週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画『黒子のバスケ』。10月に入り作者の藤巻忠俊さんの母校などに相次いで脅迫状が送られている。去る21日に東京ビッグサイトで行われた同作品を扱った同人誌即売イベントにも脅迫状が送られていたそうだ。
これを受け、イベントでは手荷物検査を実施、厳重な警備体制もとられた。その様子がフジテレビのニュース番組で放送されたのだが、主催者が映像は許可なく撮影されたものだったと明かしたのである。
このニュース映像が流れた直後から、ファンの間では「許可をとったものなのか」と心配する声が上がっていた。だが、無許可で撮影されたものだったことが主催者の「スタジオYOU」のTwitterで発言で発覚したのである。
同社は特設サイトを立ち上げ経緯を説明している。その説明によると、イベントが開催された当日にフジテレビ側から取材の申し込みがあったそうだ。だが、その時点で取材を断ったとのこと。入場も断ったそうだ。
しかし、その日のうちにフジテレビはニュース番組内でイベントの様子を放送。映像にはモザイクなどはかけられておらずサークルスペースなどもハッキリと映し出されていた。主催者は建物の外から望遠レンズを使って撮影したのではないかと分析している。
この件について主催者側は即日抗議。しかしフジテレビ側は
「事件になっている。視聴者に注意喚起のため報道した。敷地外からの撮影なので、報道として間違っていない」
「今後事件にならないためにも報道した。理解して欲しい」
「報道としてはステップを踏んでいるし、間違っていない。参加者にもそのことを伝えてほしい」(サイトより引用)
とし、ニュース画像削除要請も拒否したというのである。
この件についてTwitter上では
「理解できない」
「やめてよぉ!!」
「内容読むと画像は敷地外からの盗撮と受け取れるけど… 」
「脅迫の件で何故イベントの参加者晒さないといけなかったの?」
「報道の自由ていう名の盗撮じゃないの? 」
「最近のマスコミは一般人の盗撮までされるんですね」
「このフジの言う「事件になっている」ってなんのことだ?」
と不快感を表すコメントが多く寄せられている。
取材拒否をしたにもかかわらず無断で撮影されたこと、また参加者のプライバシー侵害にもあたるとして、主催者は今後もフジテレビ側に抗議・説明を求めていく構えだ。
なお、問題のニュース映像はFNNニュースサイトにアップされていたようだが、現在では削除されているようである。
参照元:スタジオYOU