680──これは、ロケットニュース編集部が過去3年間に公開した福袋記事の総本数である。
2021年は200本、2022年は250本、2023年は230本だから合計680本!!
おっと、もう販売されている2024年版の福袋もすでにいくつか記事にしているから、厳密にはもうちょっとあるか。
まぁどちらにせよ、それだけ膨大な数の福袋を買いまくっていると、記者それぞれ「開封するのがマジで楽しみな福袋」が出てくるもの。
たとえば、私(和才)はコメダ珈琲店だろうか。
なんといっても、コーヒーチケットの使用期限が無いのが素晴らしい。
期限を気にせず使えるコーヒーチケットがこんなに贅沢なものかと知ってから、私の中でコーヒー系福袋の王はコメダになった。
正直グッズは年によってアタリハズレあるけれど、そのあたりのギャンブル性も含めて楽しい。しかも、入手難易度がスタバほど高くないからマジで狙い目!!
……という具合に、とりわけ楽しみにしている福袋があるわけだが、他の記者はどうなのか?
気になったので聞いてみたところ、何年も福袋企画に関わっている私でさえ「それかよ!」という驚きがあった。以下で記者ぞれぞれのコメントとともに報告しよう。どうぞ〜!
・P.K.サンジュン → ヴィレヴァンアウトレットの1番高いヤツ
P.K.サンジュン「何が入っているのかわかることがあたり前になってしまった福袋だが、俺たちのヴィレヴァンは今でもワクワクを感じられる数少ない福袋だ。
特に “ゴミ中のゴミ” として名高いヴィレヴァンアウトレットの福袋は、今からワクワクドキドキが止まらねえ! ここ2年は惨敗しているものの、今年こそお宝と巡り合えると信じている。
なお、予約等はしていないため欲しければ元旦に店まで足を運ぶしかないのでご注意を」
参考リンク:ヴィレヴァンアウトレット「店舗一覧」
・原田たかし → ファッションセンターしまむら
原田たかし「コロナの影響もあって、最近の福袋は事前に中身が分かる上にオンラインで販売するという「ただのセール」と化しているような気がする。中身が分からないドキドキ感は一体どこへ。何なら年内から売っているところもあって、以前に比べると楽しみは減ってしまった。
しかし、中身を教えながらも一味違ったのがしまむら。想像をはるかに上回る量で、久しぶりに「開封する喜び」を感じさせてくれたのだ。人気だというのも納得の内容だったので、気になる人はぜひ攻めてみてほしい」
参考リンク:ファッションセンターしまむら「福袋」
・うどん粉 → よーじや
うどん粉「昨年のイチ押しに挙げたよーじやの福袋。早くまた「まゆごもり」シリーズのいい香りを堪能したくてたまらない。
公式サイトで発表されている情報を確認すると、昨年の福袋とはまたちょっと違ったラインナップになっている。見覚えのない品物もあるな、と思ったら……なんと新商品まで入っているんだそうだ。
これまでによーじやさんの福袋を買ったことがある方でも、再びワクワクした気持ちを味わえるはず。有名ブランドなだけあって、どの品物も「いいものを使ってる」感が半端ないぞ。気になっている方は是非」
参考リンク:よーじや「よーじや福袋2024販売のお知らせ」
・中澤星児 → マクドナルド
中澤「マクドナルドの福袋が良いのはコンパクトな点。邪魔にならない程度の体積でありながら、しっかり使えるモノが入っているのが◎だ。結局、去年のステンレスマグカップは1年中使っている。ミニショルダーも旅に持っていったし商品券も全部使った。
極めつけは、福袋価格が3000円と安めなこと。高くて物量で誤魔化す福袋の1万倍良い。年末年始のかき入れ時みたいになっている福袋商戦。お祭り騒ぎに乗じて店側の都合を押し付けるか、客のことをちゃんと考えているかの違いがここに出ているのではないだろうか」
参考リンク&画像:マクドナルド「マクドナルドの福袋2024」
・高木はるか → アルマーニビューティー(阪急百貨店)
高木「福袋といえば年末年始に買うイメージだが、11月の中頃から予約受付を始めているショップも実は多い。阪急百貨店もそのひとつで、特に人気コスメは毎年サーバーがダウンするほど熾烈(しれつ)な争いが繰り広げられている。
そんな激闘の末に今年予約できたのは「アルマーニビューティー」の福袋。限定20個という数の少なさから まさか買えるとは思っておらず、予約が完了した直後はスマホを握る手がブルブルと興奮で震えてしまった。
阪急の福袋は中身がわからないので お得感とドキドキの両方を味わえるし、デパコスなので品質も申し分ない。今ならまだ買える商品もあるので、コスメ好きは要チェックだ」
参考リンク&画像:阪急ビューティーオンライン「アルマーニビューティー」(※売り切れ)
・御花畑マリコ → 日本橋木屋
御花畑「個人的に一番得な福袋は食品でもファッションでもなく、デパートのキッチン用品だと思う。普段なら全然安くならないキッチン用品が半額近くでゲットできる完全ボーナスステージ。しかもデパート系のキッチン用品は段違いに使いやすくて半永久的に使えるのだ。
プロの料理人も使う包丁で有名な日本橋木屋の福袋を見たときは震えた。包丁2本にヒノキのまな板、木べらや菜箸、ふきんまでついて1万1千円。普通なら包丁1本しか買えない値段である。
木屋の包丁の切れ味の良さは知っているので即ポチ。福袋でありながら一生モノ。自炊する人なら買って損はない逸品。デパートでもし売ってたら絶対買ったほうがいい」
参考リンク&画像:高島屋オンライン「日本橋木屋 包丁福袋」(※在庫なし)
・佐藤英典 → 元祖仲屋むげん堂
佐藤「福袋とは、お店にとってはいわば年始の挨拶。今年もよろしくお願いしますという意味がこもっていると、私は考えている。その姿勢を顕著に感じるのが、アジアン雑貨「元祖仲屋むげん堂」の福袋である。
店が売りたいものを詰めているのではなく、また味気ない商品券を入れているだけでもない。むげん堂の福袋にはお店の良心が詰まっている。毎年買うと「よし、今年もがんばろう」、そんな気持ちを得ることができるのだ。
だから、私は来年も再来年も買うだろう。気持ちのいい内容なので、マジでオススメです」
参考リンク:X @MUGENDO1978(元祖仲屋むげん堂 公式アカウント)
・GO羽鳥 → ダブルクローゼット(w closet)
GO羽鳥「最近の福袋は、あらかじめ中身がわかっていることが多い。また、どうも「間違いのない商品」が入っていることが多くなってきたのは気のせいだろうか?
安心ではあるけれど、やはり福袋には「開けてビックリ」なギャンブル性があったほうが面白い。また、「なんなんだこれ?」というモノが入っていた方が面白い。
かつては、モウシーことmoussyの福袋が最強だったのだが、ここ数年は優等生ぎみ。その点、昨年のダブルクローゼットは攻め気味の内容で最高だった。2024年も期待!」
参考リンク:ダブルクローゼット(公式TOP)
・砂子間正貫 → ゴルフウェア福袋
砂子間「ゴルフウェアは上下まとめて福袋で揃えるのがおすすめ。とくに会社の付き合いでゴルフを始めた方は、何を着たらいいか分からないだろう。しかも専門店で買おうと思うと、あまりの価格の高さに震えが止まらなくなるハズ。だから福袋で手に入れるのが良いのだ。
ただ福袋に入っているウェアは “冬用” ばかりなので1年中使えるわけではない。それでも普通に購入するよりは断然お得。サイズも選べるのでぜひ「ゴルフ福袋」で検索してみてほしい。私ももちろん買おうと思っている」
参考リンク:楽天市場「ブリヂストンゴルフ」
・まろ → 八天堂
まろ「今年で創業90年を迎えた八天堂。すでに2024年福袋の販売を開始しているが、なんだか例年以上に勢いと活気がすごい。なんたって名前が「特大感謝福袋」だしね。
そんな90年分の感謝が詰まった福袋には一体何が入っているのだろう……。詳細は届いてからのお楽しみだが、過去に開けた福袋の傾向からすると、とんでもないボリュームになっている予感……!
到着が楽しみな反面、八天堂の特大感謝が我が家の冷凍庫に収まりきるのかちょっと怖くもある……と思っていたら! どうなったのかは、先日公開した記事でご確認いただきたい」
参考リンク:八天堂「八天堂福袋」
・あひるねこ → iittala(イッタラ)
あひるねこ「福袋って開けた時は瞬間的にアガるんだけど、1年経って振り返ってみた時、実はそうでもなくね? となるケースが非常に多い。
それでも『イッタラ』の福袋に関しては、この文章を書いている12月時点で全アイテムを満遍なく活用しているし、特にカステヘルミボウルなんて今も出すたびにテンションが上がる。
だから絶対買った方がいいよ! と思って調べてみたら……もう完売しとるやないか! 早すぎるだろ!! なんとも残念な結果になりましたが、気になる2024年度の中身は当サイトの記事にてご確認ください」
参考リンク&画像:ACTUS「iittala / ARABIA 福袋」(※予約販売終了)
・冨樫さや → 焼肉きんぐ
冨樫「焼肉きんぐは普段から店舗に行く人なら買って損なし。メインの食事券は割引券タイプなので元を取るためには何度か店舗に行く必要はあるものの、使い切るのは難しくない。
さらにオリジナルグッズが素晴らしい。「無難」に走りがちな福袋ノベルティだが、「デザインとは……!」とツッコミたくなる “赤身肉グッズ” を筆頭に、強烈なインパクトを残すオリジナル雑貨の数々。今年も最高に突き抜けているので、ぜひ当サイトの福袋特集を楽しみにしていただきたい。
数量限定のため予約がメインだが、一部店舗では店頭販売も行い、過去には混乱もあったので平和的解決だけは願っている」
参考リンク&画像:焼肉きんぐ「焼肉きんぐの福袋2024」
・K.Masami → トイザらス
K.Masami「毎年楽しみで仕方がなかったのが『どんぐり共和国』の福袋である。
ジブリグッズがおしげもなく入っており、中身が見えないというワクワク感も最高だったのだが、今年(2024年)から販売を止めるという。残念過ぎて、何を楽しみに新年を迎えればよいのだろう……という気持ちでいっぱいだ。
その代わりにと言っては何だが、記者は『トイザらス』に希望を託している。こちらも例年中身が見えない袋に入れてくれるため、開ける喜びがある。そして様ざまなジャンルのオモチャが入っているので思いがけない出会いがあり、とにかく楽しいのだ。
今年は『王様戦隊キングオージャー』あたりのオモチャが入っているといいな!」
参考リンク:トイザらス「福袋」
・古沢崇道 → アルファ インダストリーズ
古沢「ALPHA INDUSTRIES(アルファ インダストリーズ)といえば、MA-1(フライトジャケット)に定評のあるミリタリーブランド。前回購入した福袋には、お目当てのMA-1がラインナップされておらず悔しい思いをした。
今回こそは入っていると信じたいのだが、福袋が人気すぎてゲットできるか微妙な状況。オンライン予約分は受付開始から1〜2分でオーダーストップ(完売)。残念ながら筆者は予約できなかったため、あとは店頭販売分に期待するしかない。
今冬はアルファ社製のMA-1でカッコよく寒さを乗り切りたいところだ。まずは福袋を購入できるように頑張るぞ!」
参考リンク:アルファ インダストリーズ(公式TOP)
・こいずみゆか → 釣具のポイント
こいずみ「人気メーカーの福袋が2000円前後のお手頃価格から購入できる。店舗限定の福袋は、お目当ての魚種に合わせてスタッフさんが厳選したアイテムがてんこ盛り。ただし「バス釣りセット」とか、ざっくりとした表記しかないので、中身は開けるまでのお楽しみ。
人気どころを攻めるのもありだけど、あえて挑戦したことのない魚種の「入門セット」を購入するのもオススメ。一式揃ってるから初心者でもすぐに始められるし、新年に向けて新たな漁獲目標ができて素敵。ちなみに私は未開拓のアジングを狙っている」
参考リンク&画像:釣具のポイント「福袋2024」
・亀沢郁奈 → スクエニのFF福袋
亀沢「毎年激戦となるスクエアエニックスの「オフィシャルグッズ福袋」。私は過去5年間欠かさず応募しているが、1度も当選したことがない。もはやクセで応募しているだけだ。
が…………今年ついに「ファイナルファンタジー福袋」に当選したとのメールが!!!!! うおおおぉぉぉぉぉ楽しみすぎる!!!!!!!!!!!!」
参考リンク&画像:スクウェア・エニックス「オフィシャルグッズ福袋」(※抽選受付終了)
・耕平 → ノジマ
耕平「昨年初めて購入したが、メーカー希望小売価格より約43%オフだったのが自分の中では衝撃的だった。その中身は「sodastream(ソーダストリーム)」と「THERMOS(サーモス)」の300ml用真空断熱タンブラー×4のセット。
2024年は商品のラインナップ次第ではあるものの “禁断の単品買い” にチャレンジしてみたいと思う」
参考リンク:ノジマ(公式TOP)
・江川資具 → ケンタッキーフライドチキン
江川「ケンタの福袋は福袋界で最も美味いもののうちの1つだろうし、何よりキレてる。コロナ禍の不況で多くの企業が福袋を弱体化させた中、ケンタは限界突破で器のデカさを見せていた。
赤字と黒字の分水嶺を攻める狂ったチキンレースは、年々苛烈さを増している。ケンタはどこまで高く舞い上がるのか? 今後も注視していきたい」
参考リンク&画像:ケンタッキー・フライド・チキン「ケンタ福袋」
──以上、18人(私含めて19人)の記者のコメントを紹介したが、いかがだっただろうか。
まぁ全てただの個人的なイチオシではあるものの、毎年福袋を買いまくった末にたどり着いたイチオシなので狙い目の福袋と言えるかと思う。
なお、上に挙げた福袋の開封結果はもちろん本サイトで記事にする予定だ。これから年末年始にかけて怒涛の勢いで公開していくので、お楽しみに〜!
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.