西本大紀 (Daiki Nishimoto)

ライター

無趣味・無特技・無職歴の3Mが揃った「無」を司る者。ライターの仕事を通じてそれらを獲得しようと画策している。唐揚げとラーメンが好き。少年ジャンプを15年以上購読している。子供おじさん。東京都練馬区出身。

「西本大紀」担当の記事 (7ページ目)

新ジャンルの “燻製ラーメン” を食べてみたら、無力感に襲われるほど香ばしかった / 東京・要町「麺屋 KEMURI」

そのラーメンを食べた瞬間、筆者はとてつもない無力感に襲われた。一体どうやってこの風味を表せばいいのか。自分の語彙ではとても追いつかない。曲がりなりにもライターの身であるのに、「説明など無理なので皆さん各自で食べるといい」という最低のコメントをしそうになる。

だがここはどうにか踏みとどまって、できる限りのレポートを試みようと思う。そもそも何故そんな状況に追い込まれたのか。きっかけは、「燻製(くんせい)ラーメン」という新しいジャンルの料理が食べられると聞きつけ、とあるラーメン屋を訪れたことだった。

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コーヒーをほぼ飲んだことがない三十路の男が初めて “コンビニコーヒー” を買ってみる / ファミマ、ローソン、セブンの中で最も「コーヒー初心者向け」に感じたのは…

生まれてから30年のあいだ、コーヒーを飲んだ総量はコーヒーカップの半分にも満たないかもしれない。初めて飲んだ時の苦味が少しトラウマのようになっていて、それから無意識のうちに避けてきたのである。

コーヒーを飲まない、タバコも吸わない、そんな筆者の仕事中のリフレッシュ方法と言えば、狂ったようにミンティアを食べることくらいだった。しかしミンティア一本頼みの人生にもそろそろ限界が来ている。

そこで、安価ながら評判の良いコンビニコーヒーに初めて挑むことをこのたび決意した。ついでに「最もコーヒー初心者向けに感じた商品」も勝手に選んでみたのでご覧いただきたい。

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“究極のレバニラ定食” を食べてみたら「老後はこれだけ食べていたい」気持ちにさせられた / 東京・北千住「ここのつ」

当然のことながら、世の中にはさまざまな料理店がある。しかし当然とわかっていながら、真の意味ではその事実を認識できていなかったのかもしれない。筆者がそう思わされたのは、つい先日、「究極のレバニラの提供を使命にしているお店がある」と聞きつけた時のことだった。

個人的に初めて耳にするタイプの使命感だったため、衝撃を受けると同時に大変興味を引かれた。一体どんなレバニラが食べられるのか。これはお店に行かない手はない。察しの良い方はお気付きかもしれないが、本記事は筆者による現地レポートなのでご覧いただきたい。

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【2020年福袋特集】成城石井の「こだわり食品セット」がリーズナブルなのにリッチで、もはや福袋というより富袋だった

おそらく多くの人が「成城石井」というスーパーに対しては高級志向のイメージを抱いていることだろう。かく言う筆者にせよ、もし誰かに「成城石井」の品を贈られるようなことがあったら、頭が下がる思いと背筋が伸びる思いと身が引き締まる思いが同時に湧き起こるに違いない。

そんな同店も、年始商戦の例に漏れず福袋を販売している。一体どんな高級な福袋なのかと身構えていたら、リーズナブルなのにリッチという、この世で最も嬉しい矛盾が平然と詰まっている袋だったのでご紹介したい。

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【2020年福袋特集】TSUTAYAの「PS4ソフト福袋(4980円)」を “福袋初挑戦の男” が買ってみた結果 / 私情を抜けば十分アリな内容

新年の運試しと言えばおみくじ、そしてもう1つ忘れてはならないのが福袋だろう。だが筆者(西本)は30年間生きてきて福袋を買ったことがない。図抜けたネガティブ思考の持ち主ゆえに、もしハズレを引いた場合、年間を通じて滅入る可能性があったからである。

しかしロケットニュースでも福袋特集が始まっていることだし、この波に乗ってそろそろ福袋デビューする時が来たのではないか。そんな思いを胸に、今回人並み以上に緊張しながら購入したのがTSUTAYAのPS4ソフト福袋である。以下で内容をご紹介していこう。

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【私的ベスト】記者が厳選する2019年のお気に入り記事5選 ~西本大紀編~

2019年が終わろうとしている。私事で恐縮だが、筆者は8年間ニートの身分だった人間なので、西暦の概念に疎い。そんな私でも「2019年が終わる」と自信を持って言い切れるのは、ライターという職に就いた今年1年が特別なものだったからである。

そこでその締めくくりに際し、はなはだ浅い職歴ながら今年書いた記事の中から「お気に入りの5選」をまとめてみたので、読者の方々にぜひお読みいただければと思う。嫌だと言ってもまとめてしまったので、どうか読んでみてほしい。

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ラーメン屋と甘味処を兼ねた “ラーメンカフェ” に行ってみたら、記憶喪失に陥りかけた / 東京・渋谷「九月堂」

突然だが、年末なので怖い話をお送りしたい。よくよく考えると年末と怖い話には何の関連性もないが、とにかくお送りしたい。とあるラーメン屋に足を運んだ時のことである。怪奇は突然筆者の身に降りかかった。

そもそもからして、そのお店はただのラーメン屋ではなかった。驚くべきことに、同店は「甘味処」の看板も打ち出していた。つまりラーメンと一緒に甘味もいただけるわけである。画期的な特徴に惹かれて訪れた筆者だったが、そこでの食事中、冗談ではなく記憶喪失に陥りかけた

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静岡県富士市のご当地グルメ「つけナポリタン」を都内に食べに行ってみた / そしてとんでもない “奥深さ” に引きずり込まれた

考えてみれば、日本人は料理を食べる際、何かに「つける」ことを非常に好む集団のような気がする。刺身を食べる時は醤油につけるし、そばを麺つゆにつけたり、鍋を食べる時もタレにつけたりする。結構な「つける」率だ。クールジャパンならぬツケルジャパンである。

いまひとつウィットに乏しいジョークを披露したところで、今回は筆者が最近知った「つける」料理をご紹介したい。その名は「つけナポリタン」。驚くことなかれ、洋風のメニューでありながら、日本の象徴・富士山を擁(よう)する静岡県富士市のご当地グルメである。

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提供:楽天カード

【なぜ?】楽天カードがテレホンカードに力を入れ始めた件

世は大キャッシュレス時代に突入しつつある。筆者はと言えば、財布の小銭入れをちょっとした饅頭くらいパンパンにさせる程度には現金離れできていない。逆にキャッシュレス事業者からすれば、これほど移行させがいのある客もいまい。そして筆者に限らず、未移行の層はまだまだ多いはずである。

そんな中、楽天カード株式会社が先日「あるキャンペーン」を始めた。熾烈な企業間競争が繰り広げられる状況下で実施されたその内容とは、応募者に抽選でテレホンカードをプレゼントするというもの。キャッシュレス素人でもわかる。楽天カードの方向性、何やらおかしすぎる

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三十路の男でも「シルバニアファミリー」は楽しめるのか / 癒されたくてシルバニアデビューしてみたら “世界” を見た話

癒されたい。生き馬の目をボコボコえぐり抜く現代社会、過酷な嵐の中でほっと安らげる時間が欲しいと、1度は心に浮かべたことのある方も多いだろう。かく言う筆者も折に触れて「癒されたい」と願う日々を過ごしている。

そんな筆者の脳裏に、先日とあるおもちゃの記憶がふとよみがえった。何かと言えば「シルバニアファミリー」だ。子供の頃TVアニメに挟まれるCMでよく見かけた、癒しの化身のごときおもちゃ。今まで実物に触れたことはないが、手に取ってみれば十割十分癒されるに違いない。

確信めいた予感を抱く一方で、こうも思った。果たして三十路のおっさんである自分が、女児向けのそれを楽しめるものなのかと

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冬場の鍋に飽きた人は “豚汁専門店” に行けば救われるかもしれない / プレミアムな豚汁を味わえる東京・代々木の「ごちそうとん汁」

最近、温もりが欲しいと思うことが増えてきた。あらぬ誤解を受ける前に補足をしておくと、直前の文言は「寒い季節なので温かい料理が食べたい」という意味である。冬と言えば定番は鍋料理だが、たまには違うもので暖が取りたい

そんな筆者の微弱なアウトロー精神を受け止めてくれるお店が偶然にも見つかった。店名は「ごちそうとん汁」。名前が表す通り、同店は何とも珍しい「豚汁だけを扱った豚汁専門店」なのである。

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提供:明治

【衝撃】パソコンのタイピング音と「ある食品のフタを開ける音」が激似すぎる

先日、お菓子や乳製品などでおなじみの株式会社明治がWEB動画を公開した。ある食品に関するものなのだが、ここまではいい。ここまではいたって普通の話だ。しかしその動画は、あまりに斬新な試みを取り入れた結果、当代随一の挑戦的な内容へと昇華しているのだ。

なにせ動画内でアピールされているのは、食品の美味しさや価格、ボリュームなどではなく、「その食品のフタを開ける音がパソコンのタイピング音と酷似している」点である。そんなメッセージがあっていいのか。というか、一体どういうことなのか。

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油そばなのにマジでヘルシーな「漢方油そば」が最強と言うほかなかった / 東京・大塚『麺屋 帝旺』

すでに30年の人生を生きてきた筆者だが、最近ふとした折に思うことがある。「好きな食べ物ばかりを食べていたら栄養が偏る人間の仕組み、理不尽すぎやしないだろうか」と。例えば油そばだ。筆者の大好きな油そばばかり食べていたら当然不健康になってしまうし、こってりしている分、余計にそのリスクは高いと思われる。

油そばからあらゆる栄養を摂取できるよう肉体を改造したいと何度も願ったものだが、残念ながら現代のサイボーグ技術はそこまで発達していない。だがしかし、普通の油そばより遥かにヘルシーな油そばというのは、実はもう存在しているのだ。その1つとして挙げられるのが「漢方油そば」である。

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【新ジャンル】グツグツとパスタが煮える「石焼生パスタ」を味わいに行ってみた / これは “パスタの正統進化形” かもしれない

突然だが、パスタという料理を人間に例えるとするなら、皆さんはどんな人物を思い浮かべるだろうか。「突然パスタを人間に例えさせるな」という声も聞こえてきそうだが、そこはひとまずこらえてほしい。パスタにも種類はあるものの、上品で大人しい、そんなキャラクターを想像する方が多いのではなかろうか。

しかし今回ご紹介するのは、エネルギッシュかつ豪放な雰囲気を漂わせるパスタである。なにせ名前は「石焼生パスタ」だ。「石焼」と「パスタ」。疎遠に思える要素を結びつけたそのメニューのことが、情報を入手した時から気になっていた筆者は、実際の味を確かめに行くことにした。

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三十路男が初めてナンを食べた時に起きた “感情の爆発” について / 東京・東長崎「マサラハット」

皆さんはナンを食べたことがあるだろうか。カレーにつけるインド料理のアレだ。筆者はまだない。ないのである。ゆえにナンについて「カレーにつけるアレ」以外の知見を有していない。匂いも味も食感も、本当のところは知らないのである。

食べてみたいと思いつつ、実際にそうすることもなく三十路まで来てしまった。ついでに言えば筆者は子供を持ったこともないのだが、このままではいつか子供が出来た時に「パパ、ナンってどんな食べ物?」と聞かれても「ほら、カレーにつける……その……」と言ったきり押し黙るほかない。絶対にこのままではまずい

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「究極のモチモチうどん」と豪語する “ウルトラもち麺” を食べてみたら、異次元の体験をしてしまった / 埼玉・所沢『うどきち』

流行りのタピオカ然り、餅やピザなども然り、モチモチした食感の食べ物というのは古来より人気が高い。人間は遺伝子レベルでそうしたジャンルを好むように出来ているのだろうかと思うほどだ。もはやホモ・モチモチンスと呼称しても過言ではないかもしれない。

例に漏れず、筆者も大概モチモチしたものが好きである。そこで今回ご紹介したいのは、とあるうどん屋が「究極のモチモチ」とまで豪語する麺、その名も「ウルトラもち麺」だ。世の中滅多なことがない限り「ウルトラ」はつかないため、さっそく現地に急行した。

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ポン酢をスープに配合した “さっぱり系二郎” は本当にさっぱりしているのか検証してみた / 東京・渋谷「凛」

たとえ「ラーメン二郎」を食べたことがなくとも、「二郎と言えばこってり」というのは多くの人にとっての共通認識だろう。二郎がこってりでなくなるとしたら、核戦争とパンデミックと隕石衝突が同時に起こった末に地球最後の日がやってきた時くらいだろうと、筆者もまたそのように思っていた。

だが、どうやら「こってりではない二郎系ラーメン」はすでに完成しているらしい。とあるラーメン屋では、にわかには信じがたいことに「さっぱり系二郎」が食べられるというのだ。人智を超えた響きにつられ、気が付けば筆者の足は現地に向いていた。

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【ライター募集】8年間ニートだった三十路男がなぜライターになれたか /「応募するだけならタダ」の精神

ロケットニュースではライターを募集している。これまでにも幾度となく募集を呼びかけてきたが、人の数だけネタの切り口は存在するし、その意味で全人類が潜在的ライターと言えるので、まだまだ募集している。

そんなわけで、今回は「興味はあるけどライターって難しいんでしょ?」という方に向けての記事だ。答えとしては正直ムズい。筆者(西本)がロケットの外部ライターとなって半年以上が経つが、大手を振って手探り中である。しかし難しさ以上にやりがいを感じる仕事だし、何より言いたいのは「応募するだけならタダ」「応募し得(どく)」ということだ。

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地元の謎のつけ麺屋「ラスト・ボス」に潜入した結果、想像の何倍も深い “店名の由来” が判明した

つい最近、地元にラスボスがいるのを発見した。いきなりよくわからないことを言い出したので「RPGのやりすぎでは?」と思われたかもしれないが、確かに筆者はRPGをやりすぎている。しかし妄想などではない。正真正銘のラスボスである。

正確に言えば、筆者が生来住んでいる東京都・練馬区に「ラスト・ボス」という名前のつけ麺屋があるのだ。極めて独特な店名だ。そのようなお店は見たことがない。興味が湧きすぎたので店内に入ってみたところ、想像の何倍も深い由来が判明した

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ショートケーキ発祥と言われるお店に行ってみたら、“忘れかけていたあの頃” を思い出した / 東京・原宿「colombin(コロンバン)」

最近、自分の心情にとある変化が起こっている。以前に親子丼のルーツとされるお店を訪れた時からその兆候はあった。何かと言えば「発祥フェチ」である。何らかのグルメが創始された地を訪れると、著しく興奮してしまうようになった。

「発祥フェチ」を発症した筆者は、このたびスイーツの代表格であるショートケーキの始まりが気になりだした。スポンジ、ホイップクリーム、イチゴによって構成された甘美集合体……あの幸福ジェネレーターはいかにして発明されたのか。そして発祥の地の味はどんなものなのか。

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