2024年4月、群馬の謎コンビニ「さくらみくら」が横浜市に出店して話題となった。もちろん群馬県外での店舗展開は初。さくらみくらといえば、店内調理設備の「みくら食堂」が人気。カツ丼やカレーなどを注文後に調理して提供するのが特徴だ。

もしかすると、このまま勢力を伸ばして神奈川県を制覇……となると「神奈川を制するものは全国を制す」の勢いで、さくらみくらの時代が意外と早く来るかもしれない。

そんなことを考えながら、ホットスナックコーナーの「揚げパン」を注文した。近い将来に訪れる「さくらみくら時代」に向けて、今回は皆さんに “さくらみくらの代名詞” こと「揚げパン」を紹介したい。

・さくらみくら

外食最大手・ゼンショーが運営する新しいコンビニ・さくらみくら。公式サイトによると「日本発のコンビニとして、桜の花のように地域に根差し、笑顔を届ける存在になりたい」という思いが込められた店名らしい。

先に述べたように、店内調理のできたて弁当が人気。店内のイートインスペースだけでなく、店外にもオープンテラス式のスペースが用意されている。

すでに地元ではファンも多く、お弁当や揚げパンをまとめ買いする常連客も少なくないという。イメージとしては北海道最強コンビニ「セイコーマート」の群馬版といったところか。まずはやはり地元ファンを増やすことが第1歩となる。



・揚げパン

群馬県民を虜にしたのが「揚げパン」と言っても過言ではない。レジ横のホットスナックコーナーにチュロスや揚げパンが並んでいるのが、さくらみくらの大きな特徴の1つ。公式SNSによると、揚げたてを注文することもできるという。

今回、私が買ったのは「きなこの揚げパン(172円)」。シュガー(162円)も売っていて、以前はシナモン・ココアもあったという。

さすが日本発のコンビニ。きなこの揚げパンといえば、日本人にとって味噌汁の次の次くらいに馴染みがある食べ物だ。揚げたてが食べられるのは激アツ。ホットスナックコーナーの主役にふさわしいメニューだと言える。

揚げたてなんかウマいに決まっている。昔ながらのふんわり揚がった懐かしい味。きなこの配分も完璧……わからないけどきっと完璧だ。最高にウマいし懐かしい。



スッキリしたアイスコーヒーとの相性がこれまた抜群。テラス席に昭和の風が吹いた。他のコンビニでは、この揚げたての味を楽しむことはできないだろう。

揚げパンの強さを考えても、さくらみくらの勢いは止まらないはず。果たしてどこまで勢力を広げるのか。当分目が離せそうにない。


参考リンク:さくらみくら公式サイト
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.