スマホを手に持つ時代は終わった。角度も向きも自由自在、スマホ操作も自由自在──という広告を見て「画期的だな」と思った私は、光の速さで『ハンズフリーマルチアングルスマホホルダー』をポチっていた。価格は1980円、高いのか安いのかは全然わからない。

商品が到着したのは2日後。段ボールを開封すると、まるでアップル製品のようなオーラを放つ箱が登場した。ちなみに同商品を購入したのはアップルストアではなく、奇抜な商品ばかりを取り扱うレアモノショップの「サンコー」だ。とにかく使ってみることにしよう。

iPhoneのような箱には『ハンズフリーマルチアングルスマホホルダー』が中央に描かれている。そして「xunmai」なる単語……ええっと「ゥンマイ」と読めばいいのだろうか。


一応、正確な情報を知るためにググってみたところ……スアンマイというベトナム人女性アーティストがヒットした。スアンマイは、2才で歌手デビューした天才少女で、これまで30枚以上のアルバムをリリース。ちなみに最も売れたアルバムは「サギの赤ちゃん」らしい。


スアンマイに夢中になってしまったため「xunmai」の意味は結局わからず。ま、別にいいか……ということで箱をオープン!


ほほう……商品のみか。まるでiPhoneだな。



まあ、たしかに説明書は必要ない。ホルダーにスマホを挟んで、ゴムバンドに腕を通して固定するだけ。この簡単装着こそが『ハンズフリーマルチアングルスマホホルダー』の特徴の1つだと思われる。


そして『ハンズフリーマルチアングルスマホホルダー』は名前のとおり、好みの角度を自由自在に調整できるようだ。


腕に巻いて、その時々の状況によってスマホを縦横斜めに微調整すればよし。たとえば仕事中はもちろん……


コップのお茶を飲む時も余裕。


行儀が悪いとキレられる可能性は高いが、食事中もスマホを操作可能。スマホを持たなくていいから楽……かもしれない。


歩きながらのスマホは危険だが、たまに立ち止まって地図を確認する時もあるだろう。雨の日なら傘をさしている腕にスマホを装着しておくことで、とてもカッコ良くMAPを確認できる。

なるほど。これがスマホから手を解放するアームバンドの実力か。さすがレアモノショップ「サンコー」の商品……リアルに使えるかどうかはさておき、その発想力には脱帽である


そして腕に装着するかどうかは別として、近い将来、スマホを手に持ち歩かなくなる時代はきっと来るだろう。


では最後に、スマホを手で持つ方が楽か、はたまた『ハンズフリーマルチアングルスマホホルダー』で腕に装着する方が楽か……真剣にジャッジを下したい。


栄えある勝者は……


手で持つ方が楽!


というわけで、結果的には大差で「手で持つ」の勝利だったが、ロボコップ的にカッコ良くスマホを装着したい方や、普通が嫌いな方には『ハンズフリーマルチアングルスマホホルダー』の方が向いているだろう。あと、箱がとにかくカッコイイのでこちらも好きな方はぜひ!


参考リンク:サンコー「ハンズフリーマルチアングルスマホホルダー」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.