どうもみなさん、こんにちは、こんばんは。ロケットニュース24のP.K.サンジュンです。梅雨が明けて急激に暑くなっていますが、みなさん溶けてませんか? むしろお腹がパンパンになるほど十分な水分補充を心がけましょう。

さて、もう間もなく「東京オリンピック」が開催されます。開催の是非、盛り上がりの有無などについてはここでは置いておき、今回は在日韓国人である私から「韓国選手団の横断幕問題」について一言申し上げたいと思います。

・単なる愚行

オリンピック本番に向け、数週間前から続々とアスリートたちが集結する首都・TOKYO。やれ「どこどこの代表が陽性」だのとコロナ関連のニュースばかりが目につきますが、この記事ではコロナについては1ミリたりとも触れません

私がお伝えしたいのは、韓国代表選手団の「横断幕問題」について。詳細は「韓国代表 横断幕」などでググっていただければと思いますが、要するに韓国代表選手団の選手村に「反日的意味合いの横断幕」が掲げられたようです。

しかも国際オリンピック委員会の要請で横断幕は撤去されたものの、今度は垂れ幕を掲げたというから開いた口が塞がりません。韓国に愛着は一切ないものの、在日韓国人として日本で生きる1人の人間として、顔から火が出る思いでした。

さらに言えば「放射能汚染」を理由に福島県産の食材を拒否しているとか。どんな些細なことでも「日韓ネタ」はボヤが起きるものですが、今回はガソリンをぶちまける……どころか、核施設にかめはめ波をぶっ放すレベルで燃料を投下しています。


いやいやいや。


・そんなに嫌いなのか?

あくまで私自身の経験に基づきますが「日本が大嫌い!」って韓国人はそんなにいないと思います。というか、私がソウルで日本語を使っていても「てめえ、日本人コラ」などと言われたことは1度もありません。

むしろ「日本から来たのか? 一杯おごるよ!」と言われ、飲みたくもない焼酎をご馳走された経験は何度かあります。ちなみにその際は「ウリヌンハナダー!(俺たちは一つだ)」の合図で延々と乾杯が続き、翌朝「勘弁してくれよ」となるのがデフォルトです。

まあ、それは厚意だからありがたく受け止めておきましょう。私が素っ気ない態度を取って「日本人(実際は韓国籍だけど)はイヤな感じだな」と思われたら忍びないですから。日本を愛する私なりの大人の対応です。

・横断幕問題について

話がそれました。韓国代表選手団の「横断幕問題」です。いやね、反日的な意味合いの横断幕を誰が掲げたのか、誰が掲げさせたのかは知りませんが、普通やる!? 首謀者は何を考え、そして何故周囲の人はその愚行を止められなかったのでしょうか?

いや、いいんですよ。組織の中や、選手の中に日本のことが大嫌いな人がいても。それは個々人の思想ですから、私に否定する権利はございません。でもここでやる!? わざわざ言う? 盛大にアピる!? 報道を聞いたときは理解不能すぎて言葉が出てきませんでした。

福島県産の食材がイヤならイヤでも別にいいですよ。だったらそっと福島県産の食材を避ければいいだけの話じゃないですか。わざわざ言う!? 盛大にアピる!? しかもオリンピックの舞台でぇぇぇぇぇえええええ!

・わざわざ言う?

今さら言うまでもありませんが、オリンピックってアスリートたちを通じて「人間の限界」を世界中の全員で共有するイベントです。要するに地球上の全人類が「人間ってすごいな」と再確認する人間賛歌的なイベントで、そこには国籍も人種も関係ありません。

もちろん国の威信がかかった側面もあるのでしょう。ただ、どんな結果になろうと最後はお互いに称え合って終われるのがスポーツのいいところですよね。そんなスポーツの世界に、ましてやオリンピックに政治を持ち込むことは許されません。

今回の愚行がどれだけの人に不快感を与えたのか? また、どれだけの日本人をイラっとさせたのか? そしてどれだけの韓国人が実際に喜んだのか? 5億年前から知っていましたが、改めて「バカな国だな」と再確認した次第です。アンド、非常にお恥ずかしい。

・大人の対応ができない

ちょっと話は逸れますが、国際問題、特に2国間の問題って極論すると解決できないんですよ。だって、それぞれの立場が違うんですから。国際司法裁判所がどんな結論を出そうとも、敗訴した側の国民感情まではケアできないんです。

仮にですよ? もし国際司法裁判所が「竹島は韓国の領土」ってジャッジしたらどう思います? 納得できないでしょ? 私自身は余裕で日本の領土だと思っていますが、要するに国際問題って解決できないものが多々あるんですよ。

ただ、それでも我々は「宇宙船地球号」の乗組員の1人です。やいやい文句をタレるばかりでは、それ以外の物事が円滑に進みません。だからみんな大人になるんです。大人の対応をするんです。


A国:「いや、その節は申し訳ありませんでした」

B国:「いえいえ、もう過ぎたことですから。時代ですよ、時代」

A国:「そうですか、そう言ってもらえると……でも本当にごめんなさい」

B国:「もういいんですよ、謝らなくて。これからは一緒に頑張りましょう」


これですよ、これ。これが大人の振る舞いであり、国際社会が目指すべき理想的な姿です。で、たぶん多くの国同士はこうやってるんだよなぁ……それなになぁ……韓国が日本にだけ群を抜いて出来ねえんだよなァァァァァアアアアアア!

・最後に一言

その理由について私なりに思うところはありますが、それを書き始めると25ページくらいになっちゃうのでやめておきましょう。まあ、シンプルに言うなら「馬鹿な国」ってところでしょうか。

個々人がバカとは言いませんが「馬鹿が堂々とのさばれる国」と申し上げておきましょう。まあ、日本にも同じような問題がありますけどね。

最後に私から、今回の横断幕を掲げた連中、発案者・賛同者・実行者、そしてそれを止められなかった全ての関係者に一言申し上げてこの記事を締めたいと思います。


グチャグチャになってしまえ。


──完──


参照元:朝日新聞デジタル
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.