冒頭から私事で恐縮だが、私は文鳥と暮らしている。

「文鳥を飼ってる」と話すと、初対面の人にはたいてい驚かれる。でも実は文鳥ってめちゃくちゃ人懐っこい生き物なのだ。

名前を呼べば「ピッ!」と返事をするし、気づけば肩や頭の上にいるし、トイレにまでついてくる。あの小さな体で全力で愛を伝えてくるその姿は愛おしさしかない。

そんな愛すべき生き物、文鳥が約100羽いる「文鳥公園」と呼ばれるやべぇスポットがあるらしい。

これは行くしかない! ということで、文鳥愛にあふれる私が全力で突撃してきたぞ!

・相模原麻溝公園

今回訪れたのは、神奈川県相模原市にある「相模原麻溝公園」。

無料の動物園やアスレチック、温室、展望塔までそろった総合公園で、ファミリーでもカップルでも、もちろんひとりでも楽しめる人気スポットだ。


だが、今回のメインはそこではない。私の目的はただひとつ───。「文鳥公園」である。


・文鳥天国

さて、今回本題の「文鳥公園」は公園内の「ふれあい動物広場」にある。


バードゲージに意を決して足を踏み入れると、そこには……。



見渡す限りの!


文鳥たちが!!!


ンギャワイイ!!!!!!!!


文鳥たちがワラワラと集合している光景は圧巻の一言だ。

文鳥の種類は白文鳥、桜文鳥がメインで、ごま塩文鳥(頭がゴマ柄のやつ)もちらほら。木箱に集まるその姿は、まるで文鳥団地。かわいすぎるだろ‼︎


ちなみに、ここでの文鳥とのふれあいは基本NGだ。

広場の名前は「ふれあい」だが、文鳥たちはあくまでも観賞用なのだ。触るのは御法度なので注意するべし。


とはいえ、こんなに愛らしい文鳥たちに囲まれているのだ。じーっと見ているだけでも最高である。


木の上で仲良く日向ぼっこしていたり


みんなでご飯をつついていたり


木箱から仲良く顔を出していたり


雛ちゃんがご飯を待機していたり


餌の門番(?)している子がいたり


やたら貫禄ある子がいたり


どこを見ても癒される。


ちょこちょこと動き回る文鳥たちを眺めていると、時間の流れがゆっくりになって、ずっと見ていられる……。顔も自然とほころんでしまう。

どうしても写真だけでは魅力が伝えきれないのが残念であるが、文鳥好きにとってこの場所は間違いなく天国であると断言できる。


・文鳥だけじゃない

実はここ「相模原麻溝公園」は文鳥以外の動物に加え、施設も充実しているので少しだけ紹介させていただこう。

まずは鳥から。キンカチョウや


ジュウシマツ、


ウズラの姿も。


その他にも珍しい鳥たちがいっぱいいるぞ。


さらに、リスザルやコモンマーモセット、


ヤギなど、その他にも紹介しきれないほどの動物たちがたくさん。


これが無料で楽しめるなんて、太っ腹すぎやしませんか相模原市……!


・動物以外にも充実した施設

文鳥たちを堪能したあとは、公園内を散策するのもおすすめだ。

ということで、展望塔へ。


エレベーターで最上階までのぼると、そこには相模原市を一望できる絶景が! 天気が良ければスカイツリーまで見えるらしいが、私の視力では発見できず。


さらに、公園内には温室まで完備されている。


入場料は100円と有料だが、むしろ払わせてください‼︎ とチケットを購入し、南国気分を満喫してきた。冬でも暖かく、カラフルな花々に囲まれる空間はまさに楽園。

・楽園は神奈川県にあった

というわけで、相模原麻溝公園、通称「文鳥公園」はまさに文鳥好きの夢が詰まった場所だった。

ひとつだけ懸念点をあげるなら、アクセス面にあるだろう。

最寄りのJR原当麻駅から徒歩20分と、歩くにはちょっと遠め。でも、バスが出ているので、車がなくても安心だ。詳細は相模原市公式ホームページをチェックしてほしい。

たくさんの文鳥がワラワラいる光景は、まさに天国。その他の動物もたくさんいるので、動物好きなら一日中楽しめるぞ‼︎

参考リンク:相模原麻溝公園
執筆:大島あさ未
Photo:RocketNews24.

▼我が家のぐりまるちゃん。よく白文鳥に間違えられるが、うちの子はライトシルバーである。文鳥は意外と色んな種類がいるのだ

▼アスレチックもたくさん

▼いたるところに足跡が。調べてみると、麻溝公園は「でいらぼっち(ダイダラボッチ)」の神話をモチーフにしているんだとか

▼「リリちゃんばし」なるものも

▼ガーディアン感がすごい