東京ならではの食べ物といえば、いろいろあるけど「もんじゃ焼き」も忘れてはならない。

生まれも育ちも東京な私(羽鳥)の家では、その昔、たま〜にもんじゃ焼きが夜食で出てきた。食べ方はその時に学び、作り方は近所のお好み焼き屋さんで教えてもらった。ウチは下町ではないけれど、もんじゃ焼きは普通に身近な存在だったのだ。

そんな私が今回開発したのが、フライパンで作る「“餅” めんたいオートミールもんじゃ」である。再現度は120%。つまり、本物を超えてしまっているのだ。その理由は後述する。

【用意するもの】

:350ml
オートミール:大さじ5(30g)
かつおだし(顆粒):小さじ1
ウスターソース:大さじ3

キャベツ:1パック(150g)みじんぎりにしとく
めんたいこ:1房
天かす:適量
小エビ:適量
きりいか:適量
:適量

※お餅は使いません


【下準備】


その1

オートミールはミキサーなどで粉末状にしておく。


その2

キャベツときりいかを包丁で細かくしておく。というのも、今回使うのはフライパン。鉄板の上でお好み焼きヘラを使ってガシャガシャと切断することができないため、あらかじめ細かくしておいた方が良い。


【作り方】


その1

ボールに粉末状にしたオートミール、顆粒のかつおだし、ウスターソース、水を入れて混ぜる。


その2

混ぜた汁に、具材をすべてのせる。


その3

フライパンに油をしいて、温かくなったら具材だけ炒める。


その4

円形の「土手」を作って、その中に「汁」を3分の1ほど入れる。


その5

中央の汁からブツブツと空気が出でくるまで待つ。


その6

空気が出てきたら、グワーッと全てを混ぜる。


その7

そしたらまた「その4」のように土手を作る。


その8

「その5〜7」をもう2回繰り返す。つまり、土手を3回作り、汁も3回で使い切る感じ。わかりやすく言うと “3回の土手” で作るような。分かりにくかったら、ノーカット制作風景インスタ動画があるので参照しよう。


その9

「3回の土手」が終わったら、最後にかき混ぜて完成〜! あとは小ベラを使って好きなように食べよう٩( ‘ω’ )و


で、冒頭でも書いたが、完成度は100%以上。東京の下町っ子に食べさせても、間違いなくオートミールで作られたもんじゃだとバレることはないだろう。これぞTHEもんじゃ。東京人が言うのだから間違いない。


・餅なしの餅めんたい

なお、もんじゃといえば「餅めんたい」や「餅めんたいチーズ」が王道であるが、あえて「餅」は入れなかった。せっかくダイエットも期待できるオートミール、餅を入れたら台無しになるからだ。


ところが!!!!!!!


完成した「めんたいもんじゃオートミール」は、なぜかお餅が入っているような食感&味……。ねばりに近い粘度があるというか。これが再現度120%たるゆえんであるが、本当にビックリするほど “餅入り” なのだ。

おそらくオートミールが「米化(お米っぽくする調理法)」に近いかたちで変化したためだと思われるのだが、下町っ子に「餅入りだよ」と言っても絶対バレないと思う。以上、カロリーが気になる お餅を入れなくとも、「“餅” めんたいもんじゃ」は作れる! そう、オートミールならね。


執筆:オートミーラー羽鳥(GO羽鳥)
Photo:RocketNews24
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