回転寿司の魅力の1つは「普通の寿司屋には無いネタがあること」ではなかろうか? 例えば「サーモン」や「サラダ軍艦」あたりは、回っていない寿司屋ではなかなか扱いのないネタである。

第19回目の「4大回転寿司ガチ食べ比べ」で比較した『ハンバーグ』も回転寿司ならではのネタであるが、実は記者自身「ハンバーグ寿司」は初体験! 恐る恐る食べ比べてみたところ、意外な結果となったのでご報告したい。

・はじめてのハンバーグ寿司

これまで記者は幾度となく回転寿司に足を運んできたが「ハンバーグ」に手を出したことは1度も無かった。むしろ普通にハンバーグは好きだし “変化球ネタ” も望むところなのだが「視界にすら入って来なかった」というのが正直なところだ。

だがしかし、当サイトの回転寿司大好きっ子・中澤によると「ハンバーグにも結構店の個性が出ている」とのこと。ぶっちゃけ、当初はさほど乗り気ではなく「イマイチならボツにしよう」と考えていたことを告白しておく。

・1日で食べ比べ

さて、調査方法はいつもと同様で1日(実際は3時間程度)で4つの店舗をハシゴした。短時間のうちに食べ比べをすることで、味の違いを感じ取るためである。なお、訪れた店は「かっぱ寿司」「くら寿司」「はま寿司」「スシロー」の順番だ。

おそらく、記者のように「ハンバーグには手を出したことが無い」という方も少なくないハズ。各店のハンバーグ寿司とは? そして “初ハンバーグ寿司体験” はというと……!


・かっぱ寿司の「テリヤキハンバーグ(110円)」

ハンバーグというよりは つくねといった印象だが、これはこれでウマい。淡泊な味の寿司が続いた後の “てりやきソース” はインパクト絶大で、勝手に舌が「ウマッ!」と感じる。余裕でアリ。


・くら寿司の「ハンバーグ(110円)」

ハンバーグそのもの素材はかっぱ寿司とあまり変わらない印象だが、くら寿司はてりやき風のソースに加え “マヨネーズ” がかなり強い! こちらも相当なインパクトがある味わいなので、自然と「ウマッ」と感じざるを得なかった。


・はま寿司の「ハンバーグ(110円)」

かっぱ、くらとは違い、てりやきソースがかかっていない。正直な話「ちょっと見た目はイマイチかな?」と思ったが、ハンバーグとしてはかなりいい線なのではないだろうか? インパクトにこそやや欠けるものの、逆に言えばソースで誤魔化していないとも言えるハズだ。普通に良き。


・スシローの「ビーフ100%ハンバーグ(110円)」

最大の特徴は、パティのやわらかさ。他の店舗のハンバーグにはそれなりの弾力があったが、スシローのそれは俄然柔らかい。そのためシャリとの交じり合い方が心地よく “寿司” として最も機能していた印象だ。ほど良い量のソースもウマい。


総合力としてはスシローの「ビーフ100%ハンバーグ」が最も高いと感じたが、それより何より「ハンバーグ、ウマいやん!」という感動を禁じ得なかった。理由はまさにインパクトのある味わい。ちょっと反則気味な気もするが、実際にどの店のハンバーグも「ウマ!」と感じたことは事実である。

言うなれば、甘ダレがある「あなご」がウマいと感じるのと同じ理屈だが、各店とも価格が110円であることを考えれば、ハンバーグは「コスパがいいネタ」なのかもしれない。ハンバーグ寿司、完全にナメてました。

というわけで、意外にも……と言っては失礼だが、かなり満足度が高かったハンバーグ編。記者と同じようにハンバーグ未体験の方は、ぜひ1度ハンバーグ寿司を召し上がっていただきたい。ハンバーーーグ!

参考リンク:スシローはま寿司くら寿司かっぱ寿司
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.


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