2023年1月11日から全国のミスタードーナツにて、鎧塚俊彦シェフと共同開発した『misdo meets Toshi Yoroizuka ヨロイヅカ式ガトーショコラドーナツ』の販売が始まった。

ガトーショコラドーナツをベースに、異なるトッピングが施された4種のドーナツが登場! さっそく食べてみたが、今回はマジでマストなクオリティだ!!

・トリオレショコラ

それではさっそくドーナツを紹介していこう。なお、本記事で掲載するのは全てテイクアウト価格だ! まずは「トリオレショコラ(248円)」から。


トップに見えるのはアーモンドとチョコ。そしてショコラホイップだ。ショコラホイップの下に、黒いガナッシュショコラクリームが仕込まれている。


ベースのガトーショコラドーナツの生地はこんな感じ。表面はけっこう硬く、ザクっとしている。しかし中はしっとり。このドーナツにもこだわりを感じる。


上から下までチョコだらけなので甘いかと思いきや、食べてみると意外にもビター感がほどよいオトナな味付けだ!

表面のココアパウダーの香ばしい苦味。口あたりも甘みも軽めなショコラホイップと、甘さゼロでねっとり重厚なガナッシュショコラのコントラストがテクい!


・モンブラン

お次は「モンブラン(248円)」。


ここで初めて気づいたが、ドーナツの下にメッセージ的なものが隠されていた。


ほぼ「トリオレショコラ」と同じような構造だが、こちらはガナッシュショコラではなくマロンホイップが仕込まれている。そしてドーナツの表面にはシュガー。


食べてみると、こちらも甘さは控えめ。意外なほどあっさり風味だ! ショコラホイップとガトーショコラドーナツに紛れて主張が抑えられているが、集中するとフワッとマロンが香る。


・ノワドココ

ビジュアル的に一番目立つのが「ノワドココ(248円)」。


表面の白い鳥の巣みたいなヤツは、ココナッツの果肉をスラッシュし、乾燥させた後にローストしたもの。中心には塩キャラメルクリームだ。裏返すとチョコの板で蓋がされていた。


ココナッツはホワイトチョコでドーナツの表面に接着されており、そう簡単には崩れない。なんかもう構造が美術の工作なんよ。

口に入れると真っ先に香るのはココナッツ。中心のキャラメルクリームはトロっとしており、風味的に一番ハデでオサレ。食べ方に失敗すると、キャラメル部分が底蓋ごと落ちるので注意を。


・ピスターシュ

個人的に優勝としたいのは「ピスターシュ(248円)」。


ドーナツの表面にはたっぷりとココアパウダーがまぶされており、ビジュアル的にはマットな茶色。その中心の艶やかな緑はピスタチオホイップ。マットとツヤツヤ。茶色と緑。中心のピスタチオがまるでジェダイトのように映えている。

これは豊かな土壌に芽生える瑞々しい緑を表現した、豊穣を賛美するドーナツ……ではないと思うが、素晴らしいデザインだ。裏はやはりチョコで蓋をされていた。


断面をチェックすると、ピスタチオの下にショコラホイップが隠されていた。恐ろしくテクニカルな仕込み。見境なく断面チェックするオレでなきゃ見逃しちゃうね。


食べてみると、周辺のビター感とピスタチオホイップの間に生じた化学反応が、ピスタチオをフルーティで華やかなものに感じさせる。これは傑作だと思う。


ということで4種レビューしたが、これはガチに事前の期待を超えるクオリティだろう。通常なら需要が落ち着くまで待つのも手だが、1月25日からは第2弾が始まるそう。なるべく早くゲットしておくに越したことはない。今すぐミスドに走れ!!

参考リンク:ミスタードーナツ
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.