「土用の丑の日」には鰻を食う。季節の風物詩としてしっかり定着している。私(佐藤)も丑の日には鰻を食うけど、それ以外の時には全然と言っていいほど食わない。

普段はいつ食べたらいいかわからないんだよね。手軽に鰻を食えるお店もないし……

と思ってたらあった! 鰻丼チェーンの「名代宇奈とと」なら手軽に食えるじゃないか!! ってことで、人生で初めてお店に行ったら……、ちょっと待って! 最高なんじゃないの?

・鰻版の吉牛

宇奈ととは全国で店舗を展開している。コロナ以降、テイクアウト・デリバリーのお店を増やしつつ、炭火やきとりの「オオギヤ」とのダブルネームのお店も出店している。多くの飲食チェーンが自粛期間で苦境に立たされるなか、販路を拡大した稀なブランドである。

そんな背景を知りつつも、私は1度も利用したことがなかった。そもそも鰻に対する関心が薄いのかもしれない……。そこで意を決して、東京・中野のお店に足を運んだ。


看板メニューは鰻がひと切れ乗ったうな丼、税込590円である。そんな値段で鰻が食えるのか! 知らなかったよ。そのほかうな重にひつまぶし、うまきなどの定番鰻料理が揃っている。あえて例えるなら、鰻版の吉牛といったところだろうか。


注文したのは、人気ナンバーワンという「うな丼ダブル」(税込1100円)のサラダセット(税込330円)である。


・正直舐めてました……

宇奈ととは備長炭火焼きを売りにしており、提供にはやや時間がかかる。ただし一部のお店は炭火焼きではないとのことだ。ここのお店が炭火かどうかは不明だ。

そして待つこと約10分、来ました! うな丼!!


サラダセットに肝吸いがついている! ちょっとうれしい!


そしてうな丼のダブル! めっちゃ美味そう!! 正直申し上げて、私は宇奈ととを舐めていた。チェーン店だからもう少しチープなものを想像していたんだけど、実物はイイですねえ、実にイイ!!


ひと切れがデカくて分厚い。タレが滴り落ちる感じもまた良いですな!


肉厚で表面はカリっと焼き上がっており、裏側はプルプル。理想的なうなぎの蒲焼ではないだろうか。


タレがしっかりとかかったご飯と一緒に口の中にかっ込む! すると、出るぞ、元気出る! ひと口頬張るごとに力がみなぎってくるようだ。うなぎパワー! 夏に負けねえぞ!!


いまさら鰻の良さに気づいたよ。「土用の丑の日」じゃなくても、利用したいと思う。ちなみに2022年夏の「丑の日」は7月23日だけでなく、8月4日もそう。間もなくやってくるので覚えておこう。


・今回訪問した店舗の情報

店名 宇奈とと 中野店
住所 東京都中野区中野5-52-1
時間 11:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 なし

参考リンク:宇奈とと
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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