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【三十代女子の恋愛奮闘記】30代よ、久しぶりにオールすべし!

2013年3月9日

30代の皆さん! 20代の頃と比べて、明らかに変わったこと聞かれて、真っ先に何が思い浮かびますか? 男性陣の中には、「頭髪が後退してきた」と、頭を抱える人もいるでしょう。女性陣からは、「痩せにくくなった」というお悩みが聞こえてきます。そのほか、人それぞれ様々な変化があることと思いますが、男女共に「そういえばオールをしなくなった」と実感している人も多いようです。

オールとは、飲み屋を何軒かハシゴして、始発まで飲み明かす「オールナイト」のことです。あなたが一番最近オールしたのはいつでしょうか? 「もう何年も始発帰りしていない」という人も少なくないでしょう。始発帰りの機会はちらほらある人でも、20代の時ほど頻繁ではないはずです。30代は、何故オールをしないのでしょうか? いくつか理由を考えてみましょう。

■20代の頃は、「飲む」ことが一大イベントだった
ご存知のとおり、お酒は二十歳からです。つまり20代は、お酒を覚えたてということになります。覚えたての新鮮なものは無条件に楽しいものです。しかし30代にとっては、お酒を飲むという行為は大して新鮮味があるわけでもなし、ひと晩を費やすほどの一大イベントではなくなったのでしょう。もちろん、30代には生活に楽しみがないという意味ではありません。むしろ、お酒以外に、ゴルフや海外旅行など、楽しみの幅が広がったと解釈してくださいね。

■体力の限界
20代の頃は、オールの翌日が仕事でも、弾ける若さでなんとかなったものです。むろん、ダルい・眠いなどの症状はありましたが、それもまたオールの醍醐味と思えることが出来ていました。

しかし30代になると、翌日頑張れる気がしません。いや、もしかしたら頑張れるのかもしれませんが、万が一頑張れなかったことを考え、オールを敬遠してしまうのでしょう。担っている仕事の重責にも関係しているのかもしれませんね。30代ともなると、社内での立場も責任あるポストを任されている人が多いです。20代の頃が仕事に対して無責任だったという意味ではありませんが、30代になると「二日酔い状態では臨めない!」という意識が強くなってきているのでしょう。

■経済的余裕
20代の頃は、うっかり終電を逃すと、始発まで飲み明かすしか選択肢がありませんでした。タクシーで帰ろうにも、お財布に余裕がなかったからです。しかし30代になると、痛い出費とはいえ、タクシー代が出せないわけではありません。よって、深夜2時くらいに「そろそろ帰るね」ということが可能になったのです。

30代がオール離れする理由は、ざっとこんなカンジです。「生活に楽しみの幅が増え、翌日の仕事に対する意識も高まり、タクシー代を出せる余裕が出てきたのはいいことではないか!」。はい、全くその通りなのですが、恋愛においては、ときにオールすることをオススメします。多くの30代にとって敬遠しがちなオールをすることによって、それはむしろ、「30歳を過ぎてオールしたのは久しぶりだ!」という新鮮なエピソードになります。

当然、3時~4時には猛烈な睡魔が襲ってきて、ぐだぐだになるでしょうが、それもまた愛が芽生えるには効果的ナシチュエーションなんです。人間とは、過酷な状況を共に乗り越えた相手に対して、恋心が芽生えやすいもの。スマートなタクシー帰宅に慣れた30代の皆さん、次の週末あたり、久しぶりにオールしてみるのも一興ですよ! 

恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ

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