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堀江氏緊急会見「実刑2年6カ月で幸せだったかも知れない」

2011年4月26日

有価証券報告書の虚偽記載などで、2年6カ月の実刑判決が確定した堀江貴文氏の緊急記者会見が、自由報道協会の主催により国際文化会館記念ホールで行われた。会見の様子はUstreamとニコニコ生放送で放映され、そのなかで堀江氏は検察のあり方を痛烈に批判した。そして、事件の過程で部下の横領を突き止めたことによって、自らの刑が軽減された事実に触れ、「2年6カ月で幸せだったかも知れない」と述べた。

堀江氏は、2004年9月期の連結決算で53億円を粉飾したなどとして起訴されていた。1審2審で、2年6カ月の実刑判決を受けていたのだが、弁護側が不服として上告していた。25日付けで最高裁判所がこれを退ける決定を下し、26日に収監されることが決まったのだ。

このことについて会見で堀江氏は、検察の捜査のあり方を批判。「僕らが絶対に目にできない証拠をひた隠しにする」と指摘。そして、「いつ何時、皆さんの前に検察が来て、逮捕されるかわからない。新しいことをする人、目立つ人は潰される」と、自らの事件を振り返り、警告を発した。

2年6カ月もの間、収監されるのだが、服役期間に関しては「幸せだったかも知れない」と述べている。というのも、堀江氏は事件の過程で、元部下の横領の事実を突き止め、2年6カ月よりも長い期間服役する可能性があったためだ。これを回避することができただけでも、自身をして幸せと感じさせているのかも知れない。

会見後半の記者からの質疑で、「収監されるとメディアに触れることができないが、困ることは?」との質問に対して、堀江氏は本を読む機会と考えているようだ。刑期の間に2000冊くらい本を読むかも知れないとしている。また、「インターネットに接することができないことついては?」と尋ねられると、「68万人を相手にTwitterで対話するのは正直楽しいけど、大変だった」と、Twitter利用についての本音を漏らした。

有料メルマガについては、手紙で継続する予定とのことだが、パソコンが使えない刑務所からは手書きで手紙を書く予定とのことだ。自身はそのことについて、「腱鞘炎にならないように注意する」とのことである。

参照元:ニコニコ生放送

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