チャオス (Charles)

タクシー運転手

カンバ族。ケニア・ナイロビ在住。GO羽鳥がマサイ族のルカに会いに行くとき、ケニアの僻地アンボセリまで安全に連れて行ってくれるプロフェッショナル・ドライバー。運転以外にもカメラの撮影補佐など、ケニアにおける羽鳥の相棒。2020年、新型コロナの影響により収入がゼロになったため、ケニアの現地レポーターとして期間限定のライターデビュー。

「チャオス」担当の記事 (10ページ目)

【ポテ通】めずらしく「清潔かつ、ちゃんとしている」と評判のポテト屋さんに行ってみたら、プロフェッショナルすぎてビックリした / カンバ通信:第184回

ジャンボ! ポテトジャーナリストのチャオスだよ。ということで今回は久しぶりのポテリング。ナイロビにあるポテト屋さんの中では、非常に珍しく「清潔」かつ「ちゃんとしている」と評判の個人店に行ってみた。

まず店に入ろうとすると、店の中から「ハイ、手を洗って〜」と声がした。オレだけにではなく、来る客みんなに「手を洗って〜」とお願いしているようす。それに従い、店頭に置いてあるポリタンクで手を洗ってから入店。すると……

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妖しく光るナイロビの夜をブラついたら痛い目にあった / カンバ通信:第183回

ジャンボ。その日オレは、アフリカはケニアの首都ナイロビの中心部に、午後8時ごろ行ってみた。特に目的はない。ブラブラと。何かネタになるものがあれば良いなって。多くの道をテクテク歩いた。

やがてオレは、マタトゥ(マタツ=乗り合いバス)の乗り場に到着した。そして1人の男に声をかけた。「やあ兄弟、調子はどうだい」。彼はマタトゥを待っているらしく、ヒマなオレに付き合ってくれた。

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【マサイ通信(番外編)】干ばつ中、「お金持ちのマサイ族が1ヶ月間に支払わなければならない最低金額」がビビるほど高かった…! カンバ通信:第182回

ジャンボ! スパ! オレもマー語は少しだけ知っている。なにせ日本のゴー(羽鳥)をマサイの村に連れて行ったのはオレだからね。その後もゴーのマサイ取材は必ずオレが同行。そのへんのタクシー運転手よりはマサイ事情に精通していると自負してる。ということでマサイ通信の番外編!

さて、先日。オレはとあるマサイエリアに行く用事があった。マサイ通信のルカがいたアンボセリ(Amboseli)ではないけれど、マサイ族がよく住んでいるエリアで、カジアード・カウンティー(Kajiado County)という。

そんなカジアードが、いま大変なことになっている。ルカもよく困っていたけど、まさに今、大干ばつ(かんばつ)。水もなければ草木もない。

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比較的安眠だというアフリカ人に睡眠障害であることを相談した結果 →「孤独を避けろ」とのアドバイス / カンバ通信:第181回

ジャンボ〜! 最近ちょっとずつタクシー業が復活しつつあるチャオスだよ。おかげさまで、毎日ヘトヘトで夜はグッスリ。一方、オレの相棒でもある日本のゴー(羽鳥)は睡眠障害で困っているらしいんだ。

そこで今回は、アフリカはケニア人であるこのオレが、「オレ流のグッスリ眠る方法」を教えようと思う。あくまでオレ流であり、科学的な根拠は一切ないので、そのあたりはご了承よろしくたのむね。

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エアコンも冷蔵庫もない家に住むアフリカ人に聞く「酷暑の乗り切り方」 カンバ通信:第180回

ジャンボ〜! アフリカはケニアに住んでいるチャオスです。家にはエアコンはおろか、冷蔵庫もありませーん。そんなオレに対して、灼熱の日本に住むゴー(羽鳥)から「酷暑の乗り切り方を教えてくれ」ときた。

よーし、教えてあげよう……っていうか、今のナイロビはそんなに暑くないんだけど(最高気温23度、最低気温12度)、オレでいいのかしら? ま、いっか。暑い時は暑いし。

そんじゃね、ケニアが暑い時、みんなどうやって乗り切っているのかというと……

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【1杯30円〜】ローカルな場所でしか売っていないケニアの激安ビール「上院議員」を飲んでみた! カンバ通信:第179回

ジャンボ〜! 今日くらいは……飲ましてくれよ。たまには、飲んだっていいだろ。ということでビール! それも、ローカルな場所でしか飲むことができない『上院議員ビール(senator)』を飲んでみたよ!

行ってみたのはキベラスラム。そう、上院議員ビールは、その名に反して治安が悪めなローカルな場所でしか売られてない激安ビール。間違っても上院議員が来るようなお店には置いてないので要注意だ。んで、価格だが……

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【ポテ通】なぜケニアのポテトは「サラダ」と一緒に出てくるのか / カンバ通信:第178回

ジャンボ! 突然、日本のゴー(羽鳥)が質問してきた。「ケニアのポテトって、“サラダと一緒” が一般的なのかい? たいていサラダが付いているけど……」と。いまさらかよ! と思ったけど、オレはこう答えた。

チャオス「すべてのポテトにサラダが付いているわけではない。だいたいローカルな安いポテトにはサラダが付いていることが多く、KFCとかJAVAとかリッチなショップのポテトはポテトオンリーなことが多いな」。

それに対し、ゴーはさらに質問してきた。「なぜ安いポテト屋さんはサラダを付けるんだい?」と。よし、あくまでもオレの予想だけど答えよう。

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【長距離運転時御用達】違法な国もあるけれどケニアでは合法な「覚醒植物ミラア(カート)」の使い方 / カンバ通信:第177回 

ジャンボ〜! みんなァ、起きてるかーっ? なんだかゴー(羽鳥)が不眠症に悩まされているってことなんで、いっちょ目の覚めるネタをやってみようかなって。その名も……「覚醒植物ミラア(カート)」の使い方だ。

ミラア(miraa)ってのはケニアでの呼び方で、一般的には「カート(Khat)」のほうが有名かもしれない。英語版のWikipediaによると……

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【ポテ通】マサイ族のレストランで「マサイ式ポテト(maasai chips)」を食べてみた! カンバ通信:第176回

ジャンボ! 今回オレが行ったのは、マサイ族が多く住む町「Bisil」のレストラン。当然、お客もコックさんもマサイ族。そんなマサイのレストランでは「マサイ式ポテト(maasai chips)」 が食べられるという。

店主が得意げに説明してくれた。「マサイ族ってのは、肉が好きなんだよ。どんな食べ物であろうとも肉が入っていなければならない。それほどの肉好き。だからこそ、彼らは牛、ヤギ、羊を飼っているわけだ」。

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【健康ドリンク】ケニアにあるブッ飛んだ「ハーブ医学ドリンクセンター」に通う人の中には、健康以外の目的があった / カンバ通信:第175回

ジャンボ! チャオスです。インフルエンザの後遺症なのか、ちょっとまだ本調子じゃないんだよね。咳が止まらないんだよね。ということでね、ハーブ医学をベースとした健康ドリンクセンターに行ってみたんだ。

言っちゃ悪いが、この店はマジであたおかだ(this store was very crazy)。なぜなら店のスタッフは皆こう言うんだ。「自然のものを使ってあなたが望むどんな種類の薬をも作りますよ」と。魔女かよ。

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【オレ流が過ぎるレシピ】ケニア伝統の家庭料理「ギテリ(githeri)」の作り方 / カンバ通信:第174回

ジャンボ! けっこうリクエストボックスに「チャオスさんの料理が見たいです」なんて声が届いていてね。隠せないんだなって。実はオレが料理得意だってこと……。

ということで今回は、ケニア伝統の家庭料理「ギテリ(githeri)」を作ってみようと思う。用意するのは粒状の乾燥トウモロコシ、豆、ジャガイモ、トマト、タマネギ、ピーマン、そしてアボカドだ。まずはベランダに出て……

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【ポテ通】なぜそんな場所で…? 客はおろか、店主すら近寄らないけど絶賛営業中のポテト屋の謎 / カンバ通信:第173回

ジャンボ。その店の張り込みは、オレも実はツラかった。客もいなけりゃ店主もいない。ただあるのはポテトのショーウィンドウと、バックステージに調理器具……。ポテト屋であることは間違いないのだが、人がいないのだ。

しかし、ポテトを買い求めに来たお客さんがショーウィンドウの前まで来ると、どこからともなく店主がサササーーーーーッッと横すべりしながら対応してくれる。ただし、口数は少ない。彼は決まってこう言った。

どれくらい?

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さすがのケニア人でも少し怖いと思う「橋の下のレストラン」で20円のランチを食す / カンバ通信:第172回

ジャンボ! おかげさまでインフルエンザも完治して、復活1発目はポテ活……と言いたいところだけれど、けっこうポテトって体への負担が大きいので、今回はリハビリの意味も込めて普通のレストランに行くとするね。

普通といっても、けっこうハード。スラムではないけど、決して治安良好とは言い難い「橋の下のレストラン」に行ってみたんだ。

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【ケニア民間療法つき】コロナかもしれないので病院に行った結果… / カンバ通信:第171回

ジャンボ。チャオスだよ。もしかしたらコロナになっているかもしれないほど体調の悪いチャオスだよ。ということで、「もしもコロナになってたら……」と考えると怖いけども、勇気を出して行ってきたよ、病院に。

オレが行ったのは、小さな公立の病院だ。安いけど適当なのが公立の病院で、高いけど手厚く診てくれるのが私立の病院……というのがケニアの常識。そこまでお金をかけたくないオレが選ぶのは当然、公立。んで……

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【不安】オレ、コロナになったかもしれない / カンバ通信:第170回

ジャンボ。もう日本のゴー(羽鳥)には報告したのだけれど、オレ、コロナになったかもしれない。とりあえず今は大丈夫だけど、ひどい頭痛と鼻水が止まらなかった。でも風邪なのかコロナなのか、わからない。

その後、しばらくは落ち着いていた。でも、また頭痛と鼻水、そして喉の痛みが止まらない。ウチには体温計がないので正確にはわからないけど、たぶん熱はないと思う。とにかく「頭痛、鼻水、喉の痛み」だ。

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ケニアのポテトジャーナリストが体を張って導き出した「どんなポテトが下痢になるのか」の法則 /  カンバ通信:第169回

ジャンボ〜。ポテってる? ポテト大好き、ケニアのポテトジャーナリスト・チャオスだよ。だいたいオレ、わかってきた。どんなポテトが下痢になるのか、なんとなくだけどわかってきた。たとえば……。

厨房のバケツの水の中にイモが入っていたら要注意。これが何を意味しているのかというと、「前日からポテト用のイモを用意している」可能性が高いんだ。そのバケツの中の水がキレイだったらセーフだけど、逆なら……

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【ポテ通】完全敗北! 完食できず!!  ここまで最悪な気分になったポテト屋は初めてかも / カンバ通信:第168回

ジャンボ。まるでミツバチが花の蜜に誘われるがごとく、私はポテトの香りに誘われる。ある日のこと。ほんのかすかな香りから「あるな」と確信した私は、薄暗い店に入店した。ドッコイショと椅子に座り

「ポテトくれい!」

と美味しんぼの海原雄山ばりに雄叫(おたけ)んだ。しかし一向に店員が来る気配はない。腕組みをしながら、姿勢良く待ち続ける私。──と、その時、遠くの方から声がした。

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タバコ屋のおばちゃんに「火を使わないタバコ」の嗜み方を教えてもらったよ! カンバ通信:第167回

ジャンボ〜! 今回はポテトじゃないよ。タバコだよ。というのも、とある街をポテロールしてたら、面白そうなおばちゃんがいたのね。話を聞けば「タバコだよ」って。でも、いわゆる紙巻きのタバコではない。

どうやって使うのかと聞いたら、おもむろにタバコ女将(おかみ)は……

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【ポテ通】原料高騰でポテ活の危機! ポテト屋主人が嘆く今ポテト業界が直面している問題 / カンバ通信:第166回

ジャンボ。その日オレは愛車トヨタ・ラウムに乗って、ケニアのナイロビはランガタロード(langata road)あたりを流していた。すると車内に漂うポテトの香り。オレはポテ臭をたぐりよせるように車を走らせ、やがてポテ源地を特定。その店は、名前の無いポテト屋だった。

入店するなり「ポテト」とつぶやく。店主は無言で頷いて、目線で「あっちに座って待ってろ」と店内の椅子を指していた。

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【塩】ポテト評論家、“通” を気取っていたのを反省するの巻 / カンバ通信:第165回

ジャンボ。ケニア唯一のマン・オブ・ザ・ポテト(ポテト評論家、ポテトジャーナリスト、ポテリート、ポテリスト、ポテラー、ポテトマン)であるオレは、今まで「通(つう)」を演じていたのかもしれない……。

そうオレに思わせた店が、ケニアはナイロビにある「アカシアファーストフード(acacia fast food)」である。

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