【喫煙物語】成人識別ICカード「タスポ」と私 / あるいは、時の流れに身を任せ……

「物忘れ」、それは歳を重ねるごとに加速する、 “記憶のクリーンアップ” 現象ではないだろうか? 思い出す頻度の低い事象は、脳内の効率化を図るために、自動的に削除される。そんな気がしてならない。まったく老化とは恐ろしいものだ。

40代も後半に差し掛かった私(佐藤)は、随分前に失くしたと思っていたものを最近意外な場所で発見した。タバコを自販機で購入する際に使用する成人識別ICカード「taspo(タスポ)」である。見つけたので使ってみようと思ったところ、思わぬ事態に陥ってしまった……。

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