iPhoneが登場してから約11年。初代モデルからみて新機種が進化を遂げているのは言うまでもないが、いまだに賛否両論の声が挙がっているのが、iPhone7以降からイヤホン端子が廃止されてしまった点である。
そこで最近人気なのが、手持ちのイヤホンを簡単にワイヤレス化できる便利アイテム「Bluetoothレシーバー」だ。筆者もネットで高評価の機種を購入してみたところ、大変使い勝手がよかったのでご紹介したい。
・超カンタン接続
数ある「Bluetoothレシーバー」の中から選んだ機種は『ELECOM マイク搭載Bluetoothレシーバー LBT-PAR02AVBK』である。Amazonで購入し、価格は税込2494円。他の機種でも2000〜4000円くらいの価格帯が中心なので、高すぎず安すぎずといったところだ。
本機の接続方法は超カンタン。iPhone7 Plusとの接続を例に挙げて説明すると、まずはじめにレシーバーのスライド式電源スイッチをONにする。
自動的にペアリングモードとなり、LEDランプが赤・青交互に点滅し始める。
次にiPhone側もBluetoothをONに……
デバイス名「PAR02」が表示されるので選択すれば接続完了だ! 1度接続してiPhoneにレシーバーが登録されると、2回目以降はレシーバーの電源をONにするだけで自動的に繋がるので、とっても楽チンである。
・シンプルな操作
音楽を聴くうえでの操作も単純明快。レシーバーのボタンを1回押すことで再生 / 停止、2回連続で押すと次の曲へ、3回連続で押すと1曲前に戻る──これだけだ。なお、イヤホン側のリモコン機能は無効になるのと、音量はスマホ側で調整しなければならない点には注意が必要である。
・マイク内蔵で通話もできる
そして通話にも使えるのが本機の特徴だ。マイクが内蔵されており、レシーバーのボタンを押せば電話にも出られるので、スマホを取り出さなくてもOK。また、前述のリモコン機能同様、レシーバー接続中はイヤホンに付いているマイクも無効となる。
・音質も良好
続いて気になるのが音質だ。試しにiPhone付属のイヤホンを変換アダプタ経由でiPhoneに接続した場合と、レシーバー経由で接続した場合の音を聴き比べてみた。個人的感想だが、レシーバーの方がやや低音が程よく引き締まって、中高域の明瞭さが増したような印象だ。
その他、心配だった音量も十分に確保できており、Lightning変換アダプタで接続した場合と比べても遜色のない、元気なサウンドを聴くことができたぞ。
・超小型軽量
さらにはサイズにも要注目だ。本体は小指ほどの大きさしかなく、重量もたったの約9グラムと超軽量。このコンパクトさで音楽再生が約6時間、通話が約6.5時間、待受が約150時間というバッテリーの持ち(使用環境によって異なる)を実現している点もポイントである。
操作がカンタン、音質も良好、さらに小型軽量な『ELECOM マイク搭載Bluetoothレシーバー LBT-PAR02AVBK』。思いのほか使い勝手が良かったので「Bluetoothレシーバー」の購入を検討する際は、参考にしてもよさそうだ。
参考リンク:ELECOM 「LBT-PAR02 シリーズ」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
▼『ELECOM マイク搭載Bluetoothレシーバー LBT-PAR02AVBK』
▼サイズは大人の小指程度
▼重量はたったの9グラム
▼裏面には金属製のクリップが付いている
▼充電はこのように行う
▼使い慣れたイヤホンがある方には特にオススメだ