今月6月はスシローの創業月である。そのためなのか、キャンペーン『超すし祭』がギアを上げていることは以前の記事でお伝えした通り。

正直、私(中澤)程度のスシラー(スシローが好きな人)では、このキャンペーンだけで満足なのだが、回転寿司マニアは言う。「キャンペーンが注目を集めている時こそ、裏で何かが動いている」と。

・マニアが感じ取った不自然さ

『超すし祭』第二弾に浮かれる私にそんな話をしてきたのは、回転寿司の魅力に憑りつかれて30年以上の会社員・鮮魚久良々(せんぎょくらら)さん。


鮮魚久良々「今回のキャンペーンは何か不自然なんです。『海鮮爆盛りマウンテン(税込み480円、都市型店舗500円)』なんて顕著ですが、こんなに爆盛りにする必要がどこにあるというのか? これは匂う! 匂うぞ!!」


──確かにいつもより派手ではありますね


鮮魚久良々「そう、誰もが注目するその派手さの裏で密かに、しかし、着実に動いているものがあります。まずはこれを見てください

・突きつけられた現実

そう言ってタッチパネルを操作する鮮魚久良々さん。マニアは一体何を伝えようとしているのか? いまいちその意図が分からないまま注文レーンに流れてきたのは……


塩〆いわし

鮮魚久良々「塩〆いわしは普通の〆いわしよりも大切りであるにもかかわらず、同じ2貫税抜き100円(都市型店舗は120円)。ハッキリ言って高コスパです。最近はメニューから消えていましたが……そんな塩〆いわしが夏のグランドメニューで復活してるんですよ!!」


──はあ……


鮮魚久良々「まだまだありますよ! 匠の一皿で登場し人気を博しすぎた『生たこ梅きゅう(税抜き150円、都市型店舗は170円)』も復活しています。梅果肉ときゅうりと生タコという普通の素材が、ここまでウマくなるのは組み合わせの妙と言えるでしょう」


──そうスね……。


鮮魚久良々「さらには、5月から継続している『あんこう天ぷらにぎり(税抜き100円、都市型店舗は120円)』も高コスパ。ふわっとした身がサクッと揚がっており塩で食べると抜群なんです


鮮魚久良々「さて、これだけ言えばもうお分かりですね?」


──? 何が


鮮魚久良々「『超すし祭』の裏で動いていたもの、それはグランドメニューだ!!!! スシローはこのメニューのコスパの良さを我々から隠したかったんだ!」


──……なんだってーーーーーー!!

と、一応驚いてはみたものの、言っている意味は1ミリも分からなかった。最近マンガ『MMR』に改めてハマっているという回転寿司マニア。たまに、何言ってるか分からないが良い人である。

というわけで、2021年6月の回転寿司マニアのスシローオススメネタは上記の3皿のようだ。なお、紹介したネタは店舗によって販売されていなかったりするかもしれないが、あったら是非食べてみてくれ。ウマイぞ!

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.