ワークマンから発売されたアウトドアシューズが大人気である。2021年7月下旬に登場した「アーバンハイク」は軽くて動きやすい上に見た目もカッコイイ……と以前の記事で紹介したばかりだが、8月下旬には「フロストハイク」なる防水シューズが登場。

こちらアーバンハイク同様、デザインにも機能にも優れたワークマン渾身の一作らしく……雨天時のアウトドアレジャーで活躍すること間違いナシだという。で、実際に履いてみた感想は「雨でも雪でもバッチこい!」な有能シューズであった。詳しく紹介しよう。

・フロストハイク

フロストハイクの価格は1900円。アーバンハイクも1900円。いわゆるワークマン価格だ。リーズナブルでありながら機能性も抜群。「安かろう悪かろう」から「安かろう良かろう」へと時代は変化している。知り合いのモロッコ人も「日本は物価が安いね」と驚くほど。


さて、フロストハイクは「カーキ」と「チャコール」の2色展開。私はカーキを購入した。最大の特徴は、接地面から4センチの高さまで防水仕様となっていること。すなわち、少しくらいの水たまりなら余裕だ。アウトドアはもちろん、長靴の代わりにもなるだろう。


なんでも縫製部分を極力減らし、靴ヒモも省略した一体式のアッパーを採用。ベルトタイプで水や泥が入りにくいデザインとなっている。購入時「もしかしたら履きづらいかも」と思ったものの、いざ履いてみたらスグに慣れた。なんなら普通の長靴より履きやすいかもしれない。


そして、ワークマン独自の抗菌防臭中敷「DEOPUTインソール」が採用されている点にも注目。なんでもベビー用品や医療器具などにも使用されている米国マイクロバン社の抗菌防臭技術を使っているらしい。ストレスなく長時間履けるってこと。


では、実際にちょいハードな現場で履いてみると……


評判どおり、沢遊び程度ならまったく問題なし。浸水する気配はまったくない。さすが防水シューズ。泥をかき出す現場でも無敵の強さを発揮するだろう。ベルトでギュッと締めているから一体感もある。ただ、アーバンハイクと比べると重い。普通の長靴くらいの重さだろうか。


雨上がりならアーバンハイクの方が快適。雨にも負けないのがフロストハイク。どちらもハイキングの悪路でも安定して歩けるゴツゴツしたソールが頼もしい。安い長靴より力強い。雪道でも使えそう。


で、アーバンハイクの時もそうだったのだが、ワークマンの新商品は入荷したてのタイミングだと在庫不足で売り切れ入荷待ち状態になりやすい。うちの近所の店舗では、最近アーバンハイクが再入荷してズラリと並んでいたが、フロストハイクの在庫は少なかった。


早めにゲットするのが一番だが、在庫がなければ少しタイミングをずらして再入荷を待ってみてもいいかもしれない。夏遊びに向いてそうな商品名だが、季節に関係なく長靴の代わりに使うイメージ。雨の日の通勤通学にもOK。安くて使い勝手が良いから買って損はないだろう。

ちなみに各店舗の在庫状況は、ワークマンの商品ページで確認できる。サイズは24.5から28までだ。興味のある方はぜひチェックしてみてほしい。


参考リンク:ワークマン「防水シューズ フロストハイク」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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