「ソーシャルディスタンス」にまつわる記事
私は今、自分でも引くほどクサい口で呼吸をしながら本記事を書いている。自慢じゃないが、めちゃくちゃクサい。もしいま警察官から職務質問を受けたとしても、その警察官はおそらく数秒で「あ、大丈夫ですよ」と私を解放するだろう。それくらいにクサい。もはや呼吸すること自体が犯罪なレベル。
しかしながら、私は消臭マスクを持っている。これさえ着けておけば、吐き気を催すような私の息でも外部に漏れることはない! ……と信じて、実験してみることにした。
スパ! ルカだ。マサイ族の戦士・ルカだ。本業は戦士だけど、副業でサファリガイド、ならびにライターもやっている。でも今のご時世、当たり前だけど、なかなか観光客が来ないんだよな。もう最後にガイドの仕事をしたのは数カ月前……なんて思っていたら、突如、お客さんがやってきた!
オレらの住むエリアのすぐ近くにある「アンボセリ国立公園」に行きたいと言うので、ガイドとして一緒に散策してきたよ。もちろんソーシャルディスタンスを保ちつつ、な。
ソーシャルディスタンスを保つことが大事。人と距離を取れ。密を避けろ。──コロナ禍以降よく言われることだが、こんなことを思った人はいないだろうか?
“つば” がハンパなくデカい帽子を被(かぶ)っていればすべて解決するのでは?
——と。それはいわばオートマチック・ソーシャルディスタンス。尋常ではないほどにデカい帽子の “つば” が、人と接近することを防いでくれる。うまくいけば、マスクだって不要になる……かも!
新型コロナウイルスの影響で各種イベントが中止となって久しいが、感染数減と合わせて再開を模索する動きは各地で活発化している。ただ、以前と同じようにはいかず。常に感染予防を意識した暮らし(ウィズコロナ)が前提だ。
そんな中、私の住む大分市では去る6月28日にコロナ以降最初となる無料野外音楽イベントが開催された。出演者として私は参加したのだが、まさに今後の試金石となる内容でいい勉強になった。コロナ前後でどう変化したのか、現場で感じた違いや注意点をお伝えしよう。