ピーナッツ! ここ数号、壁ばっかり組み立てている「週刊デアゴスヌーピー」のお時間です。さあ、今日は一体どのボックスの壁を組み立てるのか? 張り切って壁を組み立てるぞー! しかしそこへ現れたのは、すっかり忘れていた “あの” 地獄の作業だった……。

詳しくは嫌でも後述するが、阿鼻叫喚のデアゴスティーニ内職とはまさにあのこと。事実、途中でその存在に気付いた私(あひるねこ)は思わず声を上げてしまったからな。もはやホラーの領域と言っても過言ではないだろう。覚悟せよ……!

・第15号の中身

今回のデアゴスティーニは中身からしてアクセル全開であった。なんかいつもより箱に厚みがあるなぁと思いながら開封してみると、中から出てきたのは……


奥壁!


右壁! 左壁!!


右外壁! 左外壁!!


後ろ壁!

・ナメとんか

おい、嘘やろ……! まさかの壁4連発である。いや、枚数的には6連発か。やけに大きな箱だとは思ったが、まさか中身がほぼ壁とは……。業者じゃん。もはや外装の施工業者じゃんこれ。そろそろ「壁ゴスティーニ」に改名しろと言いたい。

ところが! 続いて出てきたモノによって、そんな不満は一掃されることになる。カモン! フライング・エース!!

スヌーピーの数ある変装の一つ、第一次世界大戦を戦った撃墜王の登場だ。このフライング・エースの何がいいって、これまでのフィギュアと比べて明らかにサイズが大きいのである。やはりデカイは正義。デカイは可愛い。壁のことなどすべて忘れられる勢いだ。

・作業開始

さあさあ、テンションが上がってきたところで、さっそく組み立てていこう。まずは前号で保管しておいた雲のパーツを奥壁に差し込む。

それを同じく前号で組み立てた床板に差し込んで、瞬間接着剤で固定する。


左壁と右壁を取り付けて……


さらに後ろ壁も取り付ける。

あとは左右の外壁を組み合わせてネジを締め、フライング・エースを犬小屋の屋根の上に設置したら……


完成である!

・最高か

めっちゃいい……。ほぼ壁を差し込んだだけだが、どこから見ても最高の仕上がりだ。満足満足、大満足。さあ、今日はこれで終わろう……と思った、次の瞬間だった。ん? 箱の中から紙が……って、


ひィィィィ!!!!

・悪夢再び

何やら見覚えのあるシートだ。こ、これは……! 第10号で出てきた激エグ花と激エグ葉っぱ……!!

バ、バカな……。あの地獄の手作業が、阿鼻叫喚のデアゴスティーニ内職が再び始まるとでもいうのか……? こちらの動揺をよそに、デアゴスティーニはカッターを使って花と葉をシートから切り離すよう要求。いや、切り離すのはいいんだが……


小さすぎるだろこの花……!

・容赦なくミニ

小っさ! ほぼホコリやん!! 吹けば飛んでいきそうな超ミクロサイズっぷりは相変わらずで、特に3つある花のパーツなんていずれも全長約1~2ミリである。どんな花だよ! そもそもの疑問として、デアゴスティーニはなぜこんな馬鹿げたものを作ってしまったのか? 理解に苦しむ。

パーツをシートから切り離したら、前回と同じくピンセットを使って葉に花を貼っていく。もっとも大きな葉Aで全長約5ミリといったところだろうか。この葉Aと、同じくらいのサイズの葉Bまではまあ何とかなったのだが……

葉Cになると、小さすぎて自分でも何をやっているのかよく分からなくなるぞ。デアゴスティーニよ、教えてくれ。私はいま何をしているんだ? 何をさせられているんだ? 目の前にあるこの小さな紙は、本当に花なのか? ゴミではないのか……!?

・リアル神経衰弱

完成したら前号で保管しておいた植木鉢を用意し、内側にボンドを少し多めに流し込む。ボンドが乾き始めたら、ピンセットで3つの葉をバランスよく差していこう。前回もそうだったが、ここでミスったら終わりである。


(プルプルプルプル……)

尋常ではない緊張感に耐えた後、ボンドがしっかり乾いたら、植木鉢を第11号で組み立てた棚の上に固定して……


今日の内職、これで終わり……!

・瀕死

いろいろ言いたいことはあるのだが……力尽きて何も言葉が出てこないため、やや強引ながら本稿もこれにて終了としたい。しばらくは植木鉢や花瓶の類が出てこないことを切に、切に祈るぞ。ピーナッツ……。

参考リンク:デアゴスティーニ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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