先日、アホな上司ことYoshioが「新品のジーパンをオキシ漬けしたらダメージジーンズができるかもね」と言っていた。オキシ漬けとは、酸素系漂白剤のオキシクリーンを使って洗濯物をつけおき洗いすること。
たしかに漂白剤は使い方を間違えると、生地を傷めたり脱色したりする原因となるらしい。8年間1度も洗っていないスニーカーもオキシ漬けでキレイにはなったが、生地がビミョーに傷んでいた……となると、試してみる価値はありそうだ。
・新品デニムをオキシ漬け
今回オキシ漬けの餌食となるのは、つい先日、セカンドストリートで購入した新品のデニム。そう、中古品を扱うセカンドストリートは、オリジナルブランドのシャツやデニムも販売しているのだ。詳しくは以前の記事のとおり。
セカンドストリートの新品デニムをダメージジーンズにするくらいなら、セカンドストリートで中古ジーンズを買った方が早いだろう。しかしオキシ漬けもそこまで面倒ではない。
ちなみにオキシクリーンは、酸素の泡の力で汚れを浮き出させて引き離す洗剤だという。オキシ漬けができない素材もあるので、事前に洗濯表示等を確認してから行うこと。それでは試合開始だ!
・オキシ漬けしてみた
流れは簡単。大きなバケツやポリ袋に新品デニムを入れ、オキシクリーンを溶かしたお湯(40度〜60度のお湯4リットルに対しオキシクリーン1杯)を流し込む。
袋をギュッとしばって空気を抜き、新品デニム全体をオキシ液にしっかり浸した状態で放置。公式サイトによると、衣類のつけ置きは20分〜6時間とのこと。寝る前にセットして、起床後に洗濯機で仕上げるのがおすすめなのだとか。
そんなこんなで約15時間後……
開封すると、オキシ液は墨汁のように黒くなっていた。これは色落ちが期待できるかもしれない。
・洗濯
よくすすいでから裏返して洗濯機に放り込む。果たして新品デニムはどのように変化しているのだろうか。乾燥後に取り出してみると……
…………
結論を言うと、ダメージを受けた感じはない。少し色が抜けたというか「新品を洗ったらこんな感じになりますよね」ってくらいにしかならなかった。
新しいジーパンと白いシャツと一緒に洗ったら色移りするだろう。その程度の色落ち。つまり想定内である。
どうやら染料を脱色させるなら、漂白力の強い塩素系漂白剤が有効らしい。オキシクリーンは染料を脱色しにくい性質なので、色柄物の衣類の洗濯に問題なく使用できるという。さすが万能クリーナー。
というわけで、上司の期待には応えられなかったがオキシクリーンについてまた1つ勉強になった。ダメージジーンズを作るなら塩素系漂白剤……というのも確かめてみないと分からないので、機会があれば試してみようと思う。それではまた!
参考リンク:Amazon、楽天市場
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.