「ラリー遠田」にまつわる記事

12月4日、NHK教育で放送された2時間特番『ETVワイド 笑っていいかも!?』は、いろんな意味で衝撃的な内容だった。「史上初の障害者バラエティ」と銘打たれたこの番組では、障害者自身が主役になって、運動会で真剣にはしゃいだり、どっきり企画で芸人を罠にはめたりしていた。これまでのテレビでは、「障害者」を単に「かわいそうな人」として扱ってきた。そうではない大胆な切り口で彼らの新たな一面を切り取ってみせたのは、この番組の大きな特色だった。

中でも最もインパクトが強かったのは、障害者のお笑いパフォーマーが芸を競う「SHOW-1グランプリ」。聴覚障害など、さまざまなハンディキャップを抱えたパフォーマーたちが、不器用ながらもしっかりした漫才やコントを披露していた。

ここで見事優勝に輝いたのは、周佐則雄、DAIGOのコンビ「脳性マヒブラザーズ」。脳性まひである二人が、自分たちの障害をそのままネタに生かすという大胆不敵な試みを行っていた。健常者が演じたなら、差別的だと言われてもおかしくない危険なネタだが、本人が堂々と演じる分には文句のつけようがない。ゲストのカンニング竹山は、彼らのネタを見てあきれたようにこんな感想を漏らした。

「同じ芸人の立場から言わせてもらうと、お前ら汚ねぇよ!」

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ついに、あの男が帰ってきた。体調不良が原因で長期休養に入っていたナインティナインの岡村隆史が、11月27日放送の『めちゃ×2イケてるッ!』で約5カ月ぶりにテレビ復帰を果たしたのだ。

この日のロケで屋外に設置されていたのは、チリ落盤事故の救出現場そっくりのセット。そこに集まっためちゃイケメンバーは、救出カプセルから江頭2:50が出てくると聞かされていた。ところが、実際にそこから姿を現したのは、ナイナイの岡村だったのだ。

岡村は、驚きの表情を浮かべるレギュラー陣一人一人とがっちり握手を交わして抱き合った。そして、ジャルジャル、重盛さと美といった新レギュラーともあいさつ代わりに簡単なやりとりを繰り広げていた。

この企画で最も印象的だったのは、岡村が相方の矢部浩之に抱きついて、彼の耳元で何かをささやいたシーン。岡村がそこで何を言っていったのかは分からないが、彼のささやきを耳にした矢部は、照れ笑いを浮かべながらこう返していた。

「大丈夫、大丈夫」

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11月17日放送の『はねるのトびら』では、「エピソードNo.1グランプリ」という企画が行われていた。これは、ケンドーコバヤシ、小籔千豊など、フリートークで笑いを取ることを得意としている芸人たちが、しゃべりが苦手な芸人に手持ちのエピソードを教え込んで、彼らのトーク下手を克服させようとする、というもの。北陽の伊藤さおり、サバンナの八木真澄など、しゃべりのつたない芸人たちが次々に客前でフリートークを披露。失敗に次ぐ失敗の連続で、華々しく玉砕していった。

だが、そんな中でも1人だけ、格の違いを見せつけた芸人がいた。それが、狩野英孝だ。狩野は、ケンドーコバヤシに教わった「老人ホームに慰問営業」というエピソードをしゃべり始めた。練習の甲斐もあり、落ち着いた調子で話は進んで、最後の最後、オチの一言を発する瞬間に、奇跡が起こった。

「まさにまるでなんか、フランス芸術映画のワンシーンみたいな映画だっ……あのー、やつだったんですよ」

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11月11日放送の『アメトーーク』のテーマは「運動神経悪い芸人。」。サバンナ高橋、よゐこ有野など、お笑い界きっての運動音痴たちが一堂に会して、人並み外れた不器用な動きと情けないエピソードの数々で笑いを誘っていた。

そんな中でも、ひときわ異彩を放っていたのが、フルーツポンチの村上健志。運動音痴ぶりを検証するVTRの中で、村上は野球のノックを受けても、何でもない球を後ろに反らしてしまう。彼のあまりのふがいなさに、撮影を担当するカメラマンの辻稔はこんな一言を漏らした。

「あのコのヒザは曲がんないのかな?」

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