洗濯以外にも家中の掃除に活用できる万能クリーナー・オキシクリーン。8年間1度も洗わなかったスニーカーも、会社の死ぬほど汚いカーペットも、クリーニングに出しても落ちなかったダウンジャケットの汚れも見事に落ちた。
そんな最強・オキシクリーンを使えば、超頑固な鍋の焦げつき汚れも落とせるらしい。ってことで、今回は会社にある汚い鍋をテキトーに選んで「オキシ漬け」してみることに。んで、結論を先に言ってしまうと……泣いた。というか、すみませんでした。
・オキシ漬け
オキシ漬けとは、その名のとおり、オキシクリーンを使って洗濯物をつけ置き洗いすること。弱アルカリ性のオキシクリーンは酸性の汚れ落としを得意とするらしく、衣類の汗ジミや黄ばみ、キッチンの油汚れ、茶渋なんかにも効果があるそうだ。
今回の相手は、焦げついた鍋。先に述べたように、会社にある汚い鍋をテキトーに選んで “オキシ漬け” をしてみたい。
・鍋を丸ごとオキシ漬け
調べたところ、オキシクリーンを溶かした “オキシ液” を鍋に入れてグツグツするまで火にかけたら内側の焦げ汚れが落ちる……らしい。いやせっかくだったら外側もピカピカにしたいということで寸胴(ずんどう)鍋を用意した。
寸胴鍋に汚れた鍋を丸ごと入れてオキシ漬けをすることに。グツグツ煮てから少しの間放置する……つもりだったが、その日は鍋の存在を忘れて帰宅してしまった。
・オキシ漬け開始から約20時間後
翌日、会社のドアを開けて薄暗い室内に入ると……放置したままの寸胴と目が合った。完全に忘れていた。いや、長時間オキシ漬けしたから鍋がピカピカになっているかもしれない。
恐る恐る鍋の中をのぞいてみると……
え……
嘘だろ……
完全に終わった。
雪平鍋はピカピカになるどころか真っ黒になっていた。もしかしたら……オキシ漬けしたらダメなやつだったのかもしれない。チョ、チョ待てよ。
・大失敗
調べたところ、オキシクリーンはアルミ素材に使うと化学反応を起こして変色してしまうらしい。つまりアルミはアルカリ性に弱いので、アルミ合金の雪平鍋を長時間オキシ漬けしたら思いっきり黒ずんでしまったということだ。嫌ァァアアアア!
しかも1度変色したアルミは研磨でもしない限り元には戻らないという。今回ばかりはマジのマジで大反省。全く調べもせずに、会社の鍋を真っ黒にしてしまってすみませんでした。マジのマジですみませんでした!
というわけで、アルミにオキシクリーンはダメ絶対。皆さんも気をつけてほしい。
参考リンク:Amazon、楽天市場
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.