発売してから売れに売れまくってマッハのスピードで一時休売となったアサヒの『生ジョッキ缶』。2021年6月15日より数量限定で販売が再開されたものの、すぐにご尊顔を拝めたのは前世で徳を積んだ人くらいなのではないか。

復活からおよそ1ヶ月、少しずつ供給されるようになってきたことで先日ようやく私もゲット! とりあえず3つ買った……ところまではよかったけど、すぐにまた売り切れていた。いったい次はいつ手に入るんだろう。

・生ジョッキを再利用

待ちに待った生ジョッキ缶だけに、そう思ったのは1缶を飲み干した後だった。後悔先に立たずとはこのことで、気がついたら私の生ジョッキライフは残り2。貴重な1缶がもう消えた……とも思ったが、やっちゃったものは仕方ない。

そんな時、私の脳内に降ってきたのは以前売り切れた際にネット上で見た言葉。──なんと嘘か誠か、生ジョッキ缶を再利用することで泡が復活するというものだった。

あ、あの泡が……


復活……する……だと!?


一瞬、興奮のるつぼに陥るもよくよく考えたら、あくまでネットの情報だ。フェイクかも分からない。なにせ正直に歩けばウソにあたるネットの世界である。でも、でも、でもでもでもでも……

ジョッキ缶がまだまだ品薄で生ジョッキ残りライフ2の今、ワンチャンあるなら可能性にかけてみたい。幸い、手元には空の生ジョッキ缶があるし、チャレンジしてみる価値はある(成功したらアサヒには悪いが)んじゃなかろうか。ということで!

(泡)立たぬなら、立たせてみよう、生ジョッキ。


衛生上オススメはできないが、空の生ジョッキ缶をキレイに洗って冷蔵庫で冷やす。そして中身がまったく一緒なスーパードライを買ってきて……

もし注いで泡がモリモリ出てきたら大勝利。それすなわち、生ジョッキが売り切れたとしても無問題(モーマンタイ)だということである! そして私のビール生活も安泰!!


・スーパードライを注いでみた

冷蔵庫から取り出した生ジョッキ缶(空)はキンッキンッに冷えてやがる。あとはここに……

スーパードライを注ぎ〜の……


あとはギュッと握れば……ホラッ!


あの時のように泡がモリモリと……


モリモリモリモリと……


出ないッ……!!


・増産を待とう

な、なんとなく分かってた……そんな甘い話なんてないと。泡立つトリックには真空状態とかそこらへんが影響するんじゃないかって。でも、望みがあるならばやってみたいと思うのが人の性。気持ちだけでも……

気持ち程度、泡が立ってくれただけでもいい……。ナンチャッテ生ジョッキ缶でもいいんだ。すぐに売り切れてしまう現状の中で、希望の光を見たことに価値がある。

まぁ、その希望の光はまるでビールの泡のごとくキレイに萎んでいったのだが、改めてアサヒの高い技術で生ジョッキが実現されていることを実感できた。今、私たちにできることは増産を待つだけ。そちらの方はモリモリ期待しているので今後に期待したい。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼内容量以外は一緒なんだけどなぁ