9月1日の「防災の日」は、1923年に起こった関東大震災にちなみ創設されたものだ。2013年の防災の日も各地で地震や災害を想定した訓練が行われ、災害時の行動について改めて考えた人も多いだろう。
そんななか、地震予知の研究者が近畿圏で9月6日前後に巨大地震が起きる可能性があると話しているという。マグニチュード7.9以上の地震が起きるかもしれない、その予兆を観測したというのである。
・民間の研究者が警告
9月6日前後に近畿圏で巨大地震が起きるかもしれないとしているのは、山梨県にある八ヶ岳南麓天文台・台長の串田嘉男氏だ。串田氏はこれまでに彗星や小惑星50個以上発見したアマチュア天文家であり、FM放送の電波を利用した地震予知研究で知られている。
『夕刊フジ』の公式サイト「ZAKZAK」によると、その串田氏が
「近畿圏でM7・9以上の揺れの兆候がみられる。早ければ9月6日の前後1日、5日から7日にかけて地中浅い場所での地殻地震、つまり直下型地震が発生するかもしれない」
と、話しているという。
・近畿で巨大地震といえば
近畿というと、一般的には京都、大阪、兵庫、滋賀、奈良、和歌山をさす。ここに三重が入ることもある。過去に近畿で起きた直下型地震といえば、1995年に起きた阪神・淡路大震災だ。兵庫県を中心に近畿広域で被害を受け、戦後に起きた地震災害では東日本大震災に次ぐ規模である。
・地震が起こらないことを強く祈りたい
串田氏は観測結果を随時公開している。同氏の研究は注目されているものの、地震の発生を前もって正確に予測することはできないとされている。
地震は我々にとっていつ起こるかわからない脅威である。観測された前兆が何かの間違いであることを強く祈りたい。だが、有事のための備えや行動について十分に確認しておく必要はあるだろう。
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