元気ですかーーー! 元気があれば何でもできる。元気があればガストにも行ける。そして1000円あればガストで大満足できる!! シリーズ『最高な1000円の使い方』の第18回は、安定のTHE・ファミレス「ガスト」が登場だ。

値上げラッシュが続く飲食業界だが、ガストにもその波は押し寄せているのだろうか? 参加者11人が全力でプレゼンする『最高な1000円の使い方 ガスト編』を以下でご確認いただきたい。

・1000円を使い倒せ

まずは本企画の概要を説明しておこう。『最高な1000円の使い方』はその名の通り、最も有効的な1000円の使い方を模索する企画である。

もちろん1001円になった時点で即失格! 味覚や知識は当然として「1000円とどう向き合うか?」が試される企画といえよう。

さて、かつては「リーズナブルなファミレス」というイメージがあったガストだが、昨今の値上げラッシュは当然ガストにも直撃しているハズ。1000円じゃどうにもならないリスクは確かにある。

が、それでもガストなら1000円で満足できるうえ、バリエーション豊かな組み合わせが期待していいのではあるまいか? 俺は信じている……ガストのポテンシャルを。

というわけで、新メンバー「古沢崇道」も加えた11人でお届けする『最高な1000円の使い方 ガスト編』は以下の通りである!



・GO羽鳥「チーズONチーズINハンバーグ追いチーズ」

チーズONチーズINハンバーグランチ: 950円
ライス大盛り: 0円
粉チーズ: 50円 …… 合計 1000円

「ガストといえばチーズINハンバーグ、異論は認めない。

そんなチーズINにチーズONした実にチーズィーな「チーズONチーズINハンバーグ」こそ現時点においてガストの最高峰だと私は思うのだが、そこに、さらに「粉チーズ」をふりかけてしまう「チーズONチーズONチーズINハンバーグ」こと史上最強のガストチーズハンバーグがコレである。

ポイントはランチを狙ったこと。950円でライス(大盛り無料)と、スープまでついてくる。50円余ったのなら、残る選択肢は粉チーズトッピング一択。それを大盛りライスと一緒にガツガツとかっこむ。粉チーズがイイ仕事していて、最強にウマい。えも言われぬ多幸感が全身を包む」


ガストの大鉄板「チーズINハンバーグ」をさらに進化させたGO羽鳥のセット。意外にもチーズINハンバーグをセレクトしたのは羽鳥だけだったので、ブッチギリもあり得るかもしれない。



・原田たかし「ガストのカレーいけるやんセット」

ガストうすカツブラックカレー: 1000円 …… 合計 1000円

「ガストで食べる機会がなさすぎるから、どれがいいとかよく分からない。こいつは困ったぞ……といったところで目に入ったのがジョブチューンで満場一致で合格だったという「ガストうすカツブラックカレー」だ。

しかも値段が1000円ピッタリ。もうこれ以外に選択肢はないだろう。ってことで食べたら、濃厚な見た目に反して食べやすかった。

あまり辛くないのも個人的によかったし、ガストのカレーいけるやん! ライス大盛りじゃなくて特盛りにしたらよかった!!」


原田がチョイスしたのは意外にもカレー。ただし「ジョブチューンで満場一致で合格だった」というから安定感はあるのだろう。ジョブチューンパワーで押しきれるか?



・砂子間正貫「セレクトランチで満腹セット」

セレクトランチ鉄板目玉ハンバーグ: 950円 …… 合計 950円

「言うまでもなく、ガストのランチメニューはコスパ最高。セレクトランチは、日替わりスープ・ライス大盛り無料・10種類から選べるサイドメニューまで付いてくる。

私は「鉄板目玉ハンバーグ」&「ライス大盛り」&「ほうれん草ベーコン」という満腹セットで勝負した。ガストらしさ全開で、一分の隙のないメニューだと言える。

もしクーポンを使ってギリギリ1000円を狙うメンバーがいたら「計算お疲れさまです」と言ってあげたい」


行き当たりばったりの砂子間はランチセットで勝負に出た。安定感はあるものの、パンチの弱さを読者はどう判断するか? 人の心配をしている場合じゃない。



・和才雄一郎「ホテルのモーニングとほぼ変わらない気分を味わえるセット」

焼鮭朝定食: 800円
追加パンケーキ: 200円 …… 合計 1000円

「外でモーニングを食べると、最初にパンかご飯かを選ばなければいけない。ホテルのお高いビュッフェなら別だが、基本的には2択。しかしガストのモーニングは1000円以内でどっちも食べられるわけで、この ”両方いける感” こそが最高の贅沢ではないだろうか。

組み合わせは何でもいいが、個人的にオススメなのは最初に焼き鮭を食べて、あとからパンケーキを攻めること。しょっぱい&甘いの鉄板コンビで、パンケーキがより美味しく感じる。

また、焼鮭朝定食はドリンクバーが付いてくるから、パンケーキとコーヒーで長く楽しめる。焼鮭の朝定食なんてどこにでもあると思うかもしれないが、こういった楽しみ方ができるのはファミレスだからこそ。マジで心が満たされるぞ


参加者の中で唯一「朝定食」を選択した和才。和定食とパンケーキの組み合わせは、確かにホテルのモーニングを連想させる。あれよあれよの優勝なるか?



・中澤星児「漢のマヨコーンピザ最強セット」

たっぷりマヨコーンピザ: 500円
ミニハンバーグ: 100円
若鶏のグリル: 400円 …… 合計 1000円

「ガストと言えばたっぷりマヨコーンピザが激ウマなことは食べた人なら知っているはず。しかも、700円だったと思いきや今は500円で販売されているではないか。物価は上がっているのに意味不明である。

というわけで、単品でミニハンバーグ(税込100円)と若鶏のグリル(税込400円)をプラス。ミニハンバーグは意外と普通のサイズだし、これに若鶏のグリルをつけることで仮想ミックスグリルに。ミックスグリルは900円だが、仮想ミックスグリルは500円だ。

ガスト1000円でこのボリュームは大学生男子も歓喜するに違いない」


漢・中澤は「たっぷりマヨコーンピザ」を軸に肉を2つオーダー。確かに漢らしさ全開のメニューではある。ただ当サイトを何名の男子大学生が呼んでいるかは未知数だ。



・Yoshio「ガストはハンバーグ4枚がコスパ最強セット」

日替わりランチ ハンバーグデミソース&チキングリル: 700円
ミニハンバーグ: 100円 × 3
ご飯大盛り: 0円 …… 合計 1000円

「まずは、ガストの日替わりランチ「ハンバーグデミソース&チキングリル」を注文。当たり前だが、ライスも付いていて大盛りは無料。さらにスープも無料だ。コスパ最強かよ!

そんでもって、トッピングにミニハンバーグを3枚追加。しかも、全然ミニサイズじゃない(笑)むしろ、メインのハンバーグとほぼ同じ大きさである。

まさか1000円以内で4枚もハンバーグを食べられるとは。おそるべしファミリーレストン、ガスト」


裏ワザ的なメニュー構成で、なんと4枚ものハンバーグを繰り出してきたYoshio。1000円でハンバーグを4枚注文できるガストは確かに恐ろしい。と同時にYoshioもやりよる。



・佐藤英典「マヨコーンピザはこれが正解セット」

ピザ(マヨコーン): 500円
ハーフパスタ(明太クリーム): 450円 …… 合計 950円

「ガストといえばマヨコンピザ。1~2人前サイズで500円はコスパが高い。これを頼まずしてガストを堪能しているとは言い難いでしょう。

これに何を合わせるかがセンスの問われるところ。本来であればハーフサイズのミートソースと行きたいところだけど、あえて明太を選ぶところが私の良いところである。

なぜなら、明太パスタが好きだからだ。ということで、これがマヨコンセットの正解です」


佐藤パイセンも「たっぷりマヨコーンピザ」を軸にしたセット。正解かどうかはわからないが「ピザ + パスタ」の王道イタリアンコンビは力強い。でも正解かどうかはわからない。



・古沢崇道「マヨコーンピザのコース料理風セット」

たっぷりマヨコーンピザ: 500円
ミニグリーンサラダ: 200円
ソフトクリーム: 250円 …… 合計 950円

「ガストに来たら、たっぷりマヨコーンピザは欠かせないだろう。直径約24センチのボリューム満点ピザが、ワンコインで食べられるのは実に素晴らしい。もっちり生地にコーンとマヨネーズがこれでもかというほど乗っかっている。

今回はコース料理っぽいラインナップにしたかったため、前菜として彩り豊かなミニグリーンサラダをチョイス。こってりとしたピザを食べる前に、新鮮な野菜で胃袋を整えていくぞ。

メインディッシュを食べ終えたら、デザートで食後の満足感を高める。濃厚バニラのアイスクリームはお口直しにピッタリだ。

なんとなくだがコース料理のような雰囲気が楽しめるので、これら3品をディナータイムに試してみてはいかがだろうか」


ウソだろ……? 初参加の古沢までも「たっぷりマヨコーンピザ」だと? とはいえサラダやソフトクリームを追加するあたり、細やかなチョイスではないだろうか? 初戦で優勝の快挙はあるのか?



・あひるねこ「全力ハッピーアワーセット」

アサヒスーパードライ ジョッキ(ハッピーアワー): 350円
角ハイボール(ハッピーアワー): 300円
山盛りポテトフライ(アプリクーポン): 350円 …… 合計 1000円

「断言しよう。ガストに限らず、すかいらーく系列のレストランにおいてクーポンやハッピーアワーを利用しないという選択肢は存在し得ない。あまりにも命知らずである。

だが逆に言うと、それらを活用すれば1000円で生ビール含むジョッキのアルコールを2杯、さらにつまみをゲットすることが可能だ。あのサイゼでさえ、同じような組み合わせ(ビール、レモンサワー、ポテト)を頼もうと思ったら1000円を超えてしまう。

『山盛りポテトフライ』は見た目の割にボリューミーなので、2杯分のアルコールを受け止めるつまみとしての機能を十分果たしてくれるだろう。個人的にはかなり満足度の高い組み合わせだと思う」


Mr.酒ことあひるねこは、期待を裏切らずアルコール2杯とつまみ1の構成。クーポンのメリットを熟知しているあたり、相当ガストに精通している気配である。酒票を手堅く集めたい。



・御花畑マリコ「誕生月のソフトクリームクーポンだけでも覚えて帰ってくださいセット」

濃厚ミートソース(ハーフ): 450円
山盛りポテトフライ: 450円
+マヨケチャ: 20円
ソフトクリーム(誕生月割引):80円 …… 合計 1000円

「ガストといったらマヨコーンピザと思っていたけど、かぶりまくってたんで回避。

メインはミートソーススパ。何気にガストは生パスタなので美味しい。山盛りポテトフライ片手にグダグダ喋って、余ったミートソースをポテトにつけて食べたりして。

そして、誕生月はソフトクリームが80円になる超絶お得クーポンがあるので、デザートまでつけた。これで長時間やれる。

一番伝えたいのは誕生月にソフトクリーム80円クーポンがあるって情報ですね。お得だなと思った人は一票入れてください」


なんと驚異の4連勝中の御花畑。今回はとにかく「80円クーポン」の魅力を伝えたいようだ。いまや “1000円クイーン” の御花畑の快進撃を止めるのは誰なのだろうか?



・P.K.サンジュン「地獄の果てまでマヨコーンピザセット」

たっぷりマヨコーンピザ: 500円 × 2 …… 合計 1000円

「さすがロケットニュース24の記者たちである。何名ものメンバーがマヨコーンピザをセレクトしている点は大いに評価しても良かろう。……が、ちょっと待ってくれ。

500円というキリがいい金額なのに、なぜマヨコーンピザだけで攻め切らない? わざわざ他のメニューを加えて1000円の価値を薄める必要があるのか? そこは冷静に考えて欲しかった。

1枚でもウマいマヨコーンピザが2枚だとマズくなる道理は無く、むしろマヨコーンピザの向こう側が見え始める。ガストで1000円ならマヨコーンピザ2枚。これがファイナルアンサーだ」


ガストがファミレスだった時代はとうに過ぎ去り、いまや「たっぷりマヨコーンピザ屋」と呼んで差し支えあるまい。そのたっぷりマヨコーンピザ2枚で勝負する潔さ。そういう人間で私はありたい。



以上がロケットニュース24編集部が全力でお届けする「最高な1000円の使い方 ガスト編」である。11名中4名が「マヨコーンピザ」を推したことは想定外、それだけマヨコーンピザが優秀という証と言えるだろう。

というわけで、今回も勝者を決めるのは読者のみなさんです! 自分ならどれを真似したいか? どれが1番参考になったか? お気に入りの買い物に清き1票をよろしくお願い致します!!

参考リンク:ガスト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.