西本大紀 (Daiki Nishimoto)

ライター

無趣味・無特技・無職歴の3Mが揃った「無」を司る者。ライターの仕事を通じてそれらを獲得しようと画策している。唐揚げとラーメンが好き。少年ジャンプを15年以上購読している。子供おじさん。東京都練馬区出身。

「西本大紀」担当の記事 (4ページ目)

【私的ベスト】記者が厳選する2021年のお気に入り記事5選 ~西本大紀編~

年を追うごとに、反省の念が強まっている。例年にならって2021年のお気に入り記事を5本選んでみたのだが、その結果5本中4本が9月以降に書いた記事、かつ食べ物を扱った記事だったのである。

このままでは「春と夏の記憶がほぼないくせに食欲だけはある男」のレッテルが貼られかねないが、完全に否定しきれないのが悔しい。当然1年を通してどの記事にも注力はしてきたものの、もっと色々な記事が書ければ、もっと色々充実していただろうにという思いに駆られる。

せめてここでお気に入りの5本を振り返ることで、来る年への糧にしたい。皆さんにもお付き合い頂ければ幸いだ。

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コロナ禍で売り上げが爆増したらしい “オートミール” を初めて食べてみた / そして「米化」に度肝を抜かれた

先日、興味深い記事を目にした。いまだコロナ禍が続く昨今、オートミールの売り上げが爆発的に伸びているらしい。記事内のデータによれば、前年と比べて2021年の伸び率は約3倍だったそうだ。

正直なところ、筆者はオートミールという食べ物を目の当たりにしたことがない。何なら海外映画の中でしか見たことがないし、したがって極端な話、筆者にとってはオートミールもダース・ベイダーも似たような存在でしかないわけである。

が、現実においてここまで人気を博し、自分以外の人々に親しまれつつあるとなると、いつまでもそれを「ダース・ベイダー視」しているわけにもいかないだろう。初実食すべき時機がやってきたのだ。

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ブラックサンダーの新商品「いちごのサンダー」を食べてみたら、待たされただけのクオリティがあった

皆さんは急に空いた時間が出来て手持ち無沙汰になった時、どうにもならなくなって何だかよくわからない行動に出てしまうことはないだろうか。

筆者は以前そんな風に暇を持て余した際、わけもわからず「これまでに発売されたブラックサンダーのバリエーション」を調べて退屈を凌いだ経験がある。ブラックサンダーというのはあのチョコの駄菓子のアレである。そしてその調査の果てに、ある意外な事実に気付いた。

いちご味がないのである。チョコといちごは王道の掛け合わせであるだけに、とても驚いた。同時に「いつか発売しないだろうか。きっと美味しいだろうに」と思うようにもなった。それからどれくらいの月日が経ったかは定かでないが……今、とうとうその「いつか」が来た。

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初めてホットアイマスクを使う男が出会った、ある「優れモノ」の話 / 電気式かつコードレスかつ “シルク100%”

皆さんの周りに、「やたら何かと経験が少ない人」はいないだろうか。

特に箱入りで育ったわけでもないのに未体験の事柄が多く、大した理由もないのに動き出すまでに腰が重く、かと思えばひとたび動き出した途端それまでの渋り具合が嘘のように浮つき始める、そういった人種を見たことがないだろうか。それが筆者である。

そして、そんな筆者にとって未体験の事柄のうちの一つに、ホットアイマスクがある。最近たまたま「これは良さそうだ」と思える電気式かつコードレスのホットアイマスクを見つけたため、とうとう手を出してみようかという境地に達した。以降よりレビューしていきたい。

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不二家の新商品「カッチコチミルキー」に恐怖を抱いた話 / 味が長持ちする理由について

私事で恐縮だが、飴が好きである。口寂しくなった途端に手を伸ばしてしまうし、満腹の時にも気付けば口の中に放り込んでいるので、微妙に腹を下すこともままある。そんな危うい知性の持ち主である筆者だが、最近「理想の飴とは何か」についてよく考える。

美味しいだけではいけない。美味しくとも瞬時に溶けてしまっては非常に残念なので、口の中で長持ちしてもらう必要がある。しかし逆に、あまりよろしくない味の飴に長持ちされても、それはそれで悲嘆に沈むことになる。

美味しさと持続時間。それらが高い次元で両立された時にこそ、「理想」は顕現するのではなかろうか。そして、その険しき壁に挑む飴が先日新たに生まれ落ちた。造り手はなんと、あの不二家である。

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人生初のマリトッツォを「成城石井」で体験してみた / “あまおう苺ジャム入り” も “ティラミス風” も幸福感抜群

ウェブライターがこんなことを書くべきではないかもしれないが、マリトッツォのブームに完全に乗り遅れた。

流行りそうなものに先んじて目をつけるべき立場にいたにもかかわらず、気が付けばその甘美なスイーツは人々の心の中に入り込み、筆者以外の大多数をたやすく掌握していた。いつ手を出そうか、どの店で初体験を遂げようかなどと機を窺(うかが)っている場合ではなかった。

もはや一刻の猶予も残されてはいまい。そうして焦りが募り始めた折、筆者のもとに幸運が舞い込んできた。有名高級スーパー「成城石井」において、自家製のマリトッツォが売られているとの情報を入手したのだ。

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【二郎系】あの一風堂の新業態「博多ジロー」をUber Eatsで注文してみた / トッピングの明太子がもたらす満足感

ありきたりな問いだが、皆さんは「最後の晩餐」にどんな食事を望むだろうか。筆者は鶏の唐揚げと家系ラーメンと二郎系ラーメンを食べながら最期の時を迎えたいと思っている。来世で動物性脂肪に生まれ変わる気満々のギトギトの晩餐だが、大好きなので仕方ない。

今回はそんな大好物のうちの1つ、二郎系ラーメンについて皆さんと共有しておきたいことがある。あの有名ラーメンチェーン「一風堂」の運営会社が、二郎系ラーメンを提供する新業態を開始したというのだ。あまりにも「最後の晩餐」候補すぎるのでレビューしようと思う。

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【今さらレビュー】森永アイス「パルム」を初実食した三十路が感じた幸福について / そして「パルム」という名の由来について

「PARM(パルム)」というアイスを筆者が最初に知ったのは、高校生の頃だったと思う。アダルトな高級感を売りにしたそのアイスの好評ぶりに、「へえ、大人向けなのか」と憧れにも似た感情を抱きつつ、まだ手を出してはならぬものと考え、当時の自分は距離を置いた。

そのまま「へえ、大人向けなのか」と思いながらズルズルと十数年が経過し、とうとう手を出さずに齢三十を越えた。もはや完全に大人としか言いようがない。機が熟しすぎて腐り落ちそうですらある。というわけで、今さら初実食してみることにした。

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新発売の「ベビースターラーメン カップめん」を “追いベビースター” して食べてみた / おやつカンパニーとエースコックのコラボ

「ベビースターラーメン」はラーメンではない。

このことはもはや周知の事実であるし、今さら「名前に “ラーメン” とあるのに駄菓子ではないか!」と気炎を上げて激憤する古風な人間も少ないだろう。だが、「もしベビースターラーメンが本物のラーメンになったら」と夢想したことのある人は相当数いるはずだ。

2021年8月2日、その夢をカップ麺メーカーのエースコックが現実のものにした。ベビースターの製造元であるおやつカンパニーとコラボし、新商品「ベビースターラーメン カップめん」を発売したのである。

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【勇気レビュー】ハーゲンダッツの新味「濃苺」に、あえて苦言を呈したい /「ストロベリー味」への愛ゆえに

突然だが、筆者は今かなりの緊張の中で筆を執っている。何故なら大いなる存在に楯突こうとしているからである。

幼少の頃より何かに「逆らう」ということは滅多になく、長い物に巻かれ、べったりと大樹に寄り添い、最低限の意思表示をして生きてきた主体性ミニマリストの筆者であっても、今回ばかりは口を開かずにいられない。

何の話かと言えば、ハーゲンダッツの話である。2021年7月27日に同ブランドの新味「濃苺(こいちご)」が夏季限定で発売されたのだが、これを実食してみたところ、少々苦言を呈したくなる味わいだったので、おずおずと牙を剥いていきたい。

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1袋129kcalのヘルシースナック「罪なきとんかつ」を食べてみたら、“奇跡の新ジャンル” の誕生を感じた

「口寂しい」という言葉がある。筆者はこの言葉が大好きである。「特に空腹ではないが何か口に入れたい気分であるさま」といった意味だが、これを「口寂しい」と表すところに日本語の妙を感じる。どんな時も臆せず「口寂しい」と言える日本人でありたいと常に思っている。

さて、今回紹介するのは、まさしくそんな「口寂しい」気分を解消するのにうってつけと思われる商品だ。その名も「罪なきとんかつ」。菓子メーカーの湖池屋がとんかつ専門店「和幸」監修のもと、大豆たんぱくを使用してとんかつを再現した、言わばヘルシースナックである。

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謎肉が進化した新カップヌードル「カラアゲレモン味」を食べてみたら、「カラアゲ」を押しのける “主役” がいた

2021年6月14日、日清食品からカップヌードルの新商品が発売された。その名も「カラアゲレモン味 ビッグ」である。公式HPによれば、この商品に使用されているのはお馴染みの人気具材「謎肉」ではなく、唐揚げ風の新開発具材「謎肉カラアゲ」と呼ばれるものらしい。

とても良いことだと思う。筆者は日清の試みに称賛を送りたい。もしライターをやっていなかったら世界中の唐揚げを貪り食らう仕事に就いていたであろうくらいには唐揚げが好きだし、おまけにカップヌードルも大好きなので、これはもうレビューを書くしかない。

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銀色に光るパッケージのベビースター新商品「こだわりチキン味」を食べてみた / 通常のベビースターと比べてわかる上品さ

先日、コンビニの菓子の棚を物色していた時のことだ。そこで筆者は驚くべき光景を目にしてしまった。多種多様な商品が並ぶ中、まるでレトルト食品の箱の中身のような、ほぼ文字だけで構成された銀色のパッケージが平然と紛れ込んでいたのである。

「一体誰だ、こんなところにレトルト食品の箱の中身を置いた無法者は」と思っていたら、さらなる驚きが待ち受けていた。そのパッケージにはなんと「ベビースターラーメン」の文字が、こちらの頑迷な見識をあざ笑うように刻まれていたのである。

どういうことなのか理解が追いつかず、しかし一方でふつふつと興味は湧き上がり、気付けば筆者は目の前の菓子を購入していた。

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ずっと気になっていた「がブリチキン。」をデリバリーで初実食してみた / とある唐揚げ好きが味わった敗北

私事で恐縮だが、アルコールをあまり飲まないタイプの唐揚げ愛好家に分類される筆者にとって、「がブリチキン。」は紛れもなく憧れの場所である。

唐揚げ居酒屋として全国に展開する同店の味に、いつかは触れてみたいと思っていた。が、やはり非酒飲みからすると容易には近づきがたい。平日のランチへ行こうにもなかなか都合が合わない。休日は家でゴロゴロしていたい。「がブリチキン。」との距離は隔たるばかりだ。

何か良い方法はないものか。誰か他の人に頼んで、秘密裏に唐揚げを盗ませるか。あるいは同店の幹部と接触し、秘密裏に唐揚げを横流ししてもらうか。長らく答えは出なかったが、最近になってふと気付いた。そうだ、デリバリーがあると。

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ずっと気になっていた「りくろーおじさん」のチーズケーキを取り寄せて初実食してみた

人間、何事も溜め込みすぎるのはよくない。頭の中で膨らんだ不安やストレスが不調を招くことだってある。そして頭の中で膨らんだ「りくろーおじさんの店」もまた例外ではない。

その大阪の洋菓子店の評判は、名物のチーズケーキを称える声とともに、生粋の都民である筆者の耳にも届くことしきりであった。「どんな味なのだろう」と気になりつつ、時に多忙を理由に、また時に怠惰を理由に実食を先送りにしてしまっていたが、それにも限界があった。

今や誤魔化しが利かないほど脳内で肥大化した「りくろーおじさん」は、はけ口を求めて暴れ回っている。このまま放置してはおけない。向き合うべき時が来たのだ、「りくろーおじさん」と。

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【駄菓子】ブタメンの新味「うま辛とんこつ」を郷愁とともにレビューする / そして大人食いもする

私事で恐縮だが、今は齢30を越えてすっかりインドア精神が完成され尽くしている筆者も、子供の頃は結構な頻度で外へ遊びに出ていた。その折、駄菓子屋の軒先でよく食べていたのが、ご存知の方も多いであろうカップ麺風の有名駄菓子、ブタメンである。

そんなブタメンの新商品「うま辛とんこつ味」が、つい先日2021年4月12日に発売されたらしい。「ブタメンってアップデートされるんだ」という驚きが胸に湧き、そして久しく食べていなかったブタメンへの郷愁も膨れ上がってきたので、実物を入手してみることにした。

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『ウマ娘』がアツい今こそ『みどりのマキバオー』を読んでほしい / なぜなら “マキバオーは実質ウマ娘” だから

突然だが、皆さんにクイズである。早押しでお答えいただきたい。「実在の競走馬をモデルにした美少女たちの奮闘を描いたコンテンツと言えば……『ウマ娘』だが、ではその『ウマ娘』と同じジャンルで、かつ大きな共通点を持つ傑作少年漫画の名前は何か」。

おそらく多くの人が「競走馬」とか「美少女」のあたりで回答ボタンを押したことだろう。そして「何だこの卑怯なクイズは」と舌を打ったことだろう。それくらい今『ウマ娘』がアツい。流行りに流行っている。

アニメは2期が好評のうちに終わり、アプリはまだまだ勢いがすごい。そんな今だからこそ、皆さんにお勧めしたい漫画がある。その名も『みどりのマキバオー』だ。私がこの作品を推す理由はただ1つ。もう最初に書いてしまおう、『マキバオー』は実質『ウマ娘』なのである

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【新生姜グッズ】岩下食品から「万年筆のインク」が出たらしいので、これを機に万年筆デビューしてみた

皆さんは「岩下の新生姜」で有名な岩下食品について、どんなイメージを抱いているだろうか。筆者の中では、岩下食品は「生姜界のAmazon」とも呼べる存在である。

「独特な視点の持ち主だな」と思われるかもしれないが、ライターの端くれとして同社を観測している身からすれば、むしろ自然な分析である。ペンライト芳香剤巾着袋焼きそばなど、同社の「岩下の新生姜」グッズのラインナップはあまりに多岐に渡る。

そしてこのたび誕生した新「新生姜」グッズは、万年筆のインクである。これを取り上げねばライターの端くれが廃るであろう。

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大のわかめ嫌いが大好きな「チキンラーメン」の新商品 “わかめ味” に挑んでみた

幼少の頃より、わかめが苦手である。わかめを愛する方々には申し訳ないが、あの独特の匂いと食感がどうも受け付けない。「口に入れたら吐く」とかそこまでのレベルではないが、食卓にわかめの姿を認めると苦りきった顔になること請け合いである。

ただ、筆者はわかめ愛好者とのあいだに火種をばらまきたいわけではない。むしろその逆である。というのも、去る2021年3月8日に日清食品より「チキンラーメン」のわかめ味が新発売されたのだが、その情報を聞いて筆者はこう思ったのだ。

大好きな「チキンラーメン」の助力があれば、わかめを克服できるのではないかと。

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CMがおぞましすぎるアイス「Sof’(ソフ)」に赤城乳業が社運を賭けているらしいので食べてみた

突然だが、あなたは「ソフトクリームの上の部分に4本足が生えて自立し、砂丘を歩行している光景」を見たことがあるだろうか。筆者はある。こんなことを書くと甚だ特異な幻覚の持ち主だと思われそうだが、これは幻覚でも何でもない。赤城乳業が2021年3月1日より放映開始した「ある商品のCM」で流れる映像である。

赤城乳業。近頃この社名をよく聞くという人も多いだろう。元々「ガリガリ君」で不動の地位を確立していたが、最近は「かじるバターアイス」で話題を呼んでいる。その赤城乳業が、なんと前述した珍妙なCMの商品に社運を賭けているらしい。一体どういうことなのか。

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