2021年2月24日にアプリ『ウマ娘』がリリースされてから間もなく半年が経とうとしている。往年の名馬がTwitterのトレンドにちょいちょい上がってくるあたり、ウマ娘の人気は今もなお継続中。熱心なトレーナーさんが多いことを証明している。

私もトレーナーさんの端くれとして時間が許す限りウマ娘を愛でているのだが、ここにきてようやく気づいたことがあった。アプリゲームでは1周年はもちろん、半年で「ハーフアニバーサリー」なるお祝いが開催されることもしばしば。もしウマ娘で特別なガチャがあるならば、圧倒的なジュエル不足がそこにある。

・ケチなトレーナー

何を隠そう私はケチな無課金寄りのユーザーながら、意中のウマ娘は欲しいという強欲トレーナーさん。これまでウマ娘にお金を使ったのは……

リリースから約3ヶ月遅れで引いた「スタートダッシュガチャ」、そして……


水着のマルゼンスキーが欲しくて泣く泣く課金した「デイリージュエルパック(980円)」のみと自分でもビックリするケチっぷり。本音を言えば肘の高さまで札束を積みたいが、一度やってしまうと沼にハマる自分の未来が見えるから踏みとどまっているのが現状だ。

これまで新しいウマ娘が実装されるたびに泣けなしのジュエルで10連ガチャを回し、確率の壁に挑んできた私。しかし、心のどこかで「本気出せばジュエルを貯めることができる。そして記念で全部使う」と思っている自分もいた。そう、ドラクエウォークだと半年ガチャをやらずに耐えた実績がある(血迷って使ったけど)のだ。

・ジュエルが貯まらないウマ娘

それだけにどこかを目処にしてジュエル貯めモードへシフト。そのように予定していたのだが、現実は非情なものであった。なぜなら新しくガチャに登場するウマ娘といったら先ほどのマルゼンスキーをはじめ……

花嫁姿のマヤノトップガンに……


ナリタブライアンなどなど誰が来ても魅力的。さらに私にトドメを刺してきたのが……


先日プリティーダービーガチャに新しく登場したメイショウドトウの存在だ。いかんせん私はテイエムオペラオーが圧倒的な強さを誇っていた時のストライク世代。それすなわち、メイショウドトウの時代でもあり2001年の宝塚記念を思い出すと胸が熱くなる。

私はウマ娘に関してDD(複数推し)なタイプではあるのだが、メイショウドトウは頭1つ抜けて推したくなる存在。もしオペラオーがいなかったら……もし生まれた時代が違ったら……メイショウドトウにはそんなifの世界を描いてあげたくなる。それに加え……

あの悪魔的な口よ……!


メイショウドトウの記憶と “あの口” が私を課金させようとしてくるからどうしようもない。今はまだガチャ期限の8月20日まで時間があるため、唇を噛んで我慢しているが……って、ハッ!

もうこの時点で負けているのではないか。ていうか、思い返せば新しいウマ娘が実装されるたびに私の心は揺れ動いていた。元から競馬好きなのに、思い入れがないワケがない。ウマ娘でガチャを我慢してジュエルを貯めるのは……無理ー(むりー)なのだ。そのことに気づいた今、願いは1つ。


リアル競馬で特大馬券が的中しないかなぁ……。


『北斗の拳』の名言を借りるならば愛ゆえに人は苦しまねばならぬ。お金のことを一切考えずにガチャを回してみたいものである。

執筆:原田たかし
Photo:© 2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会、(C) Cygames, Inc.
ScreenShot:ウマ娘 プリティーダービー(iOS)

▼テイエムオペラオーVSメイショウドトウの勝負はこちらをどうぞ