リーズナブルかつ気取らない雰囲気で、いつでも気軽に利用できる回転寿司。もし回転寿司がこの世に無かったら、日本の寿司文化はどうなっていたのか? 初めてお寿司を回した人、本当にありがとうございます。

それはさておき、大手回転寿司のネタを食べ比べするシリーズ「4大回転寿司ガチ食べ比べ」の第18回は、大人気ネタ『あなご編』をお届けしたい。あなごが美味しい回転寿司は……!

・江戸前寿司の代表ネタ

あなごは江戸前寿司の代表格として知られるネタである。俗に「寿司屋の良し悪しはあなごでわかる」とも言われている通り、特に本格的な寿司屋では “職人の腕の見せどころ” でもあるのだろう。

さすがに回転寿司のあなごにそこまでのレベルは求めないものの、安くて美味しいあなごなら超ウェルカム! 店舗によっては高価なあなごを提供している店もあったが、今回は全て最安値のあなごで食べ比べを行った。

・1日で食べ比べ

さて、調査方法はいつもと同様で1日(実際は3時間程度)で4つの店舗をハシゴした。やはり短時間のうちに食べ比べをしないと味の差は感じにくい。なお、訪れた店は「かっぱ寿司」「くら寿司」「はま寿司」「スシロー」の順番だ。

甘だれの効果も手伝って “美味しくないあなご” はあまり無い気もするが、気になる結果はというと……!


・かっぱ寿司の「煮穴子(110円)」

甘だれをつけてしまえば、味そのものは悪くない。……が、やや “戻し” が足りず、ゼラチンっぽい食感がところどころに感じられた。少なくとも “ふっくらとした食感” を求めてはいけない。ごく普通。


・くら寿司の「あなご(110円)」

ふっくらまではしていないものの、身は柔らかくシャリとの一体感もそれなりにある。味そのものも悪くなく、最も安い110円の皿ならば納得できるクオリティ。オススメまではしないが、止めることもしないかな?


・はま寿司の「煮あなご(110円)」

おそらく使用しているあなごの品質自体はかっぱ寿司と大して変わらないハズだが、しっかりと温められていることに加え、バーナーで炙った香ばしさが感じられた。身が柔らかかったことも好印象。現場の努力が垣間見えた……気がする。


・スシローの「煮あなご(110円)」

わずかではあるが、4店舗のうち唯一 “ふっくら感” があったあなご。シャリとの絡み方も良く、あなごそのものの品質はスシローが1番良いハズだ。110円であることを考えれば「これ以上を求めるのは酷」といったところだろうか。


ご覧のように、あなご編の順位を付けるとすれば「スシロー」か「はま寿司」になるが、くら寿司も含めて大差は感じられなかった。それなりの手間と技が必要なあなごに、110円で多くを求めてはいけないのかもしれない。

・高いあなごの方がコスパいい説

また、これを言うと元も子も無くなってしまうのだが、あなごに関しては各店とも「高級あなご」の方が圧倒的に美味しいうえにコスパも高いハズ。例えばスシローの「煮穴子一本にぎり」は300円であるが、味は別次元 & 大きさも110円 × 3皿よりも上回っている。

もちろん110円のあなごにも良さはあるのだが、総合的には「高級あなごの方が実はお得」となるのではないだろうか? うそか実(まこと)か、ぜひご自身の舌で確かめていただきたい。個人的には「間違いない」と確信しております。

というわけで、あなご編の結論はやや違った趣旨になってしまったが、おそらくそうだから仕方がない。いずれは「高級あなご」の食べ比べも実施したい所存だ。

参考リンク:スシローはま寿司くら寿司かっぱ寿司
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.


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