「家そば放浪記」の記事まとめ (公開順・2ページ目)

蕎麦を見た目で判断してはならない【家そば放浪記】第21束:ローソンで買った、ローソン(信州ほしの)『信州そば SOBA』税込154円(1人前38円)

「人を見た目で判断してはならない」とはよく言うが、実は蕎麦の世界も同じである。決して「蕎麦を見た目で判断してはならない」のだ。

「ローソンの蕎麦(ププッ)」なんて笑っている人がいたら、こう言ってやると良い。「お前、ぶん殴られるぞ」と。ローソン印の蕎麦なのだから、作っているところも「どうせ」的だと思ったら大間違い! 裏面を見て驚け。

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こ、これは……【家そば放浪記】第22束:100円ショップ「Can Do(キャンドゥ)」で買った、麺のスナオシ『おいしいそば』税込108円(1人前27円)

食べもしないで決めつけるのは良くないと思っている。原材料だけを見て判断するのも良くないと思っている。実際に食べて判断したい。経験こそすべて。それが私のモットーだ。

ということで今回は100円ショップ「Can Do(キャンドゥ)」で買った『おいしいそば』を厳正にジャッジ。製造メーカーは茨城県の「麺のスナオシ」。連載初の茨城県! はたしてどんな蕎麦なのか? ワクワクワク!

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特盛りを超えたメガ盛り級のボリューム【家そば放浪記】第23束:まいばすけっとで買った、山本かじの『十割そば本舗 伝統の二八そば』税込321円(1人前161円)

このパッケージをご覧になって「あ、見たことある!」と思った方も多いのでは? そう、今回ご紹介する『十割そば本舗 伝統の二八そば』、私の感覚では、価格こそまちまちだが、比較的どこでも売っている印象がある。

製造者は「山本かじの」。あの紀ノ国屋にも売っている『十割そば本舗 国産の十割そば』を作っている山本かじのであり、同シリーズの姉妹品であるもよう。そば粉はたっぷりの80%、江戸名物の二八蕎麦、判定やいかに!?

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完成するまで20分!【家そば放浪記】第24束:TODAY’S SPECIAL(トゥデイズスペシャル)で買った、サラヤ『寒河江 金線 太郎兵衛そば』税込410円(1人前205円)

「寒河江」と書いて何と読むのかご存じだろうか? 私は知っている。「さがえ」だ。なぜなら、私のキックボクシングのアマチュア戦デビュー戦の相手が寒河江選手だったからである。一生忘れることはない三文字だ。

それはさておき、今回のお蕎麦は山形県寒河江市産で作られた一品。その名も『寒河江 金線 太郎兵衛そば』だ。ブランドは太郎兵衛そば本舗だが、製造者は寒河江のサラヤ株式会社。なんでも無添加の製品であるという。

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二冠なるか!?【家そば放浪記】第25束:西友で買った、はくばく(霧しな)『そば湯まで美味しい蕎麦 黒』税込386円(1人前128円)

何通かリクエストがあった。「黒はどうでしょう」と。

そう、登場以来現在までブッチギリの1位を守り抜いている「はくばく(霧しな)」は『元祖乱れづくり 木曽路御岳そば』のシリーズ作品『そば湯まで美味しい蕎麦 黒』はどうなのか? と。

もしもこの『黒』も高得点なら2冠である。その可能性は大いにある。いざ!

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今回から選外の松竹梅システムも導入!【家そば放浪記】第26束:西友で買った、自然芋そば『越後伝統へぎそば 自慢ののどごし』税込354円(1人前118円)

この連載を始めてから、乾そばのパッケージの裏面を見る癖(くせ)がついた。メーカーを確認したいのである。意外と「これも●●●●なのか!」みたいに、商品は違えど同じメーカーが作っていることが多いのが乾そば業界。

その中にあって、「株式会社 自然芋そば」という社名は初見だった。場所も新潟、連載初。期待に胸躍(おど)る商品名は『越後伝統へぎそば 自慢ののどごし』。価格は3束入りで税込354円なので、1人前118円だーっ!

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乾そば帝国が “そば通” に贈る変わり種の一品【家そば放浪記】第27束:西友で買った、おびなた『蕎麦通のそば』税込321円(1人前107円)

乾そばのパッケージ裏チェックをするようになってから、かなりの高確率でヒットするメーカーがある。それこそが、連載第一回目第二回目で連続登場した「おびなた」である。

長野のおびなた……それはもう、「石を投げればおびなたに当たる」くらいの “おびなた率” であり、日本の乾そば界には、たしかに “おびなた帝国” が築き上げられていることが、スーパーの蕎麦棚をチェックすれば理解できることだろう。

今回の蕎麦は、そんなおびなたが「そば通」に向けたシンプルな蕎麦、その名も『蕎麦通のそば(税込321円)』である。

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“あの頃” を思い出し泣きそうになってしまった…【家そば放浪記】第28束:ダイソーとキャンドゥで買った、白石興産『郷の麺処 そば』税込108円(1人前36円)

ダブって買ってしまった。なぜって、100円ショップのダイソーにも、キャンドゥにも、同じ商品が売っていたからである。どちらにも卸すとは……今回の蕎麦の製造者「白石興産」の営業力は目を見張るものがある。

それはさておき、『郷の麺処(さとのめんどころ) そば』のパッケージから読み取れる情報は、限りなく少ない。

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ひさびさの満点キタ…と思ったら大波乱!【家そば放浪記】第29束:ナチュラルローソンで買った、信州戸隠そば株式会社『信州 本十割そば』税込367円(1人前183円)

意識高めの、美味いものが売っているコンビニといえば「ナチュラルローソン」であろう。通常のローソンにも蕎麦は売っていたので、ナチュロにもあるかな〜……とチェックしてみたら、あった、あった、ありましたよ〜!

まず目に入るのは「麺匠からきだ」という威厳ある文字。からきだ……ハッ! からきだといえば、トップ5にもランクインしている、コストコに売ってた『信州 七割更科そば』の柄木田製粉!? さっそくパケ裏を確認すると──

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さすがはOK、コスパ高い! たくさん食べたい人向け【家そば放浪記】第30束:オーケーストアで買った、ニップン(おびなた)『本場 信州そば』税込322円(1人前40円)

もしも蕎麦が魚なら、スーパーは海である。漁師である私は、海から海へと旅をする。世界は広い。未踏の海に到達すると、そこには見たこともない魚がたくさん……! 興奮した私は、次から次へとカゴに入れ、大漁、大漁!!

てな感じで、今回の漁場はOKこと、オーケーストアである。見たこともない乾そば(干し蕎麦)が盛りだくさん! その中でも、最もズシリと重かった蕎麦『本場 信州そば』から家外(いえそと)ジャッジをしていきたい。

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連載初 “生協” 登場! ただし…【家そば放浪記】第31束:生活協同組合コープみらい(ミニコープ)で買ったCO-OP(おびなた)『そば』税込203円(1人前40円)

この世には「羊の皮をかぶった狼」という諺(ことわざ)があるが、家そばの世界では「プライベートブランドの皮をかぶったおびなた」という言葉がある。そう……。CO-OP(コープ)の商品かと思いきや……おびなたーっ!!

我々が知らず知らずのうちにおびなたの蕎麦を食べているという揺るぎない事実については過去に軽く警鐘を鳴らしておいたが、またしてもおびなた見参である。もはや我々の蕎麦棚は「おびなた」に包囲されているのだ。

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いつか来る再会を誓って【家そば放浪記】第32束:パルシステム生活協同組合連合会で買った、パルシステム(桝田屋食品)『国産とろろそば』税込239円(1人前120円)

私の中での生協(生活協同組合)と言えば、パルシステムだ。なぜって母がパルシステムのヘビーユーザーだから。あのチョコレートケーキ、もう一度食べたいな……。そういやぁ最近、連載「生協通信」更新してないな……。

それはさておき、宅配してくれるパルシステムにも蕎麦はあった。それも、パルシステム印が付いたプライベートブランド蕎麦である。健康意識が高いパルシステムが認めた蕎麦とはどのような蕎麦なのか? いざジャッジ!

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私が感じる「蕎麦の持つ “速度” 」のお話【家そば放浪記】第33束:ライフで買った、本田商店『BIO-RAL Organic 国産有機十割そば』税込494円(1人前247円)

なんとなくだが、「少量しか入っていない蕎麦」が美味そうに見える。量でいうなら2人前。それでいて高いとなると「ムムムムム!?」となるわけだ。

今回の蕎麦は、ライフの “お試し価格” で税込494円。となると通常はもっと高いというわけで……。こいつぁ、やるぞ、期待しか持てない!

ちなみに1人前247円というのは、紀ノ国屋で買った『十割そば本舗 国産の十割そば』の1食270円に次いで第2位。もしも通常価格だったら最も高い蕎麦だったかも!? 期待を胸に、いざパッケージチェックとまいろう。

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神々しき黄金のパッケージに期待大!【家そば放浪記】第34束:ピーコックストアで買った、昭和製粉『蔵王の銀嶺そば』税込278円(1人前139円)

家そば沼” にハマってから、毎日が楽しい。まず、「今日はどの蕎麦を食べよう」と朝から作戦立てるのが楽しい。もちろん食べる時も楽しいし、未踏のスーパーの「乾麺コーナー」に行くのもまた楽しいのだ。

ある日のこと。隣町のピーコックストアの乾麺コーナーに行ってみると……知らないやつ! 知らないやつ! 初見の乾そばだらけで大興奮!! それはもうすべてが宝に見えて……。特に、黄金色した今回の蕎麦は、とりわけ光り輝いて見えたのである。それはまるで、後光が差しているように。

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“更科(さらしな)” とは何か?【家そば放浪記】第35束:西友で買った、信州ほしの『信州 小諸七兵衛 更科そば』税込311円(1人前77円)

蕎麦好きの祖父の影響で、幼少時代より蕎麦が好きだった。やがて高校生になり、蕎麦好きが高じて蕎麦屋でバイトを始めた。

蕎麦は好きだったが、詳しくはなかった。毎日のように蕎麦が食えて、バイク(カブ)に乗れたらいいなと思うくらいだった。その蕎麦屋は、更科(さらしな)だった。私は更科の意味さえ知らずに働いていた。昼のまかないは、更科そばだった。

ということで今回の蕎麦は、以前にも登場した信州ほしの『小諸七兵衛』シリーズの更科版、『信州 小諸七兵衛 更科そば』である。

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コンビニ乾そば王決定戦【家そば放浪記】第36束:ファミリーマートで買った FamilyMart collection(おびなた)『のどごしなめらかなそば』税込183円(1人前61円)

一切の忖度(そんたく)なくジャッジするなら、セブンの乾そばはイマイチで、ローソンの乾そばは予想外に美味かった。ではファミマは?

ということで行ってみたのがファミリーマート。しっかりとパッケージ上部に「FamilyMart collection」と書かれた蕎麦を発見。商品名は『のどごしなめらかなそば』で、税込183円。大手3社の中で最も蕎麦が美味いのは……どこ!?

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店と客が推す蕎麦、食べた瞬間勝負あり!【家そば放浪記】第37束:ピーコックストアで買った山本食品『特選そば 十割そば専用工場謹製』税込410円(1人前205円)

その蕎麦は、パッケージの “圧” からスゴかった。とりわけ乾麺コーナーの中で輝いて……いや、己の存在を主張していた。赤文字で「うまいそば造り一筋」ときて、豪快に「特選そば」ときて、「十割そば専用工場謹製」。

しかも蕎麦棚をよく見ると、ピーコックストアの「バイヤーズセレクション」の印まで価格表のところに書いてあった。「おすすめ品」はよくあるが、「バイヤーズセレクション」は初の対面。さらに読者さまからもリクエストが届いていた。店と客が推す蕎麦とは、いかほどの実力なのか……? 期待を胸に、食べてみた!

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遥か遠くの北の大地に想いを馳せて【家そば放浪記】第38束:オーケーストアで買った、新得物産株式会社『北海道新得八割そば』税込322円(1人前161円)

その名前、見覚えがあった。新得(しんとく)。どこかで見た覚えがある……あっ! 思い出した!! 成城石井オリジナルの『挽きぐるみそば』を造っていたメーカー「新得物産」だ。となるとこれも……期待・大!

ちなみに新得とは、北海道のど真ん中にある町「新得町」のことのようだ。役場のホームページにはこうある。「美しく雄々しい東大雪の山々と日高山脈に抱かれた新得町」。蕎麦を知ると、日本の地にも詳しくなる。

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コスパ最強!! 100均よりも安い蕎麦【家そば放浪記】第39束:ドン・キホーテで買った、葵フーズ(東光麺業)『平打ち製法 風土伝匠 味わいそば』税込214円(1人前26円)

4通。リクエストとしては多いほう。4人の読者様より、ドン・キホーテで売っている葵フーズの『味わいそば』をレビューしてくれとのお便りがあった。正直なところ私は「ドンキの蕎麦なんて……(笑)」などと思っていた。

パケ裏をよく見ると、愛知県の葵フーズは「販売者」であり製造者ではなかった。消費者庁の製造所固有記号検索ページで調べると、どうも製造所は山梨県にある「有限会社東光麺業」であるようす。山梨県、初登場。

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家か、外か? 否、城じゃ!【家そば放浪記】第40束:ピーコックストアで買った、柄木田製粉『永坂更科 名物 御前そば』税込494円(1人前247円)

ウンチクの時間です。更科とは何かについては、以前『信州 小諸七兵衛 更科そば』の記事にて紹介した通り、「そばの実のを石臼で挽いた際、一番最初に出てくる白い蕎麦粉(そばの実の中心部分)で打った蕎麦」だ。

では、「御前そば」とは何か? パッケージ裏にはこうある。「本品は、そばの実の中心部分だけを精製した御前粉を使用しました。」……さらに、コトバンクによると「特に更科粉を用い、卵白をつなぎとしたもの」と。

つまるところ、更科の上級版ということだろうか? ちなみに「ごぜん」は “上等の意” らしいので、殿様気分で味わうのがよろしいだろう。ということで今回食すのは柄木田製粉『永坂更科 名物 御前そば』である。

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