某ヒット曲の歌詞に「大親友の彼女の連れ おいしいパスタ作ったお前 家庭的な女がタイプの俺 一目惚れ~♪」というのがある。パスタイコール家庭的という図式が長年、いまいち腑(ふ)に落ちなかったのだが、この度ひとつの結論を出した。

多分アレは、パスタ麺を打つところから始めたんだな。なるほどねー、記者もいっちょパスタ麺にチャレンジしてみるとしようか。幸いにも、手軽に麺を切断できるアイテムも入手したしでレッツクッキングー♪ 


・簡易版カッターを使って製麺していくぞ

パスタ麺を打つとなると、製麺機が必要……というイメージがあった。しかし先日ネットサーフィンをしていた際、麺用の簡易版カッターのようなものを発見。Amazonにて税込999円だった。


コロコロする粘着クリーナーのような形をしているのだが、コロコロ部分にカッターが付いていて等間隔に切れるようになっている。これは便利な予感がするぞ。

記者は以前にラーメンの麺を作ったことがあるが、パスタ麺の材料もラーメンに近いとどこかで聞いた。強力粉と卵とオリーブオイルがあれば大丈夫なハズだ、多分。とりあえず、やってみることにしよう。

【材料(2人分)】

強力粉:150g~200g
卵:1個
塩:ひとつまみ
オリーブオイル:大さじ2分の1~1
水:適量


【作り方】

1. 大きなボウルに強力粉を入れ、塩を振る。


2. 卵を溶いて1に少しずつ入れ、混ぜる。


3. 2にオリーブオイルを垂らし、程良くまとまるまで水を入れる。


4. ラップなどで包み1~2時間ほど寝かせる。


5. 4を打ち粉をしたまな板に広げ、麺棒で伸ばす。


6. ここでカッターの登場。5を上から下に引くようにして、カットする。

7. 完成! 


・気軽に作ることができるぞ

あとはたっぷりの湯で、麺を3分弱茹でて好みのソースに絡めればOKだ。まずは件(くだん)の手動パスタ切断機を使ってみた感想だが、うむ……慣れれば便利ではあるもコツが必要な気はする。


麺の硬さ、そして薄さがベストでなければ、スッとこの切断機を入れることができない。麺が柔すぎるとカットしづらいし、厚ければうどんのような食感になってしまう。

ちなみに記者は麺の伸ばしが足らず、うどんっぽくなってしまった。小さいまな板しか持っていないので、思い切り生地を広げられなかったのだ。まあ自分で食べるだけなので良しとしよう。


途中、これは包丁で切るのとさほど変わらないのでは? と思ってしまったことは、ここだけの秘密だが、ほぼ等間隔に切ることができる点はデカい。そしてうまく使いこなせば、素早くたくさん切ることもできる。

つまりは誰でも一発で簡単にできる……とまでは言えないが、便利なことは便利だ。そして回を重ねるごとに、よりウマく活用できるに違いない。何より製麺マシンを買うことを思えば、だいぶお手軽だ。

気になる味だが、麺の太さがそこそこ均一だからか舌触りが良い。切断機が思ったよりも良い働きをしていたのを食べてみて初めてわかった。なるほどな。


麺の太さを変えられない点が難点と言えばそうではあるものの、手打ちの場合はこのくらいがちょうど良いような気もする。記者はトマトソースに使ったのだが、しっかり麺に絡みついてバッチリだった。

なにより家でサッと手打ちパスタ麺を作ることができるなんて、ちょっとカッコ良いじゃないか。大親友の彼女の連れを家庭的と評する気持ちも、理解できるというものだ。

生地を寝かせる時間を除けば、トータル1時間もかからない。材料もスーパーで揃うものばかりだし、気軽にチャレンジするには最適だぞ。

参考リンク:Amazon パスタ切断機
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼手動パスタ切断機あれば便利かも? 

▼麺の硬さがベストでないと、少し使いづらい

▼しかしほぼ均等に切れるので、食べた時の舌触りが良い

▼ソースと絡みやすい太さ

▼自家製パスタ麺、お試しあれ~!