毎回ブッ飛んだ特徴を持つ、ドミノピザの裏ドミノシリーズ。そこに、2021年11月15日から「まみれシリーズ」が新登場。期間限定での販売がスタートした。

ラインアップは8種類で、うち6種はコーン、ベーコン、ガーリック、パンチェッタ、イタリアンソーセージ、そして粗挽きソーセージがそれぞれ盛られたもの。残り2種はそれらから4種を1枚に合わせたクワトロ系だ。

これら「まみれシリーズ」の特徴は、トッピングが通常の6倍だということ。つまり、何かしらの具材に「まみれ」ているというわけだ。それにしても2倍や3倍ではなく、いきなり6倍とは。これは是非とも試してみるしかないだろう。

・いつもの

ところで、筆者は肉の量にうるさいタイプ。〇倍などと出てきたら、即座に肉のみ抽出して計量せずにはいられない。ということで、今回は「まみれシリーズ」から1枚。そして、別に同じトッピングを通常の量だけ乗せたピザを1枚オーダー。

両者から対象となるトッピングだけ摘出して、「まみれシリーズ」のトッピング量が本当に6倍になっているのか見ていこうと思う。


・4種のお肉

8種類のうちどれにするか正直かなり迷ったが、最終的に選んだのは「4種のお肉まみれクワトロ」のLサイズ(税込み4200円)だ。これを成すのは「ベーコンまみれ」「パンチェッタまみれ」「イタリアンソーセージ―まみれ」「粗挽きソーセージまみれ」の4種。

それぞれクオーターずつなので、摘出した肉を4倍にすれば、フルサイズの分量になると考えて良いだろう。そして「通常の量」の基準とするのが、プレーンのLサイズのピザに、ベーコン、パンチェッタ、粗挽きソーセージ、イタリアンソーセージの4種をトッピングしたもの。

今回は経費削減のため、ハーフアンドハーフで片側にベーコンと粗挽きソーセージを。もう片側にイタリアンソーセージとパンチェッタをトッピングしたものをオーダーした。

これから摘出した肉の量を2倍にしたものを、フルサイズにおける「通常の量」とみなすことにする。


・通常の量とは

まずは「通常の量」を把握していこう。ということで、こちらがプレーンピザに、「4種のお肉まみれクワトロ」と同じ4種の肉をハーフアンドハーフでトッピングしたもの。


そして、このピザから丁寧に摘出した肉がこちら。


計量すると、ベーコン23g、パンチェッタ7g、粗挽きソーセージ22g、イタリアンソーセージ27gという結果。なんだかパンチェッタがクッソ少ない気がするが……まぁ、結果は結果だ。

上述の通り、これ等はハーフ向けの量なので、2倍したものがLサイズピザにおける、それぞれのトッピングの「通常の量」と考えて良いはず。ということで、今回購入したピザから算出される「通常の量」は以下の通り。また、この先重要になる6倍の数値を括弧内に記しておく。


ベーコン:46g(276g)
パンチェッタ:14g (84g)
粗挽きソーセージ:44g (264g)
イタリアンソーセージ:54g (324g)
合計:158g (948g)


・6倍なのか

それではいよいよ、メインとなる裏ドミノ新作にご登場いただこう。こちらが「4種のお肉まみれクワトロ」だ。なるほど、それぞれクオーター分とはいえ、かなりの肉の量である。


そして摘出した肉がこちら。


ちなみに、肉を摘出されたピザ本体はこちら。埋もれていた肉までも徹底的に掘り出され、すっかり荒れ果てている。せっかくなので、カルタゴピザとでも名付けようか。


これは後で食べるとして、さっそく摘出された肉を量っていく。


結果はベーコン53g、パンチェッタ48g、粗挽きソーセージ99g、イタリアンソーセージ71g。それぞれ4倍すれば、「まみれシリーズ」1枚分に相当する量になると思われる。

ということで、4倍した結果が以下の通り。また、括弧内には上で算出した「通常の量」を6倍した数値を記載。


ベーコン:212g(276g)
パンチェッタ:192g (84g)
粗挽きソーセージ:396g (264g)
イタリアンソーセージ:284g (324g)
合計:1084g (948g)


・結果は

ということで、この結果はいかがだろう。とりあえず、「通常の量」のためにオーダーしたプレーンピザにトッピングされていたパンチェッタの量は、かなり少なかったのだろう。まあ、そういうこともあるか。

それ以外ではベーコンとイタリアンソーセージがやや少なめだが、粗挽きソーセージ―は大幅にオーバー。このようにそれぞれの肉を個別に見ると微妙に評価し辛い結果だ。しかし「6倍」になるように努めている感は、わりとある気がする。

と言うのも、肉の量の合計がかなりイイ感じだからだ。「通常の量」を6倍した場合の肉の量の合計は948g。そして、実際に「4種のお肉まみれクワトロ」から抽出された肉の量の合計は1084g。

ドミノピザは、店舗までテイクアウトに行けば見ることができるように、お店にてスタッフの方が手作業で作っている。上振れ、下振れはあって当然だろう。948gも1084gも、同じ基準に沿って作ったピザ同士で十分発生し得る個体差の範疇(はんちゅう)だと思う。

ということで、今回の肉の量チェックにおいて、ドミノピザの「まみれシリーズ」はガチで約6倍になっていると結論付けたい。なお、後で肉を戻して食べたのだが、通常のLサイズと比較して、そのボリュームは圧倒的だった。ガーリックのやつとか、色々ヤバそう。

執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼摘出した肉を戻して食べたところ、さすがのボリューム。通常のLサイズなら1度で1枚半はイケる筆者だが、1枚食べきれなかった。


▼クーポン使ったらMより安かったので、Lにした。