
参照元:metro.co.uk(英文)
▼相手をキックした動画
▼フクロウがキックされる動画