「ヴィレヴァン」にまつわる記事
「かなり考えてやっている」──。これが2022年に発売された『ヴィレヴァン福袋2022』を全て開封し終えた、私、P.K.サンジュンの率直な感想である。点数にするならば「85点」くらいはつけてもいいのではなかろうか?
昨年は「期待ハズレだった。もっとゴミを入れろ!」と評価したが、今年は “ヴィレヴァンらしさ” を押し出しつつ、世の流れとも上手く折り合いをつけていた。ズバリ、悪ふざけ王のプライドを垣間見た気分だ。
その中身を見てゴミ袋と誰かが言ったとか、言わないとか。ヴィレッジヴァンガードの福袋には、理解の範疇(はんちゅう)を越えるシロモノが入っていがちだ。
そんなヴィレヴァンがプロデュースする『ニュースタイル』という、大人向けのオサレなライフスタイルショップがある。こちらの店の福袋は一転して、使えるものが入っているという噂を聞きつけた記者。さっそく買いに走ったのだが……
たった今、ヴィレヴァンアウトレットの『3000円福袋』を開封し終えた私、P.K.サンジュンはこう確信した。「今年1番ヤベえ福袋が決まったな」と──。これを超えるとしたら、それこそ本物の生ゴミでも詰め込むしかないだろう。
それほどまでにヴィレヴァンアウトレットの『3000円福袋』はヤバい。開封前は「1万円福袋よりはマシなんでしょ?」と思っていたが、そんなことは無かった。自由奔放すぎるがゆえ、最終的には地獄絵図と化した衝撃の中身とは果たして──。
ヴィレッジヴァンガード福袋の画期的な点として、売る側も買う側もそれがガラクタであると理解していることが挙げられるだろう。いや、売る側の気持ちは正確には分からんのだが、もしアレを真に素晴らしいものとして売っているとするなら、今すぐ病院に行った方がいい。
そんな稀代のガラクタ袋の中でも、私(あひるねこ)をもっとも苛立たせるのが今回ご紹介する「モフモフフォーエバーな福袋(税込3600円)」のようなタイプである。ヴィレヴァンよ、頼むからこういう福袋だけはマジでやめてくれ……!
購入する前から福袋の中身がわかるようになり、しばらくが経つ。絶対に外さないことはありがたいが、一方で「何が入っているのか?」というワクワク感は激減してしまった。これも世の流れ……致し方ないことなのだろう。
そんな流れに逆らい続けていたのが、我らが「ヴィレッジヴァンガード」だったのだが、残念ながら昨年は「やや世の中に合わせている」という印象を受けざるを得なかった。そんな中である、ヴィレヴァンアウトレットの関係者からコンタクトがあったのは──。
ヴィレッジヴァンガードの福袋ほど統一感のない福袋を私(あひるねこ)は他に知らない。一応テーマらしきものが各袋に設定されているようだが、肝心の中身が全員あさっての方を向きまくっているため、バラバラな印象しかないのである。
ところが、この「満腹! ギョちそうさま! な福袋!(税込3600円)」に限ってはそうではなかった。すべてのグッズが完璧に同じビジョンを共有しており、ヴィレヴァン史上もっともコンセプチュアルな福袋としか言いようがない内容となっているのだ。
ただし……共有しているビジョン自体は極めて意味不明なため注意が必要である。
全ての阪神タイガースファンに告ぐ、3600円を握りしめて今すぐ「ヴィレッジヴァンガード」に集結せよ! 繰り返す、全ての阪神ファンは今すぐヴィレヴァンにダッシュするんだ!!
ご存じの通り2022年は「寅年」だが、これほど猛虎魂を感じる福袋があるだろうか? おそらく『ヴィレヴァン福袋 レッド(3600円)』レベルで、猛虎魂まみれの福袋はそう無いことだろう。
「ヴィレヴァン福袋」と書いて “ごみぶくろ” と読む──。これは2年前まで、ヴィレヴァン福袋における圧倒的真実であった。中身がわかる福袋があたり前の時代だからこそ、我々は敬意を込めて “ゴミ” と呼んでいたのだが──。
あまりにもゴミゴミ言いすぎたせいか、昨年からヴィレヴァン福袋は明らかに方針を転換した……と思う。そしてついに今年! 7種類発売されているうちの1つ『ヴィレヴァン福袋 グリーン(3600円)』が、当たりだらけという異常事態が発生してしまったのだ。
右も左もコンプライアンス、何かにつけて「不適切だ!」と目を付けられてしまうこのご時世、福袋もその例外ではない。かつてのように「売れ残りしか入ってない福袋」はほぼ消滅し、中身がわかる福袋が今やスタンダードだと言っていいだろう。
そんな時代の流れに逆行し続ける超ワクワク系福袋が、我らがヴィレッジヴァンガードの「ヴィレヴァン福袋」である。さあ「ヴィレヴァン福袋 ブラック(5500円)」よ──、言いたいことも言えないこんな世の中に鉄槌を喰らわせてくれ!
2022年元旦──。今年もヴィレッジヴァンガードの福袋を開けまくる時期がやってきた。言葉を選ばなければならないが、ヴィレヴァンの福袋とは基本的におゴミ様であそばせられる。開封にはこちらも覚悟がいるのだ。
全部で7種類あるヴィレヴァン福袋のうち、最初に登場するのはゴールドの『家族になろうよ。な福袋(税込5500円)』である。なんとこちら、ヴィレヴァンが当編集部に送ってくれたものだが、だからと言って忖度はしないぞ。おゴミだったらおゴミと書くので覚悟されたし!
おうち時間充実アイテムが人気のいま、バスフィズなんていかがだろうか?
バスボム、バスボールなどとも呼ばれ、発泡成分でシュワシュワと泡が出て、バラだったりハーブだったりの芳香が広がる。中からちょっとした「おまけ」が出てくる楽しいキャラクター商品も多数ある模様。
バスタイムが楽しくなる、ラブリーでガーリーなアイテム……と思っていたら違ったようだ。見つけてしまった。旨そうなフライドチキンを。
祭りが終わった──。今年も正月休みを返上して、元旦から「2021年福袋特集」をお届けしてきたロケットニュース24。過去最高となる198本の記事を公開したが、ご覧になっていただいた読者のみなさん、本当にどうもありがとうございました。来年もきっとまた頑張ります!
……と言いたいとことだが、やり残していることが1つだけである。そう、昨年もお届けした「ヴィレヴァン福袋の仕分け」である。昨年はゴミ率およそ75%という驚異の数字を叩き出したヴィレヴァンの福袋だが、今年の結果はというと……。
「やや残念だった」──。これが2021年の “ヴィレヴァン” ことヴィレッジヴァンガードの福袋、全7種類を開封した直後の率直な感想だ。2016年から6年連続でヴィレヴァンの福袋を購入し続けているが、端的に今年が1番期待ハズレであった。
笑って許せる安定のゴミ──、これぞヴィレヴァン福袋の真骨頂である。であるにもかかわらず、今年は普通に使えるものが入りすぎているではないか……。おい、ヴィレヴァン! もっとやる気出せ!! 俺たちの想像を超えるゴミを放り込んでこんかい!
稀代のゴミとして名高いヴィレッジヴァンガードの福袋。その気持ちがいいまでのゴミっぷりに惚れ込んだ当サイトは、毎年のように開封してはしっかりゴミであることを確かめていたのだが……どういうワケか今年は様子がおかしい。劣化した、と言ってしまっても差し支えないのではないか。
中でもピンクの「モフモフに囲まれたいあなた! 福袋(税込3600円)」が特にヤバイ。ちょっとやそっとのレベルではなく、これは超大幅な劣化である。中身を公開するので、どうか心してご覧いただきたい。
単刀直入に申し上げて、私、P.K.サンジュンは戸惑っている。というのも、ヴィレッジヴァンガードの『あなたの頑張り気づいてるよ福袋(通称・ピンク2)』の中身があまりにも実用的すぎるからだ。
ヴィレヴァンの福袋と言えば、誰もが笑って許す安定のゴミ──。だがしかし『あなたの頑張り気づいてるよ福袋』は普通に実用性が高い。……どうしたヴィレヴァン? まさかとは思うが、置きに行ってるんじゃあるまいな?