今年も早いもので半分を折り返した。今日から7月……と言ってもまだドンヨリした梅雨空だが、もうすぐ夏本番がやってくる。それすなわち、うなぎの季節。なんてったって土用の丑の日(今年は7月28日)がある!

これから7月下旬にかけて各地で「うな丼ラッシュ」が始まると思われるが、ココスでも「うなぎ祭り」が本日7月1日から28日までの期間限定で開催される。ほほぅ、それはナイスですね〜……って、そういえばファミレスのうな丼ってどんなものだろう?

・期間限定のうなぎ祭り

てなわけで、その疑問を実際に確かめてみたのが今回の話である。ココスのうなぎ祭りに参戦している「うな丼」をざっと紹介しておくと……

1枚(税込1089円)、2枚(1529円)、うなぎ一匹特上丼(1969円)、そして変化球でとろろ月見のうなぎ丼(1199円)の4種類。見ての通り、すべて1000円オーバーの4桁価格と他チェーンと比べたら決して安くはないお値段だ。


・一番イイやつをおくれやす

とはいえ、逆に考えればチェーンながら4桁はそれ相応のクオリティーである可能性が高い。せっかくだし、奮発して一番イイ「うなぎ一匹特上丼」を注文してみた。

なんでも、うなぎ一匹分に相当するうなぎ3枚が入っており、脇は山椒・小鉢・みそ汁が固めているとのことだが、届いた実物はというと……

ええやん!


ええやん! ええやん!!


チェーンでよくある うな丼とは少しばかり様子が違う。豪快にうなぎが盛り付けられているのはメニューだからだとしても、錦糸たまごの黄色や大葉の緑色がうな丼を彩っているタイプはあまりないような気がするのだ。美しい!


・推せる理由

まずはメニューに「ふっくらうなぎを心ゆくまで」と書かれていたうなぎ本体の味からチェックしていこう。一口食べてみると、フワッとした食感と同時に旨味が口の中に優しく広がっていく。

安い うなぎ だとパサパサしていて皮がゴムみたいな食感になるものだが、ココスのうなぎはフワフワしていて肉厚だからヒジョーによい。山椒を付けても卒なくウマいし、ちゃんとした うなぎを使っているのが伝わってくる。ただ、本番はここから!


ココスをワンランク上……チェーン店の中でも頭ひとつ抜けた存在へと押し上げていたのが……

うな丼を彩っていた錦糸たまご、スライスされた大葉、そして一面に敷きつめた海苔の三連コンボである。それでどう変わるの? そう思うかもだが、あるとないとでは大違い。味に変化があって締まるところが締まるし、飽きることなく食べ進められた。

ここだけの話、最初こそ2000円近くするのは高いかな〜とも思っていたが、これならスーパーとかでウナギを買ってDIYでうな丼を作るより断然ココスの方がウマいし手間もかからない。チェーン店の中でも上位のうな丼と言っていい。


・惜しいのは米だけ

唯一、気になったのはお米の柔らかさくらい。仕方ない部分があるし好みも人それぞれだが、タレ多めのうな丼だから米が硬めに炊いてあれば美味しさが増したのかなぁとも思った。

まぁ、そこまでファミレスに求めなさんなという話ではあるけど、もし米の硬さまで選べる仕様だったらパーフェクト。逆に言えばそれくらいしかツッコミどころがなかった。


・超お得なサービスあり

ちなみにうな丼はご飯を大盛り(66円)、みそ汁を とん汁に変更(88円)することもできる。そうそう、WEB予約でテイクアウト商品を注文したら20%オフとガッツリ安くなる(小鉢・みそ汁が付かず山椒のみとなるが)ので参考までに。

参考リンク:ココス
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.