野球で例えるなら、とうとうホームランをかっ飛ばしてしまった。それも打った瞬間に確信して歩くレベルの超特大ホームランである。マジで過去最高の飛距離かもしれない。何の話かというと……キャンプ料理。シソの豚巻き串がバカみたいにうまかったのだ。

キャンプ前に「あとは焼くだけ」の状態にしておけば、現場でスグに食べられる串料理。しかも取り分けも簡単、最高におすすめなのでスグにでも試してもらいたい。さっそく作り方を紹介しよう。

・串料理にチャレンジ

「串打ち三年、焼き一生」と言われる焼き鳥の世界。一流の職人は美しく仕上がるよう肉に串を刺し、部位ごとに火加減等を調整するという。すなわち本来は熟練の技が求められるから “簡単” と言うのは失礼かもしれない……が、自分でパパッと焼いて食べるだけなら簡単だ。

今回も “簡単キャンプ飯の作り方” を発信している『兼業主夫のケン』さんの動画を見ながら作っていく。炭火でもグリルでもフライパンでもできるから、ぜひ真似してみてほしい。レシピは以下のとおりだ!


・シソの豚巻き串の作り方

【材料】
大葉:10枚
豚バラ肉:4枚(切れ端もあるといいかも)
塩:適量
酒:適量
竹串:3〜4本


【作り方】
その1:大葉を軽く洗って、茎を切り落とす。


その2:まな板にラップを敷いて、豚バラ肉を4枚並べる。もし隙間があるようなら、切れ端でカバーしておこう。


その3:豚バラ肉の上に大葉を並べる。隙間ができないようびっちり並べるのがポイントだ。


その4:豚バラ肉を押し付けながらくるくる巻く。

仕上がりに直結するから丁寧に巻くこと。


その5:ラップで包んで形を整えたら……

冷蔵庫で30分ほど冷やす。冷やしておくと包丁で切り分けやすくなるらしい。


その6:約30分後、ラップを外して1センチ幅に切り分ける。意外と難しい。力を入れ過ぎると、ぐに〜っとつぶれてしまう。


その7:串にシソ巻きを刺す。くずれないよう「巻き終わり」の部分を内向きにして刺すのがポイントだ。ここも力を入れ過ぎてしまうと、ぐに〜っとつぶれてしまうので要注意。

1串に2〜3個のシソ巻きを刺したら焼く準備は完了。なお、竹串はあらかじめ水に浸しておくと燃えないらしいぞ。とくに炭火で焼くなら覚えておくこと。


その8:串に酒と塩を振り、回しながらしっかり焼く。「油が垂れるくらい焼けたら裏返して塩を振ってください」とケンさん。

良い焼き色がついてから、仕上げに塩を振って……完成だ! お客さんに提供できるビジュアルではないが、くずれなかっただけでもOKとしよう。なぜなら……

最高に美味しそうだからァァアアア〜!


・完全にホームラン

──そして、食べた瞬間だった。口に入れて1秒もかからずにホームランを確信。味の初速がハンパじゃない。大葉(シソの葉)の爽やかな風味と豚バラ肉の脂が合わ去ることで、驚くほどの飛距離を生み出している。すなわち……クッッッソうめぇえええええ!

なんなら店で食べるより美味しく感じられる。焼き上がってスグ食べたからだろう。見た目はブサイクだけどな。ま、1人(キャンプなら身内)で楽しむ分には問題なし。

難しいのは、巻いた豚バラ肉を切り分けるところ。心配なら「もうちょい太く切り分けてもいいかもな〜」と思いました。とはいえ、おいしく食べる難易度は決して高くないので、機会があればぜひ試してみてほしい。


参考リンク:YouTube「兼業主夫ケンのキャンプ飯チャンネル」,used with permission.
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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