日本でもフェットチーネやリングイネなど、さまざまなパスタの乾麺が普通のスーパーなどで売られています。どれも美味しいものですが、われわれがよく手に取るのが最もスタンダードな『スパゲティーニ』ではないでしょうか。
とくにスパゲティーニだけでも日本ですとママーやオーマイ、イタリアだとバリラやディチェコなど、たくさんのメーカーのものを見かけることが多いです。
でも、そんなスパゲティーニでもメーカーにより太さが違ったり、オイルソースやトマトソースなど、もっとも合う組み合わせがあるのです。今回はそんなよく売っているメーカーのスパゲティのなかから、「スパゲティとソースのベストな組み合わせ方」についてお伝えしたいと思います。
■オイルソースにもっとも合うのは『ディチェコ』
ディチェコのスパゲティーニの分かりやすい特徴は、”表面がザラザラしている”こと。茹でても小麦の香りが強く残っており、ザラザラとオイルがよくなじむのでオイルソースが一番合うでしょう。ぺペロンチーノなど、ソースに水分があまり無いものがおススメです。
■トマトソースや水分の多いソースに合うのは『バリラ』
バリラのスパゲティーニの分かりやすい特徴は、”太く茹でてもコシが強く残る”こと。袋に書かれている茹で時間を見ても他メーカーより長く、面の太さもバリラはやや太めです。ぷりぷりとした食感が特に水分の多いトマトソースなどによく合うでしょう。
■万能型なのが『日本メーカー』
ママーやオーマイなど、日本メーカーのものは茹で時間も短く、バリラほどではありませんがコシの強いものが多いです。コレだ!という料理は無いかもしれませんが、何でもマッチすることと安価なことから、ストックとして買っておくのが良いかもしれません。
以上となりますが、人によってはたとえばディチェコのスパゲティーニに合うトマトソースを作る人もいるかもしれません。ひとつの目安として考えていただければ幸いです。
また、簡単なものになりますが非常にシンプルな『基本のぺペロンチーノ』の作り方も次ページに記載します。これを作れれば他のパスタ料理に応用することができるので、ぜひ覚えてみてくださいね。
下の【次へ】ボタンを押すとぺペロンチーノのレシピが表示されます。
※表示されない人は(https://rocketnews24.com/?p=243001&page=2)へアクセス
<基本のぺペロンチーノの材料>
スパゲティ 100グラム
にんにく 1かけら
唐辛子 1本
乾燥パセリ 適量
オリーブオイル 大さじ2杯~3杯
塩 茹で汁1リットルにつき大さじ1杯
■作り方
1.フライパンにオリーブオイルをいれ、にんにくと種を抜いた唐辛子を入れて極弱火にする。
※にんにくの香りを強く出したければスライスし、ある程度でよければつぶして入れましょう。
2.唐辛子がやや黒くなり、にんにくがキツネ色になったらオイルに香りが移ったサインです。火を止めましょう。
※あまり辛味を出したくなければ唐辛子はにんにくから泡が出てきた時点で取ってしまってかまいません。
3.塩を入れたお湯でスパゲティを目安時間より1分短く茹でる。
4.2にパセリを入れ、茹で汁をオリーブオイルと同じ分量入れてフライパンをゆすり、乳化させる。
※完全に油と水が混ざった状態になると、まろやかな口当たりになります。
5.パスタを4に入れ、和えて完成。
非常にシンプルな作り方なので、はっきり言ってこのぺペロンチーノは「味気ない」と思う人が多いと思います。しかしこれにベーコンを加えたり、醤油やキノコを加えると絶品のスパゲティになりますので、この作り方を覚えておけばたくさんのパスタ料理につなげることができるのです。
また、裏技ですがこのぺペロンチーノに味の素を加えるとアラ不思議。市販のぺペロンチーノの素で作るぺペロンチーノにソックリな味になりますよ。
(文・写真=江田島平子)