【自称マッサージ嬢とのパンツ際攻防戦(その2)】

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私を呼んだ白衣の女性(仮名:エドワルダ)は恐らく30代後半から40代。スタイル抜群の正統派美人で、白衣がよく似合う。おまけに、話をして分かったのだが英語も流暢。CAの制服を着れば、それも様になりそうだ。

・危険な匂いのするオプション

こんな人に「1人でお休憩したい」と言うのは気が引けるような、逆にワクワクするような複雑な気になったが、とにかく行くしかない。GOGOGOだ!

「こちらで休憩したいのですが、出来ますか?」

エドワルダ「プランはどうなさいますか?」

「一番短時間のプランでお願いします」

エドワルダ「マッサージが200ユーロからあります。他にも、FFFFFFF(※よく聞き取れず)400ユーロ、SSS(※よく聞き取れず)600ユーロ、AAAA(※よく聞き取れず)800ユーロのプランがありまして、時間は1時間です」

──私が相手の英語をよく聞き取れなくて申し訳ないのだが、何やらエドワルダはとんでもないことを言ったような気がした。なお、エドワルダは自分の口を指差しながらFFFFFFF、股間を指差しながらSSS、お尻を指差しながらAAAAと言っていたことを追記しておきたい。

いずれも私には全く聞き覚えのない単語だったため、意味がさっぱり分からなかったが、会話中にマダムはこの単語を何かと連発。紛らわしいので、以降FFFFFFFはプランF、SSSはプランS、AAAAはプランAと記載しよう。

「折角ですが、マッサージとかは大丈夫です。部屋だけ使わせてもらえれば」

エドワルダ「でも、あなたは1人じゃないですか。ラブホテルの部屋はカップルのためにあります。だからプランを選んで下さい」

「なるほど……。では休憩はナシで、空いている部屋の写真だけ撮らせてもらえないですか?」

エドワルダ「それは無理です」

「う〜ん、それでは今200ユーロの持ち合わせがないので、失礼します」

エドワルダ「カードは持ってないんですか? VISAでもマスターカードでもどっちでもOKです」

「カードはホテルのセーフティボックスに入れているから、持ってないです(※ウソ)」

エドワルダ「わかりました。じゃあマッサージは100ユーロにします! プランFは200ユーロ、プランSは300ユーロ、プランAは400ユーロでいいです。今日だけ特別! リアリー・リアリー・スペシャルプライス!!」

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「……では、私がマッサージをお願いすれば、部屋の写真を撮影しても大丈夫ですか?」

エドワルダ「それならノープロブレム! ただし、女性には絶対にカメラを向けないようにして下さい」

「わかりました! じゃあお願いします!!」

エドワルダ「では、300ユーロ(プランS)になります」

「いやいや、そっちじゃないです。ノーマルなマッサージだけで」

エドワルダ「本当にマッサージだけで大丈夫ですか? ここの女性はみな素晴らしいから、マッサージだけの人なんていない。大体のお客さんはプランSです」

「マッサージだけでノープロブレム!」

エドワルダ「……わかりました。では前払いで100ユーロです。すぐに地下に案内するので、少々お待ち下さい」

──なんということだろう。このラブホには地下もあったのだ。エドワルダの話によると、カップルが利用する部屋、いわゆる日本のラブホは『LOVE HOTEL』の2Fより上の階にあり、1Fは先述の通りおもちゃエリア、地下がボッチ男性のための “マッサージエリア” になっているらしい。

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そして、この後いよいよ地下室に行くことになるのだが……そこは男女の絶叫が響き渡るシャウト空間だった! 詳しくは次のページ(3ページ目)でどうぞ!!

Report:和才雄一郎
イラスト:稲葉翔子
Photo:RocketNews24.
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