お腹が空いたなあと、ロピアの惣菜コーナーをぐるぐるしていた時のことだ。見ているだけで満腹にしてくれそうな商品を発見した。

『うな玉丼』……なのだが、鰻がでっかい! 全長約20㎝はあるだろうか。厚焼きの卵もドドーンと乗っている。どうやらこれで税抜1500円らしいが、中国産鰻にしても破格ではなかろうか。


・眺めているだけでテンション上がる丼

ロピアと言えば、過去にも4キロ越えの天丼モンスターバーガーなど出しており、メガ盛りはお手のもの。

またウナギにも力を入れているようで、土用の丑の日は大いに盛り上がるらしい。

冒頭に書いた通り、今回手に入れた「うな玉丼」に使われている鰻は中国産なのだが、だからといってめちゃめちゃ安いという訳でもなかろう。以前の記事を見るに、丑の日に同店で販売されていた中国産鰻は1尾税抜1190円とのこと。

それが鰻だけでなく、卵焼きやご飯まで乗っかっているのにこのお値段。というか、鰻がデカすぎてご飯はどこ? 状態である。見た目も良く、眺めているだけでテンションが上がる。

空腹時になんと魅力的な丼でしょうと、さっそく購入してみることにした。


・見た目通りボリュームがある

持ち帰り、丼が入ったケースの大きさを測ると約18㎝、深さも同じくらいだ。鰻はケースの中で真っ直ぐに伸び切らず端が曲がってしまっている。


驚いたのは鰻を捲(めく)ると、その下にも一切れ、鰻が収まっていたことだ。……何故? もう十分なほど上に乗っているのに、どうしてそこに、もうひと切れねじ込んだ? 


気を取り直して、鰻の下の分厚い卵焼きに箸を入れるとしっかり固め。ギュッと卵が詰まっている感じだ。あんなにお腹が空いていたのに、なんだか食べる前からお腹がいっぱいになってきた。



パッケージに「そのままレンチンできる」と書いてあったのでその通りにすると、フワリとタレの良い香りが漂ってくる。

これだけで満足感が半端ないと思いながら、箸でごそっと掬(すく)ってみたが、もしかしたらスプーンの方が食べやすいかもしれない。それくらい、ボリュームがあるのだ。


食べてみると大振り鰻の身はもちもち、皮はちょっと固めだが、まあ許容範囲だろう。卵は見た目通りのギシッとした感じで、ひと口で満足感がすごい。

鰻にしっかり脂が乗っているので、山椒があるとなお良かった気もする。ご飯にもしっかりタレが染みていて旨し。見た目がアレなだけで、普通に美味しいうな丼である。

食べ切れるかなと思っていたが、ペロッと鰻がなくなってしまった。ランチにしてはやや高いかもしれないが、個人的には1.8食分くらいあったので文句なし。


土用の丑の日でもないのに、大盤振る舞いなロピアの『うな玉丼』、心もお腹も大満足である。みなさんの近所のロピアにも置いてある……とは限らないが、機会があれば総菜コーナーを覗いてみてほしい。

いやはやしかし、こうして定期的に面白いものを作ってくれるロピア、これからもパトロールが欠かせなくなりそうだ。ごちそうさまでしたっ!! 

・今回弁当を購入した店舗の詳細データ

店名 ロピア 橿原店
住所 奈良県橿原市曽我町26−1
時間 10:00〜20:00

執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼見た目の圧がすごいロピアの「うな玉丼」

▼深さも18㎝くらいあった