あれも必要、これも必要……と、何かと増えていく旅行の荷物。できることならカバンは小さめで、身軽に旅立ちたいものだ。そこで多くの人が使うのが、洋服などを小さく収納できる通称「圧縮袋」だが、実は圧縮袋を使わない方がコンパクトにパッキングできるのだ(断言)!

コツは洋服などを、とにかく「隙間」に入れること。この「隙間入れ」のテクニックを駆使すると、膨大な荷物が驚くほど小さなカバンに入るである。そんな「隙間入れテク」も使いながら、さらに洋服をミルフィーユのように重ね入れる、パッキング師匠の動画がバックパッカーの間で話題になっている。

師匠はまず、靴の中に靴下を詰め込み始めた。どうあがいても靴の中の空間は圧縮できないし、逆に何かモノを詰めたほうが型くずれしにくい。いわゆるこれが「隙間入れ」である。

さらに師匠は、それら靴を片方ずつビニール袋に入れ始めた。理由はもちろん他の荷物を汚さないためだ。そしてそれらをカバンの底にあたる位置に縦置きに収納。存在感のある靴というデカ目の荷物を、「ショック吸収材」として活用するという見事なテクニックだ。

そして小さく畳んだパンツなどの下着類を、隙間なく敷き詰めていく。その上にTシャツや薄めの上着を敷き詰めて、ズボンやパーカーなどを互い違いに入れる。まるでミルフィーユだ。この時点では、カバンからはみ出ていてもOKだ。全てを入れ終わったら、丁寧に畳み、カバンのベルトでギュッと縛る。この時の縛りが重要なので、思い切り締め上げて欲しい。ギュギュッ!

最後にバスタオルとビーチサンダルを入れて、あとは圧力をかけながらカバンのジッパーでガッチリとホールド! パンパンになったリュックサックは、サンドバッグ並みの硬度を誇る。これにてフィニッシュ。

お土産が入る余地はないけれど、ぶらり一人旅ならこれで十分。みんなも参考にしてみてはいかがだろうか。

(文=GO
Screenshot youtube.com.by eviltommy.
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