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【ハンバーガー批評】ウェンディーズのロブスターを使った高級バーガー(1280円)を食べてみた

2012年8月31日

一度日本から撤退したものの、2011年に念願の再上陸を果たした人気ハンバーガーショップ『ウェンディーズ』。「早くチェーン展開を!」と期待されているなか、2012年に月に六本木に2号店がオープン。それを記念して、日本限定のスペシャルメニュー『Japan Premium』に新たなバーガーが投入された!

プレミアムな食材として使われているのはロブスター! ウェンディーズで使われているロブスターは切れ端などではない。元のエビの形が想像できるほど肉厚でプリプリした塊だ。今回発売されたのは、プリプリロブスターとビーフパティがはさまれた「ロブスター サーフ&ターフ」と「キャビア&ロブスター」。どちらも魅力的だが単品で1280円と少々お高い。あまり冒険はできないぞ。一体どっちを注文するべきなのか!?

■ ロブスター サーフ&ターフ
こちらはウェンディーズ自慢のビーフパティとロブスターのコンボ。贅沢の極みッ! ボリュームもかなりのものだ。ビーフパティは肉汁ジューシィ! 塩加減も絶妙である。食べた瞬間、食欲は倍増、これはガッツリいきたくなる味だ。メインのロブスターもかかってきやがれ!

だが、肝心のロブスターの存在感がない。いや、ゴロゴロ入っていて視覚的には存在感バッチリなのだが、素材を生かした薄い味付けのため、味がビーフパティに負けてしまっているのだ。ロブスターも主役の一人であるはずなのに、あくまで主張せず、後味にほんのり甘味が感じられる程度だった。せっかくビーフパティでエンジンがかかったところだったのに、肩透かしをくらったような気分だ。

■ キャビア&ロブスター
フワッ! シャキ! プリッ! ふわふわバンズにフレッシュな野菜、そして大きなロブスター! ロブスターついにキタァァァァ!! かめばかむほど、ロブスターの甘みがジュワっと口の中に広がる。まるで生の甘エビを食べてるようだ。野菜とバンズ、そしてマスタードマヨネーズの控えめな塩気がロブスターを引き立てている。これはウマイ! ロブスター感を存分に味わいたいというのであれば、キャビア&ロブスターをオーダーすることをオススメしたい。

しかし、一点だけ残念なことがある。キャビアの存在感がまるでないのだ。キャビアだけを食べると確かにおいしい。もしかしたら隠し味のような役割だったのかもしれないが、ロブスターだけでもかなりの満足感だったので、個人的には「これならキャビアなしで価格を下げた方がいいのでは?」と思ってしまった。

ウェンディーズは「Quality is Our Recipe(品質こそ私たちのレシピ)」をモットーにしている。「キャビア&ロブスター」も「ロブスター サーフ&ターフ」もその言葉の通り、素材1つ1つは上質のものが使われており、コストダウンのためのごまかしは感じられなかった。その点はさすがはウェンディーズである。だが、そのクオリティの高さゆえにちょっとしたアンバランスさが目立ってしまう結果となったのかもしれない。

Photo: Rocketnews24.
執筆: フードクイーン佐藤(妹)
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▼ビーフパティとロブスターのコラボ「ロブスター サーフ&ターフ」


▼これだけ大きなロブスターが入っているのに存在感発揮できず、残念

▼キャビア&ロブスター


▼プリプリ・ロブスター感は抜群だ

▼それにしてもデカい



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