つい先日、『丸亀うどん弁当』とかいうコスパの化身みたいな商品を発売してしまった丸亀製麺。その舌の根も乾かぬうちに、かなり反則チックな新メニューを発売するようだ。本日2021年4月20日より販売が始まる『豚キムチぶっかけうどん(並・税込690円)』である。

何となく嫌な予感がしたので調べてみたところ、やはり『あさりうどん』『鴨ねぎうどん』と同様、販売店舗は限られているらしい。残念ながら東京23区内ではほとんど取り扱いがないとのことだ。またかコラ! ブチギレたため、事前に開かれた試食会に乗り込んで一足早く食べてきたぞ。

・都内某店舗

『豚キムチぶっかけうどん』食わせろコラ!


──数分後


おお……分かってたけどお前これ。反則ギリギリというより、なんつーかお前……


ほぼアウトだろコラ!


・ほぼアウト

なにぶっかけうどんに豚キムチのせてんだコラ! んなもん新メニューとして間違いがなさすぎるだろコラ!! 豚肉とキムチとニラをにんにくダレで焼いたら、それは大体ウマいに決まってんだろコラ!



何回コラって言わせんだコラ!


・いい加減にしろコラ

かつて丸亀にこんな分かりやすくガツンとくる期間限定メニューがあっただろうか。繊細さなんてハナから放棄した極めて野郎度の高い火力全集中な一杯。これと比較したら、『あさりうどん』の上品さなどは皇族に等しい。こうも反則ギリギリなことを丸亀がやってええんかい。

ギリギリどころか、うどんに到達する前にまずご飯が欲しくなってしまう時点でほぼアウトと言えよう。一緒に『天丼用ごはん』を注文する輩たちの姿が見える、見えるぞ……。いやお前らうどん食えコラ! 「冷」か「温」か選べるんだぞコラ!!

・うどんとよく合う

個人的にはコシがある冷たい麺と、熱々の豚キムによる冷温自在のコンビネーションこそがこのメニューの真骨頂であると感じた。また、横に添えられた大容量のマヨネーズの存在も忘れてはならない。豚キムにはマヨネーズ。これは我々の世界では一般教養である。

豪快にマヨを絡めることでコクが加わり、ますますガッツリ度も増すというものだ。もはや豚キムをおかずにうどんを食うみたいな感じになっているが、丸亀製麺によればネギや天かす、七香七味をトッピングするとさらにウマくなるらしい。て、天かす!? さらに脂足すのかコラ!

どんだけカロリー積み重ねるんだと思いつつ、実際に試してみたらたしかにウマい。マヨネーズとは別のコクと香りが立ち上ってくる感じとでも言おうか。カロリー的にはだいぶ予算オーバーだが……まあいいでしょう! みんなも天かす入れてみろコラ!!

・反則

なので結論としては、『豚キムチぶっかけうどん』は大方の予想通りウマいという話になるんだけど、逆にどう間違ってもマズくなるワケがないという点においては「丸亀よ、やってくれたな……!」という気もしなくもない。いくらなんでも、こりゃ反則ってヤツでっせ。

6月初旬まで販売予定とのことなので、丸亀でガッツリドカンと食べたい人は試してみるといいだろう。ただし! 冒頭でも書いたように販売店舗は限られている。詳細は丸亀の公式サイト(PDF)をチェックだ。再度見てみたけど、やはり都内は……全然やってなかった。何でだコラ!!!

参考リンク:丸亀製麺
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.