【衝撃の結末】新宿2丁目で「エックスジャパン」を発見したので突撃してみた結果(その2)

誰もが諦めかけたその時、「キターーーーーーー!」と声を上げたのは編集長のGO羽鳥。それはGO羽鳥が「エックスジャパン」のしっぽを掴んだ雄叫びだった。新宿2丁目の「エックスジャパン」……その謎は過去に隠されていたのである。まずは、現在のビルの画像を今一度見ていただこう。

続いて、以下が2005年当時に撮られたこのビルの画像である。(賃貸検索サイト「officee」より)

お分かりいただけただろうか? そう! 現在の看板で「エックスジャパン」と掲示されているところが、12年前の看板では同じ文字体で「エフ・エックスジャパン」と書かれていたのである。

・日本語学院が大きくなった結果

さらに、よく見てみると12年前より「東京国際日本語学院」の枠が大きくなっている。つまり、ビル看板の「エックスジャパン」は正式名称「エフ・エックスジャパン」の「エフ」が勢力を広げた「東京国際日本語学院」に切り取られたものだったのだ! そこはかとなく『信長の野望』感が漂っているのが胸アツである。

・人波に消えていく記憶の吐息

それはさて置き、新宿2丁目の「エフ・エックスジャパン」を検索してみると、キャッシング会社の営業所をまとめたブログに武富士などと共に記載されていた。

念のため、電話をかけてみたところ「現在使われておりません」とのこと。兵(つわもの)どもが夢の跡……。

謎が謎を呼んだ新宿2丁目の「エックスジャパン」。その正体には、思わずロマンを馳せずにはいられない歴史が垣間見えた。ともすれば、気づかず通り過ぎてしまう日常に隠されたちょっとした謎。そんな謎の1つ1つに誰も知らない物語があるのかもしれない。今日も今日とて新宿2丁目、跡切れた想い出重ねる変わらない夢にOh Rusty Nail。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.