キャンプ料理といえば豪快な「焚き火料理」がメインではあるが、火を使わないレシピもマスターしておきたい。たとえば「火起こしを待っている間にサクッと食べられる簡単料理」ができたら最高にカッコイイ気がする。

てことで今回は、夏祭りなどでよく見かける「きゅうりの1本漬け」を作ることに決めた。こちら自宅でもキャンプでも “お祭り気分” が味わえるうえに、汗で失われた水分・塩分補給もできる優れモノらしい。しかも超絶簡単……って、最高かよ。さっそくレシピをご覧あれっ!

・お祭り気分

キャンプ料理のレパートリーを増やしたい私は、YouTubeで “簡単キャンプ飯の作りかた” を発信している『兼業主夫のケン』さんに先生になってもらい、ガチの初心者でも作れる簡単レシピを伝授してもらっている。おかげで料理そのものが趣味になりつつあるぞ。面白い。

今回ご紹介する「きゅうりの1本漬け」は、火を使わない簡単・安心レシピなので、火気厳禁の公園やピクニックに持参しても良いだろう。ま、ピクニックできゅうりの1本漬けを食べるのはかなりシュールだが、とにかくそれくらいお手軽ってこと。

夏祭りの延期や中止で落ち込む前に、確実にマスターしておくべし。せめて気分だけでも夏を感じたいからだ。

・きゅうりの1本漬けのレシピ

【材料】
きゅうり:3本(4本でも5本でもOK)
塩:小さじ2分の1
砂糖:大さじ1
鷹の爪:1本
昆布(出汁用):5センチ
水:150ml

【作り方】
その1:きゅうりのヘタを落として、ピーラーで間隔をあけて皮をむく。

皮をむくことにより、味がしみ込みやすくなるらしい。なるほどなるほど。

その2:塩(分量外)をもみ込み5分ほど置く。

5分後、きゅうりから出た水分をキッチンペーパーでしっかりとふき取って袋に入れる。

その3:鷹の爪のヘタを切り落としてタネを取り出し、小口切りにする。ちなみに小口切りとは「端から一定の幅で切ること」らしいぞ。

その4:きゅうりの入った袋に、塩・砂糖・鷹の爪・昆布・水を入れて、調味料を混ぜながらもみ込む。

その5:空気を抜いて封をして、2時間ほど冷蔵庫やクーラーボックスで冷やす。私は仕事の前に下準備をして5〜6時間放置してしまったが、味が深くしみ込む分にはいいだろう。なんなら、ひと晩置いてもいいみたいだぞ。

その6:きゅうりを袋から取り出して水気をふき取り……

串(割り箸でもOK)に刺したら完成だ!

串だから食べやすいってのが1番のポイント。キャンプやバーベキューで手が汚れていても気にしないで食べられる。

いざパクリと食べてみると……

……もう完全に夏祭りの味。うまい! 火起こし前でもビールで乾杯できる味だ。家で仕込んでキャンプに持っていけば、周りから「こいつ慣れてる」と思われるだろう。

夏祭りに行けない方も「きゅうりの1本漬け」さえ用意しておけば、自宅でもオフィスでも夏を感じられるはずだ。夏最高ォォオオオ!

キャンプ料理といえば、ワイルドな肉料理ばかり注目されがちだが、意外と「ひんやりできるキャンプ飯」も良い。夏祭り気分を味わいたい方はもちろん、キャンプで渋めに活躍したい方も覚えておくように! よしよし、だいぶ順調にレパートリーが増えているぞ!

参考リンク:YouTube「兼業主夫ケンのキャンプ飯チャンネル」,used with permission.
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼今回教えてもらったレシピ動画はこちらです!