本日7月24日は土用の丑の日。土用の丑の日は年ごとに異なり、今年(夏)は今日と8月5日だ。私はかねてよりロピアの名物『鰻姿寿司』をご紹介したいと考えていたが、せっかくなら土用の丑の日がいいと思い、今日までネタを温めておいたのである。寿司だけに。

そして土用の丑の日本番……朝イチで訪れたロピアの看板は、心なしか普段より輝いて見えた。

おそらく今朝は惣菜部署総出で鰻姿寿司を作りまくり、陳列に陳列を重ねられたに違いあるまい。ちょっと気が早いけどロピアの皆さん、ガチお疲れッス!!!

・熱いぜロピア

本日オープン直後のロピア店内は、土用の丑の日に色めき立っている様子であった。

今日の目玉は1枚2149円(税込)の国産ウナギ。

3枚入りだと5940円(1枚1980円)となるようだ。こういうとこ、ロピアが「日本のコストコ」と呼ばれる所以である。

リーズナブルな中国産ウナギもあるぞ。

無関係の精肉コーナーまで「鰻より牛肉」とか言い出しているカオス。やっぱ土用の丑の日はこうでなくちゃいけねぇ!



・いざ惣菜コーナー

……とか喜んでいる場合ではなかった。今日の目的はあくまでも惣菜コーナーである。

鮮魚コーナーと惣菜コーナーでは管轄が異なるらしく、鮮魚コーナーには鮮魚コーナー独自のうな丼が販売されていた。惣菜コーナーの常設メニューである鰻姿寿司は、鮮魚コーナーには置かれていない。


ってことでいざ、俺たち惣菜コーナーへ! 鮮魚&精肉に負けてらんねぇぞ!!!!



…………って、エーーーーーーーッ!!!!?


・ウソくさい本当の展開

信じられないことに、この時ロピアで販売されていた『鰻姿寿司』はたったの2つであった。

なお時刻は午前10時30分。私は週2でロピアを訪れるソフトガチ勢だが、これほど鰻姿寿司の在庫が少ない光景を見るのは初めてかもしれない。これは……どういうことだ? とりあえず急いで1つ確保しレジへ向かう。

そして戻ってみると、鰻姿寿司は完全に姿を消していたのだった。開店からわずか1時間で完売したというのか? 惣菜部の予想を凌駕する売れ行きだった可能性もあるが、もっと多めに用意しておけよという気もする。だって今日は土用の丑の日だぞ……?

果たして今日、この先、鰻姿寿司は追加されるのだろうか? 成り行きを見守ろうかと思ったが、「そこまですることでもないか」と思い直し私は帰宅した。



・鰻姿寿司はイイぞ

ってことで、ギリギリでゲットした鰻姿寿司がこちら。長さ約29センチ。

この商品の正式名称は『鰻姿寿司(松)』(税込1598円)。ってことは(竹)とか(梅)もあるのかな? と誰しも考えるところだと思うが、私は(松)しか見たことがない。

押し寿司の要領でウナギが1本、米を丸ごと包み込んでいる。ウナギは肉厚でフンワリ。この時点でウマいことは確定しているのだが、個人的に重要なポイントは米が酢飯であること。

ここまで言っといてアレだが、実は私、ウナギがそれほど好きなワケではない。油と皮の合わせ技が若干クドく感じられ、ちょっと食べると味に飽きてしまうためである。

そこへきて鰻姿寿司はシャリの酸味がいい感じにクドさを中和してくれ、肉厚なウナギを「ナンボでも食える」状態へ昇華させているのだ。夏バテを乗り切るにはロピアの鰻姿寿司がマジでオススメ!

今回の調査の結果、絶対に買えるかどうかは若干怪しいことが判明してしまったが……来たる8月5日(次の土用の丑の日)、確実にゲットしたい人は開店直後を狙うべし!

執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.